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カテゴリ:環境問題
チーム-6%
1人、1日、1kgCO2削減チャレンジ宣言 1990年比で-6%というが、現実には8%増えてしまっているのである。 つまりチーム-6%ではなくて-14%が正しいのである。 というのはひとまず置いておくとして、本論は、 「ちまちま対策したところで、クールビズを呼びかけたところで、かんたんエコライフといったところで、目標達成は絶対に出来ない」ということなのである。 一人1日1kgCO2削減のチャレンジ宣言を見てどう思うだろう。 誰でも出来る程度のチャレンジは軒並み数グラムから多くても数十グラム、数百グラム減らせるチャレンジはどれもそれなりの投資が必要なのである。 例えばエアコンや冷蔵庫を省エネタイプに買い換えるにしても、既に最近の機種を買っている人には意味が無く、むしろ大事に古い機種を使っているのは高齢者が多いだろう。 自動車の使い方に関しても、普段自動車を使っていない人所有していない人には全く関係が無い。そもそもアイドリングを止めましょうというならば、なぜ自動車メーカーにアイドリングストップ機能と電動エアコンを標準搭載させないのだ? 後は太陽光発電設備の設置や給湯器の交換くらいだが、こんなことは容易に出来るものではあるまい。 風呂の湯で身体を洗うにしても、湯が減れば沸かしなおさねばならない。一人家庭ならば別だが、家族分沸かしなおす分のエネルギー消費は計算に入っているのか。 誰もが意識的にできることと言えば、精々エアコンの温度を調節すること、水の使い方に気をつけること、無駄な包装やレジ袋を極力貰わないこと、くらいのものであろう。 そしてこの程度心がけたところで、1日1kgなど到底達成できない。 ところが問題は、これをすることで「CO2削減に貢献した」と満足してしまうおそれがあるということなのだ。 ちまちま積み重ねたCO2削減などドライブ一回で吹っ飛んでしまうのであって、ドライブが趣味という人ならば、ハイブリッドカーを買うのが最良のCO2削減手段であるということなのである。 つまるところ、CO2を本気で削減したければ産業構造そのものにメスを入れるしかない。 産業部門のエネルギー削減は事業所ごとの年次目標もありかなり進んでいる。 1990年当時と比べても経済規模がかなり大きくなっているのに、CO2排出量は殆ど増えていないことからもいかに努力してきたかが分かるというもの。 GDPが1990年次に比べ現在は100兆円近く増加している。増加率はおよそ20%である。 それに対しCO2増加率は+8%に抑えられているのだから優秀なものだろう。 ここから減らせとなれば、それこそあしたのジョーよろしく骨身を削る他無い。 私はまあ、不可能じゃないかと思っているのだが。 余談 ふと気付いたのだが、楽天ブログの管理画面はどうにかならんのだろうか。 もっと整理して軽くすればこれもまた環境に貢献するはずなのだが。 わざわざ重くしてユーザーをMSとインテルに貢がせるのが目的なのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.27 17:45:16
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