浮　世

プッツン五味 撮影無視、取材拒否…

　「ＰＲＩＤＥ武士道１３」（５日・横浜アリーナ）、ライト級タイトルマッチを行う王者・五味隆典（２８）＝久我山ラスカルジム＝が不快感をあらわにした。４日、都内のホテルで計量と全員会見が行われ、五味は久々に公の前に登場。挑戦者のマーカス・アウレリオ（３３）＝ブラジル＝と対面しての２ショット写真撮影の際には、視線を大きく外し恒例の“メンチ合戦”を拒否。会見後の取材要求も避けて帰宅した。多くを語らないまま、五味が試練の初防衛戦に臨む。


ライト級タイトルマッチを行う王者・五味隆典（左）は挑戦者のマーカス・アウレリオと視線を合わせず＝東京・港区のホテル
　　　　　　　

　イラ立っていた。２ショット写真撮影の際に五味は、視界からアウレリオを消すように視線をずらした。会見で当然のようにその行為を問い詰められた。「まあ、あした試合するんだという気持ち。集中しています。ウン」。答えにならない答え。動揺を見透かされているかのようだった。

　ファン１５０人を集めての公開記者会見。１０・８の調印式以来、五味は久々に公の場に登場した。「横浜はデビューした土地。２年半ぶりに戻ってきて、少し大きくなって、強くなった姿を見せたい。チャンピオンとして防衛する姿を見せられれば。いい試合をします」。どこか歯切れの悪いセリフで、必勝宣言には程遠かった。

　初の防衛戦-。しかも一度敗れている相手。五味がいつもの五味でなかった。試合前に必ず行ってきた公開練習をドタキャンし、その後の会見要請もすべて拒否。この日も取材要請を断って足早に帰路に就いた。

　「一生懸命練習してきた。元気にやっているところを見せたい」。少ない質疑応答の中で、五味は言葉を選ぶように話した。視線を合わせなかったのか、合わせられなかったのか…。その答えはタイトルマッチの舞台で明らかになる。

　　　　

ん・・・五味　どうなんだ　怒りが抑えられないのか・・・　ピンチ


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