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カテゴリ:スピリチュアルパワースポット
鈴虫寺からの続きです。 再び28号系統「大覚寺」行きのバスに載り 渡月橋を渡ります。 野宮神社前で下車。 だんだんと暑くなってきたので お茶やチョコが段々に重なったソフトクリームをペロリ。 嵯峨野の竹林を歩きます。 左手には天龍寺、少し先を右に曲がると野宮神社です。 とても珍しい黒い色をした鳥居が出迎えてくれます。 樹皮がついたままの黒木の鳥居は、 日本最古の原始的な鳥居の形式といわれています。 縁結びや子宝で有名な神社だけあって、 女性の姿が多いです。 正面には、3つのお社が並び立ちます。 野宮神社 本殿 ・ご祭神: 野宮大神(天照皇大神) 左側には、白峰弁財天・・・芸能上達 右側には、愛宕大神・・・鎮火勝運 さらにその右側には、2つの摂社があります。 子宝安産の白福稲荷大明神、 交通安全、財運向上の大山弁財天。 華やかな雰囲気のエネルギーの中、 ふと後ろを観るとなんとも清らかな静寂に包まれている一角があります。 じゅうたん苔 さして広くはない境内ですが、 ここだけ別世界のような不思議な空間です。 辺りには、とてもきれいなエネルギーが漂い 大好きなパワースポットとの1つとなりました。 そして、一番の賑わいを感じるのが 縁結びにご利益あるとされる野宮大黒天と亀石です。 良縁を願うたくさんの絵馬。 手前にある亀石を撫でながらお祈りすると 一年以内に願いが叶うとか。 野宮神社は、伊勢神宮や源氏物語とも縁の深い神社です。 その昔、野宮の地は伊勢神宮に向う前に斉王が 身を清めた場所とされます。 斉王とは、天皇に代わり巫女として 天皇がご崩御または譲位するまで神様にお仕えします。 斉王は、占いの吉凶により選ばれました。 亀の甲羅を火で焙りその様子から 未婚の内親王または、親王の娘の中から選ばれ 皇居内にて1年身を清めさらに野宮へ移り 伊勢に下る前のおよそ3年間、野宮の地で穢れを祓ったとされます。 野宮の地は、天皇の即位毎に決められ 野宮神社は平安時代の初め 嵯峨天皇の皇女である仁子内親王の時が最初とされています。 天皇の血脈を持つ華やかな皇女が 世俗から離れ一人寂しい気持ちもあったのでは・・・と、 つい思ってしまいます。 斎王制度は後醍醐天皇の時に南北朝の戦乱で廃絶しました。 源氏物語では、「賢木の巻」にて 光源氏が、斉王として伊勢に下る娘と一緒にいる六条の御息所との お別れの地として有名です。 凛とした空気が流れる野宮。 昔を偲ぶのにはぴったりの舞台のように感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月14日 18時15分59秒
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