タイムライン

読書は元来好きなほうで、しかもどちらかというと文学的なものが好き。
一昨年は「朗読者」と出会えたことが、最大の収穫でした。

そんな私もジェリー関連でなければ、恐らく出会うことがなかった小説「炎の門」
去年の読書ベストワンは、文句なしにこれです。

初めて読んでいるときから、これは夫に、いま読んでもらわなきゃ！と感じて、折につけ小出しに薦めていました。
でも、夫にすれば所詮ジェリーがらみの話・・・と、鷹をくくっていたようす。

でも、私は知っている！
去年の秋のあの日から、これはあなたの心を揺さぶると。。


丁度この作者が「バガー・ヴァンスの伝説」の原作者であることを知り、ゴルフ好きの夫にはまずこれから薦めてみました。
これも素晴らしかったのですが、案の定、夫はコロリと嵌ってしまいました。

そして勿体つけながら、同じ作者であることを、控えめに強調
恥ずかしいというので、掛けてあったジェリーのブック・カバーは外し、以前愛用していた布製の手触りの良いカバーを掛け、「次の東京行きの時に読む？」と預けておきました。


さて、この数日、やたらと私に声を掛けたそうな夫。
実は私の東京行きの前日に東京から帰宅した夫は、もうすっかり「炎の門」だったのです。
昨日の夕食時、向かい合わせに座りながら、私が話題にするまでもなく、何度「素晴らしい」という言葉を聞いたことか。

読み進むのが勿体無い
読み終えたくない
一度に読めず、時々閉じて表紙のレオニダスを眺める
通勤電車では途中で読めなくなって、会社の自室でそっと開く

などなど
やはり夫の感性にも深く食い込んだようです。

「この本、欲しいな！持っていたい。」

今まで何冊も夫に貸したけれど、こんなことを言ったのはこれが初めて。
夫の言葉を聞きながら、私も改めてその素晴らしさと感動が甦りました。

今朝、早速密林さんでポチッ。
本好きの夫に、おこがましくも私が初めてプレゼントするのは、我が家で３冊目の「炎の門」。
なんとも誇らしい気分ですね♪


☆小説「炎の門」
楽天ではもう売り切れですが、まだ密林にはありました。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167218720/
（先頭に半角小文字で　h　を付け加えてくださいませ。）

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