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2019.12.11
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カテゴリ:コラム
「そろそろお迎えか」

タイトルは暗く映ろうが、私は一寸先はヤミであり、さらに「一寸先はヤミがいい」を長年信条とし続けて来た。

ごく簡単に言っても、我が人生はつまらぬ、取るに足らぬものだった。己れに生きる価値無しとも思って来た。
兄を1995年に亡くした時は家族、係累の中で私だけ、年来のPTSDの一種である嘔吐恐怖が出て、ものを食べられない無食欲地獄を味わった。

ここへ来てようやく自分のペースに乗り始めたと感じるようになり、そう感じたのは、去年退院以来、訪看さんに支援していただいているのと、もう一つドラム・レッスンにどうにかこうにか通い続けたことが、大きな原因になっていると痛感している。

いずれも、相手があることであり、これまた理屈抜きに、人様の力の大なることを素直に認めるようになった。
ゆえに、そろそろ何らかの原因で、あの世から呼ばれ引っ張られても、文句が言えぬ気がしているのだ。

最愛の兄は、昔の将兵たちがよく言った「いいヤツほど先に逝く」の典型である。
無駄に生きずに、短い人生時間を凝縮して、凡夫凡婦の何倍もの何事かを為した人間は、早ばやと「もはや生きるに値せじ」と悟ったかのように、さっさとこの世を去る。


懐かしい御殿場、冬の風景。愛犬も、そして最愛の兄も今は亡い。


外見(そとみ)には不治の病などの形を得て、病苦を哀れと思い知らせ、惜しい一生と思わせるが、いずれ誰しも死を迎える点で彼我の差異はないし、長生きしたあとのいわゆる自然死は、これまたつむじ曲がりの私の見方ながら、事故死などの即死に比して、人生最後で最大の窒息の苦痛をこらえるしかない最悪の死である。

医家どもはこれを否定するが、私とて何んの根拠もない思いつきだけで言うのではない。
私はこの世は多数決の暴力が大勢(たいせい)を決めるところだと思っている。
再三引用するが、「患者よガンと闘うな」というベストセラーで有名な、元慶応大学医学部専任講師の近藤誠氏も、私が注目した一人だ。

これだけの名門に学びながら大勢に異を唱えて、目下活躍している人なれば、一考に値する何かを持つとみて良かろう。
私の結論は近藤氏の見解に負うていて、ごく簡単だ。すなわち。
「早期発見、早期治療すればガンは治らず、その代わり早死にすることは出来る」。
医家どもも、少しは関心を向ければと思うが、医学部を目指して首尾よく医者になり、高収入に恵まれれば、それも無理だとわかる。
車はベンツクラス、国産でも高級車。家はハウスメーカーの見事なものが建とう。
たまたま出来た男の子は、千金積んでも医者にしたかろうし、するだろう。

医は仁術でなく、算術だ。いな、医は忍術だ。怪しい技を弄して、無知な庶民たちを死に追いやって恬として恥じぬ。
自然死についても同じだ。病死は、最期のときは眠るように逝くと平気でウソを言う。

ヌーランド氏の著書に「人間らしい死にかた」というベストセラーがある。
関心ある向きは、「ヌーランド 人間らしい死にかた」で検索されるとよい。
で、かかる結論を下手に言うと、医家、医療関係者は、「それでは自殺しろと言うのですか」と牙をむくから言わない。ここにこっそり書くだけだ。


哲学者にして、自らの生命を絶った須原一秀氏の著書。こういうものを掲載すると、すぐに自殺をとがめるヤカラがいるから、掲載したまでだと断っておく。本書中に、自然死の苦痛を説いたヌーランド氏のことが紹介してある。


話がそれた。軌道修正する。
私はここへ来て、何んとかみっともないながらも、生きて来て良かったと思えるようになった。
ただし、人生いいことばかりはないのが相場だ。私は不愉快なことへの耐性のない人間だ。

珍しく我が身に訪れた充実感が長く続くわけがないとも思っている。
この思いを味わい続けたままで生を終わりたい。
実は体はあちこちガタが来ている。私の年配なら誰でも大同小異。
ご飯がおいしい、外出が楽しみ、こんなワクワクする気持ちが続いているあいだに、何かの原因で死を悟り覚悟せねばならぬ時が訪れても是非もなしと、思うこのごろだ。おしまい。





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最終更新日  2023.01.21 13:10:52
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