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カテゴリ:科学談義
高価なワインはおいしく感じる? 米研究(CNNニュース)
High Prices Just Feel Good(ScienceNOW Daily News) PNAS(米国アカデミー紀要)オンライン版に掲載された論文の話が話題。被験者20人に、5杯のワインを飲んでもらう。ただし、実際は3種類でいずれもカベルネソーヴィニョンだが、もともとは$5, $35, $90のもの。それらに加え、$5のものに$45だと嘘のラベルを貼ったもの、$90にも関わらず$10と嘘のラベルを貼ったものを加えて、5種類を飲み比べてもらう。 その結果、ワインの味よりも値段が高いとされているものほど評価が高かった。さらに、快感を感じる指標とされる内側眼窩前頭皮質の活性をfMRIという機械で測定すると、高いものほどありがたかって、飲んだときにもおいしく感じているということが示唆された。 これは薬のプラセボ効果と似たような現象で、どんな安物でも高いものと思い込んで飲んだ方がおいしいと感じてしまうということ。逆にどんな高いワインでも安いと騙されて飲むと、評価が下がる訳だ。これって、化粧品あたりにも当てはまりそうですね。 ただし、今回の20名の被験者は、値段をマスクして飲んだ場合、$5のワインに高評価を与えたというコメントもついているので、値段に引きずられるのは初心者の場合に限られるかもしれない。ソムリエで同じことをやってみたら面白そう。 今回、ニュースサイトから文章を読み取りましたが、原文はこちらから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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