マコ（田中誠）が、ドイツ代表合宿中に左太ももを故障して離脱。ワールドカップ日本代表23名に選ばれて、ドイツまで行って。ところが練習中に怪我して、緊急帰国。マコの気持ちを考えると、正直、重い気分になります。天国から地獄といったところでしょうか。本人はぎりぎりまで我慢して治したかったようですが、ジーコ監督は100％使える選手が欲しいということで、代表離脱。怪我ばかりは仕方ないですね。田中は坪井の控えなので、その控えが故障していたのでは戦えません。田中の年齢から考えて、「次のワールドカップに」なんて言えないし。Jリーグでの活躍を祈ってます。

　マコに代わって呼ばれたのが、モニ（茂庭）。これは、ちょっとうれしい。マコが地味な印象があるのに対し、モニはキャラクター的におもしろい。出場機会がなくても、いるだけで雰囲気を明るくする力があるからね。「オレは本当に首の皮一枚での落選だったから。でも大物はそういうの乗り越えていくんだと思う。カズさんもそう、俊輔さんもそう。次はオレかな（笑）」なんて、笑えるコメントも言えるし。メディア的にもおいしい感じ。スタメン出なくてもいいから、笑いをとってくれ、モニ。

　それと駒野と同様に、アテネオリンピック世代というのもうれしい。今回の日本代表の年齢が高いだけに、例え控えであっても、ワールドカップを経験するというのは、大きな意味があると思います。それにしても、田中達也とか、村井とか、久保とか、田中誠とか、怪我でワールドカップに出場できなかった選手というのは、多いですねぇ。サッカーには怪我は付き物とは言うけれど、やはり「無事これ名馬」。怪我をしないに越したことはないです。

　気になる加地の怪我ですが、幸い、骨に異常はなく、右足首の捻挫とか。おそらく腫れているので、当分はアイシングでしょうね。マコのように緊急帰国にならなくて、よかった。とはいえ、ドイツ戦で駒野の評価が上がっているだけに、気が気でないかも。まずは、怪我の治療に専念して欲しいです。本戦まであとわずか。もうこれ以上、怪我人が出ないことを祈るばかりです。