全て
| カテゴリ未分類
| 環境
| 食・栄養
| 運動
| 睡眠・休養
| サプリメント
| 水
| 病気・医療関連
| 健康増進・遅老延寿・若返り
| その他
| タバコ
| 仕事・経済
| 肥満・ダイエット
| 介護・福祉
| 教育
| 政治
| 美容
| 日本再構築
| 災害
| アルコール
テーマ:日々の食事を見直そう!(631)
カテゴリ:食・栄養
親しくさせていただいている杏林大学保健学部臨床内科の柳澤厚生教授は、文部科学省から5億円の予算をもらって若者を中心として食の研究をされており、概要がまとまったと1月29日(土)午後、関係者が集まってお聴きする機会があり、参加しました。
国への提言の前に聴くことができてラッキーでした。国がどう活かすかも注目していきたいと思います。 また、28日にサプリ&機能性食品2005を見に行きましたが、日本で初めてビタミン外来を創設された稲毛病院佐藤務先生の「サプリメントの学問的位置付け」と題した講演もお聴きしましたので要点をまとめました。 世界に誇る長寿食を捨てた愚かな国民から長寿食を取り戻した賢い国民になりましょう。 ヒトは食物から造られる以外の何者でもはない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) ◆食の提言(杏林大学学術フロンティア研究グループ)の要約 『あなたのからだはあなたが食べているものから作られます』 デンマークの子供向けポスター標語より 多くの日本人が誤った現代の食生活環境により心身を蝕まれている。特にビタミン・ミネラル不足、加工油やオメガ6系脂肪酸の無摂生な過剰摂取、オメガ3系脂肪酸不足は現代人の「切れる」「不安」「いらつき」などを引き起こし、身体の正常な自律神経バランスを崩している。国はこのような食生活環境から国民を守るために直ちに政策行動を起こすように提言する。また、国民は家族と自分の健康を守る健全な食の実践を提言する。 ◆◆◆国への政策の提言◆◆◆ 「提言1」 栄養価の高い野菜・穀物の流通の促進 「提言2」 加工油脂の使用制限とトランス型脂肪酸含有量の表示 「提言3」 自律神経バランスを整えるオメガ3系脂肪酸摂取の推奨 「提言4」 学校教育における食の教育と実践 ◆◆◆健全な食の提言◆◆◆ 「提言1」 主食は玄米や全粉パン 「提言2」 副菜は旬の新鮮な有機野菜と魚 「提言3」 自然な油を食す 「提言4」 水はミネラルウォーターか、十分浄水された水を飲む 「提言5」 命をいただくことに感謝して心静かに食す あなたの身体は食べているものから創られていることを忘れないでください。 ◆サプリメントの学問的位置付け(稲毛病院佐藤務先生講演)の要約 安易にサプリメントを否定して患者の健康になる権利を奪ったり、西洋医学を否定し、サプリメントなどで安易に補完療法だけを推奨して患者の治療を受ける権利を奪う医療者は淘汰されていく。 ▼予防医学の限界 西洋医学は治療に偏重していて予防という概念がない 従来の予防医学:リスク・リダクション(健康に悪いことを取り除く) → 病気予防はできなかった 21世紀の予防医学:ヘルス・プロモーション=健康によいことを加えていく サプリメントが重要な役割を担う ▼ビタミン外来を創設した経過 ヒザが悪い人 → 痛いから動かない&食べる → 肥満 → さらにヒザが悪化する悪循環 漢方肥満外来を創った 3割:やせる 3割:少しやせる 4割:やせない 管理栄養士と相談して代謝促進するやせる栄養素を多く含む食品を摂らせた → 全員がふとった カロリーがなくて栄養素の摂れるサプリメントを処方 5割:よい結果 5割:満足度が低い ベースの食生活改善、エクササイズを取り入れてのサプリメント処方にたどり着き、実践 7年間で、6~99歳の約3000人に処方してきた ▼現代食の問題点がわかった 1.食のアンバランス 20世紀までは、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素のアンバランス 21世紀は、3大栄養素のバランスを壊す脂肪の過剰摂取と微量栄養素(ビタミン・ミネラル)の失調による代謝アンバランス → サプリメントを活用しないと解決できない、不可能 サプリメントを活用しないと健康に生きていけない時代になった 1906年、マウスの実験でカロリーだけでは動くことができずに死ぬことがわかって、ビタミンが発見されていく 肥満細胞は5倍まで大きくなれる 肥満したり、痩せ過ぎたりすると肥満細胞から200種類以上のホルモンが分泌されて健康を害していく 2.アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書・通称マクガバンレポート 現代病は食源病である 欧米食は欧米人でも順応できていない不健康食で、日本人にはもっと合わない 日本人特有の遺伝性 米を食べてきたので、ゆっくり消化されて腸が長い 乳糖が消化できない不耐症の人が多い 倹約遺伝子が世界で3番目に多く、4割の人が持っている人種 飢餓に強い 肥満しやすい アメリカに比べて糖尿病発症率が2倍以上 糖尿病になりやすい インスリンがゆっくり分泌される 農業を捨てた 農耕民族の消費エネルギー量は大きくない ▼サプリメント学 1.カロリーを削いでビタミン・ミネラルを残す逆加工食品 2.栄養代謝学 3.ヘルス・プロモーション 4.セルフ・メディケーション これらを踏まえて 総合栄養補助学&総合抗酸化物補助学を構築していく ▼サプリメントの必要性 1.野菜・果物を食べない 欧米化した食事は野菜が少ない 2.素材そのものの栄養価の激減 かつての1/5~1/20 有機にしても、もはやビタミン・ミネラルは増えない サプリメントなしでは生きていけない時代 3.加工食品の増加 加工するほどビタミン・ミネラルが削がれる 4.アンバランスな調味料 すべてだめ 栄養素のバランスを悪化させる ▼食が満たされなければならない3つの価値観 1.食は戦い 勝ち残る、生き残るために加工してきた 2.食は栄養獲得の場 3.食は心を満たすもの ▼サプリメントの上手な活用 単品のビタミン・ミネラルは効かない 質のよい総合ビタミン・ミネラル剤にトッピングする ▼サプリメントの優先順位 1.ビタミン・ミネラル・プロテイン ないと代謝ができないもの 必須 ゼロになれば死ぬ 2.レシチン、EPA・DHA、食物繊維 日本人としての必須栄養素 3.準栄養素 CoQ10、核酸、クエン酸、乳酸菌、グルコサミン、コラーゲン、ファイトケミカル 4.薬効成分 ハーブ 知識がないと活用できない ▼改善されていく順番 3つの生命代謝全体の改善により体内の神経系、内分泌系、免疫系(自己治癒能力を構築する3大ネットワーク)が強化され、最終的に生活面の問題、心身に現れている症状や病状が改善していく 若い人ほど早く結果がでる傾向にあるが、高齢者でも必ずよい結果がでる 1.新陳代謝 変化を感じ始める 2.エネルギー代謝 元気になってくる 3.精神代謝 心に変化があらわれてくる 4.生活面 生活に変化がでてくる 5.症状が改善される 佐藤務医師の著書 医者がすすめるビタミン外来 サプリメント処方箋 サプリメント・マニュアル スローダイエット ビタミン・ダイエットJapan(メンタル編) ビタミン・ダイエットJapan(実践編) 医者がすすめるサプリメント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食・栄養] カテゴリの最新記事
|
|