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随筆の樺の木

随筆の樺の木

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2008.05.08
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カテゴリ:アニメ
「バイバイ・シェリル」というサブタイから、シェリルがギャラクシーに帰るとばかり思っていたのですが、まったくもって逆でした。
行ってしまったのはアルト君たちだった。
サブタイから推察できるのは、主人公はやっぱりアルトってことかもしれません。

「空がないから」フロンティアを好きになれないアルトはまったく土の匂いがしません(もやしっこ?)。自分の知る河森ヒーロー・ヒロインは少なからず、雑草みたいな生命力を宿している。
必死な強がりであそこまで登りつめ、そして戦争の発令により、規約通り元には戻れない身分に。
帰りたいというシェリルに、帰る場所すらも定まらないアルト。
パフォーマティブな演出で銀河に響くシェリルの歌と、日常の営為から紡がれる目の前にいる人へ響くランカの歌。

「河森はマクロスシリーズは真面目につくる」―バイトのO君談
とききましたが、確かに一定の礼儀をもってむしろ他人行儀ととれるぐらい距離のあるつくり方にゆるゆる氏などは「今までの河森作品とは異質」的なことを言ってます。

ぼくが感じるのは、富野が『∀』でした歴史に対しての解毒を、河森さんは『F』で演じてみるのかもしれないということです。
『∀』が「すべて」という意味を持つように、
黒歴史を寛大な精神を持って受け止めた『∀』。

『F』は言わずと知れたフロンティア。マクロスシリーズから遠く離れて。そんなことができるのだろうか。
対岸の火事が飛び火するのを恐れて、向う戦争など今まであっただろうか。

……ランカの「たん」ぶりがますます消えていってしまっているのは気のせいかな。少し心配だ。おおいにハツラツなハッスルさがまたみたいです。

特にランカファンを自称しだしたメガネ男女は怪しいことこの上ないです。
(よく考えたら、河森作品におけるメガネにはご用心らしい。)

家族の絆みたいなものが浮き彫りになってきたよね、血の繋がりにかかわらず、大切な人の安否を祈り続けている。
その意味でもすっぽり穴が空いたのはアルト。アルトは家の伝統から抜け出したいようだし。

でも、アルトが大切なもんが何かって考えると、やっぱり謎が深まる。







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Last updated  2008.05.09 03:04:43


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