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2010年01月11日
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カテゴリ:クラシック
 サントリーホール  19:00~
 舞台右横

 J.シュトラウスII世:「ジプシー男爵」序曲 / ワルツ「レモンの花咲く頃」/ エジプト行進曲
 ショパン:夜想曲 / 子犬のワルツ
 J.シュトラウスII世:ワルツ「ウィーン気質」/ ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳!」
          「ヴェネツィアの一夜」序曲 / ワルツ「ウィーンの森の物語」/ トリッチ・トラッチ・ポルカ
 ランナー:マリアのワルツ
 レハール:「メリー・ウィドウ」~ "唇は黙していても" ワルツメドレー / "女の研究は難しい"
 <アンコール>
 J.シュトラウスII世:ポルカ「狩り」/ ワルツ「美しく青きドナウ」
 J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲

 ウィーン・リング・アンサンブル
  ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル、エクハルト・ザイフェルト
  ヴィオラ:ハインリヒ・コル
  チェロ:ゲアハルト・イーベラー
  コントラバス:アロイス・ボッシュ
  フルート:ヴォルフガング・シュルツ
  クラリネット:ペーター・シュミードル、ヨハン・ヒントラー
  ホルン:ギュンター・ヘーグナー

 ウィーン・フィルの名手によって構成された小アンサンブルによるウィンナ・ワルツ、という触れ込み。この日まで休みだったので、ついふらふらと......

 確かに、紛う方なきウィーン・フィルのメンバーであります。それは確かなんだけど、贅沢(いやホントに贅沢だけど)をいうなら、やっぱり、こういうものってある程度編成が大きい方がいいのでは........ 上手いですよ。物凄くスムーズに「こうだな」というところに来るんだけど、やっぱり、こういうものって、ある程度編成が大きい方が、ハーモニーとして聞いて楽しいな、という気がするのです。
 美味しいもののエッセンスを味わってるというか、もうちょっと無駄な所があるともっと贅沢なのに~、というか..........

 .............贅沢ですね。ハイ。
 ただ、やっぱりこのくらいの編成になると、もう室内楽に近い世界なので、オーケストラで聞くのとはちょっと違ってしまいます。ちょっと違う楽しみ方になるでしょうか。曲によっては随分印象が変わってくる感じです。「ジプシー男爵」序曲とか、流石にちょっと厚みがなぁ.....という気がします。一方、「ウィーンの森の物語」や「美しく青きドナウ」なんかは、却ってその落差から、新しい聞こえ方をして、それが面白かったり。

 ショパンの2曲は、まぁ、メモリアル・イヤーだから、というのはあるんでしょうが、どうなんだ......別に他のものを聞いてもよかったんじゃないかなと思ったりしなくもなかったような。

 音は確かにいいです。ただ、これをもって「ウィーン・フィルの音」みたいに言うのはやっぱり違うんだろうな、という気が。あれはやっぱりオーケストラとしての音なんであって、これは違うものだなぁ....と思うのです。
 後半に行くに従って、段々演奏者の方もくだけてきて、じゃれ合ったりしながら演奏するのも御愛嬌。
 最後はお約束のラデツキー行進曲ですが、しかし、叩きもの無しでこれやっちゃうのもなんというか.....(苦笑)

 まぁ、気分は出ますね(笑)面白かったです。






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最終更新日  2010年01月11日 23時17分04秒
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