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テーマ:今日行ったコンサート(1209)
カテゴリ:クラシック
すみだトリフォニーホール 15:00~
3階右手 ベートーヴェン:交響曲第8番 / 第9番「合唱」 ソプラノ:リーサ・ラーション アルト:ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ テノール:ベンジャミン・ヒューレット バリトン:ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン 栗友会合唱団 新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:フランス・ブリュッヘン 先週聞いた新日フィルの「ベートーヴェン・プロジェクト」の最終日。そうは言っても、今日と同じプログラムで、来週サントリー定期をやって、来週末にはトリフォニー定期でバッハの「ロ短調ミサ」やるんですけどね。ええ、来週末のロ短調ミサは両方行くつもりなんですけどね。 全体的に、従前通り集中力のある演奏で良かったけれど、敢えて言えば、良かったのは8番の方かなと。 前回感じた「何をやりたいのか、オケの意志が感じられない」というので言えば、やっぱり「何をどうして行きたいのか」というのは、やっぱりよく分からなかった。でも、少なくとも、今この演奏をしていることが面白いんだ、という感じはあったような気がします。上手い下手というのとは違う話で、しかも主観的な話で申し訳ないのだけれど、その演奏でどういう音楽だと考えているかは分からないけれど、いや、僕達これ演奏してて楽しいんです、という感じなのかな、と思ったのです。その面に於いては、音楽としてまとまっていたんじゃないかな、と。身も蓋もないことを言えば、慣れて来たんですかね。 終楽章、対位法的に書かれてる所があったかと思うのだけれど、あそこの処理が上手く行かなかったように思う。それ以外はなんとはなしに前回以上に納得感のある演奏だったと思います。 第9は流石に聞いた回数が半端ではないので、と言いつつこの間の年末は結局聞かずじまいだったのだけど、ブリュッヘンの仕込みが色々見えて面白かったです。ブリュッヘンの指揮は、予想通り、過剰な慣習的なテンポの揺らしなどを排したのであろうと思われるもの。(楽譜見ながら追っ掛けてたわけではないので...)ほぼ予想通り面白かったです。こうやって演奏されると、普段、というか、毎年末に聞ける日本のオケの第9というのが、実は一種の演歌みたいなもんなのかな、と思えてきます。まぁ、欧州で第9を聞いたこともあるけど、その時も、そこまでとは言わずとも、合唱のトゥッティの前のリタルダントとか、ちゃんと掛けてましたから、やはりブリュッヘンが、ってことだと思うんですけどね。 最終楽章、独唱陣の出し方はちょっとどきどきしましたです。超ヴェテランのウィルソン=ジョンソン、役者ですなぁ..... にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月20日 00時47分54秒
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