今日の神戸での瞑想グループは、問題を粘土で形作って、それになって体を動かしながら声を出した。粘土にして、外に表すことによって、問題から距離をもてたので、それに成ってそのエネルギーを感じて、その声を表現することも、たやすくなった。
その声を、パソコンで録音して、サウンドレゾナンスで分析した。するとその問題が、レゾナンスボディ(共鳴身体)のなかで、どんなトーン(音)として現れているのか、つまりどんな振動なのか、ということはどのチャクラと関係しているのか、ということが色で、画像として現れる。
そこから、ある人にとっては、例えば、子供時代のトラウマと関係していると考えていた問題が、実は第七チャクラの、もっと形而上学的な優越感や超越感であるということがわかったり、将来への不安が、第六チャクラのスピリチュアルなコントロールの問題から生まれていることがわかったりして、なかなかおもしろかった。
さらにその問題の声のトーンを、音程の形而上学の理論に従って、それぞれにとって、どのトーンを出せば、感情的な応答が起こり、どのトーンを出せば、ヒーリングされるのかを実験した。
例えば、C(赤)という生存の問題に関するトーンの声を出していた人は、E(イエロー)のトーンを出すように、太陽神経層から火の要素をもって、熱狂的に声を出してみた。これは、第3音程:3度 だから、感情的な応答が引き起こされる。実際にみんな急に熱くなって、より深い感情に出会ったようだ。
次に、やはり例えば、C(赤)の人が、第6音程:6度 として、A(ロイヤル ブルー)の声を、上喉、第三の目、頭頂から、エーテル的に高い音で出す。さらにCDからもサポートになるように、Aの音の音楽をかける。これは問題の音を抱擁するような効果があった。つまり、それぞれが、自分の問題を包み込むような安心感を持てた。
初の試みだったが、なかなかの効果だった。われわれの問題と感じているエネルギーも、振動している。としたら、その振動数は、色や音の理論と同じように数学的な法則に基づいている。僕の、マインドというものの一番好きな日本語訳は「心のは計らい」だが、心の働き、精神作用全般は、振動しているエネルギー現象として、数値化したり、測ったり、法則化したりできるようなものかもしれない、という実験だった。
われわれの心も体もエネルギーだとして、もっと時代が進んで、悩み事があったら、その悩みの振動数を癒す振動数が出る機械仕掛けの部屋に入って、その部屋でしばらく過ごしたら、すっかり悩みはなくなる、なんてふうな未来が、いずれ来るのではないか、と思う。例えば僕は、筋肉反射テストは機械がするようになったら、もっと正確なものになるのではないか、と思っている。それでも意識に関する科学というものは、さらに発展していくだろうし、東洋の瞑想の伝統がまだまだ発掘される必要があるだろうが、マインド(というエネルギー)を扱うセラピーは、マインド(エネルギー)の法則を研究することによっても、もっと進化するだろう。そのひとつの可能性として、サウンドレゾナンスもある。
公式のホームページには、音程の形而上学など、非常に興味深い情報が満載しているので、紹介したい。
僕のもうひとつのホームページMYSTIC UNIONも紹介を書いた。
チャクラとの関係もあるが、その音楽がどんなふうな精神の次元を表すかは、トーンとトーンのインターバルも関係しているということがわかる。ジョン・ケージなどの現代音楽はこのインターバルが鍵なのではないかと思う。
例えば、ベートーベンの音楽は、第7音程:7度を多用していて、それは、緊張、不協和を生み出す音程だが、この音程が外向的であるため、この緊張は探求のエネルギーを生み出し、憧れを生み出し、オクターブの中でその解決を見出そうとするらしく、当時の人にとっては本当に聞きずらい音だったそうだ。
さらにサウンドレゾナンスからの12音階における音符のエネルギーと、僕の理解によるチャクラのマップを左ページに、新しく作った。