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テーマ:今日行ったコンサート(1209)
カテゴリ:クラシック
NHKホール 15:00~
3階最後方 マーラー:交響曲第9番 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット バタバタしていて、1週間経ってしまいました。 ブロムシュテットは、去年の秋にチェコ?フィル来日に帯同し、年齢を感じさせないダイナミックな演奏を聞かせてくれました。いや、ホントはあんまり好きなタイプの演奏ではなかったんだけど、間違いなく良かった。 あれから半年、N響で振るというので、ちょっと楽しみにしていました。 流石に満席状態。もともと、それほど凄い指揮者という扱いではなかったと思うのだけど、この数年でしょうか、急に評価が上がった感じです。プレヴィンもそうだけど、サヴァリッシュが来ないとなって評価が上がったような気がするのはうがち過ぎでしょうか。 マーラーの9番のみ、休憩無し一本勝負というプログラム。重量級の曲ですから文句はありません。この所ワーグナーで散々ケツの痛い思いをさせられたので、それほど辛くもないし。 演奏は、まぁ、良かったと言うべきだと思います。ただ、やはりこの間の、同じくN響のパルジファル同様、不満が残るんですよね。 ブロムシュテットの指揮に不満はありません。マーラーの9番はそれほど沢山聞いている訳ではないから、あまり偉そうなことは言えないけれど、演奏の持って行き方は良かったと思います。 演奏自体もそれほど悪くない。一部「あれ?」という感じの、あれは乱れたのだと思うのだけど、そういう部分もあったけれど、それはいい。 ただ、どうも、響きが物足りない気がするのですね。響きそのものとかの問題ではなくて、こう響かせてやろう、こういう風に厚みを持たせてやろう、という意思みたいなものが感じられないような気がするのです。決して気を抜いている訳では無いとは思うんだけど、音楽を研ぐことには注力したんだけれど、そちらに注力し過ぎて、何か疎かになってる部分があるんじゃないだろうか.....という感じでしょうか。 確かにN響は上手いとは思うんですけどね。ただ、オーケストラというものは、もっとダイナミズムの伴ったもののような気がするのです。音楽としてのデュナミークとはまたちょっと違う話で。音がでかいとか力強いとか言うこととも似て非なるもの、そういう面が、N響に限らずですが、弱いんじゃないかなぁ、という気はするのです。 と言いつつ今日も行く予定なんですけどね..... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月17日 08時04分18秒
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