忘却と記憶とお年寄りの力を組み合わせると。
28日の河北朝刊1面の河北春秋から。「忘れることはいけないことだ。誰もがそう決めてかかる。けれど、忘却は記憶と同じくらい大切な心の働きだ」と説くのは、「忘却の整理学」の言語学者の外山滋比古さん。
「忘却と記憶は呼吸のようなもの吐き出すことで、新しい記憶が吸い込める」とのこと。かつて辻仁成も「忘れないと脳ミソが爆発する」と書いていて、ちょうど人もパソコンのハードディスクのようなもの。容量がいっぱいだとフリーズして動かなくなることと同じだなぁ、とイメージしたものです。
ネット上に、思い出を記憶できる銀行「記憶の銀行」というものがあるそうな。子や孫がお年寄りにインタビューし映像にする。そのプロセスが世代間コミュニケーションを育む機会になるとしています。これ、大賛成なんです。
実は、最近「地域の子どもとお年寄りが遊ぶプロジェクト」が作れないものかと企んでいます。
コミュニケーションがうまい若者の環境をリサーチしたら、「家におじいちゃんやおばあちゃんがいた」ということがなんとなく多いことがわかりました。
核家族、共働き家庭はなかなか変えられない。反面、独居老人も増えている。安心安全な確認をした上で、こうした世代をつないで遊んでもらう仕組みづくりこそが必要だと感じています。
さてさて、いかがですかね?五橋養堂の動画班もそちらの方で仕掛けていきたいものです。誰か賛同し、参加してもらえる方、いないかなぁ。