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カテゴリ:仕事・経済
不安は「直すべき弱み」ではなく、「利用すべき強み」なのです。「不安とは身を守るために行動を適応させるための動機であり、自分の選択と行動に好影響を与えるもの」で、「不安+訓練=最適なパフォーマンス」というシンプルな計算式が成り立つそうです。
不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独だそうですが、遺伝子の影響が強いそうで、日本人の98.3%が不安になりがちなS遺伝子を持っているそうです。 内閣府の世論調査によれば、国民の二大不安は経済と健康で、年々不安を感じる割合が増えています。 65歳以上の約7割は今後も働きたいと考えていても65歳以上の就業率は4割弱で、働きたいシニアの約半分は働きたくても働くことができていませんので、「シニア起業」が増えているそうです。 ・不安しか溜まらない日本人は世界一不安で孤独 ・なぜ日本人は働いても働いても不安しか貯まらないのか ・変わる働き方 生涯現役時代 再就職難、定年でいきがいも喪失 ・10年後の暮らし「悪くなる」3割 仕事や年金に不安 東大、20~40代を追跡調査 私も50歳の時に社会貢献できる好きな分野で複業=福業を立ち上げて1年後にリスクなく独立し、起業・独立のお手伝いもしています。 シニア起業で年金支給70歳時代を生き抜く 日本人は長期戦略が不得意なので将来の不安・リスクに備えない人がほとんどだそうですが、十分な備えのためには、 ・元気に楽しく働くために健康維持・増進、抗加齢に努める 的を射たことの実践がカギで、意外と簡単 ・経済力を高める 雇用されない複業=福業を立ち上げる 本業の生産性向上につながり、サービス残業なしで効率よく質の高い仕事をし、見捨てられない働き方にもなり、独立も可能になる この2つで人生が好転できますので、不安解消のお力になれます。 ****************************【以下転載】**************************** 人前でのプレゼンテーションを控えて怯えているあなた。もし、観衆が全員マネキンだったらどう感じますか? きっと、同じような不安にはならないでしょう。マネキンにどう思われるかなんて、気にする人はいないのです。 ですから、目の前に課題に対して、穏やかな気持ちでいられるはず。それは、とても安心できる状態です。でもいつか、ダミーの前よりも同僚の前の方がうまくプレゼンできるようになる日が来ます。それは、不安(間違えたらどうしようという恐怖)のおかげで入念な準備ができ、さらにアドレナリンが出ることでエネルギーに満ちたプレゼンができるから。 つまり、自分を落ち着けることは、必ずしも正しい選択とは限りません。ハーバードビジネススクールのAlison Wood Brooks氏の研究によると、自分の神経の高ぶりを自覚している発表者ほど(たとえば「私は興奮しています!」と叫ぶなどの方法で)、リラックスを試みた発表者よりもいいプレゼンをすることがわかりました。 次のテストに向けて不安が皆無なら、そのテストのことをまったく気に留めていないことを意味します。また、不安がパフォーマンスに悪影響を及ぼすのは、度が過ぎてコントロール不能になったときだけです。心理学者は、この「不安のスイートスポット」を何十年も前から知っています。 手に負えなくなるほどの不安を避けるには、そのメリットを認識することです。不安を友だちだと思うことで、不安が不安を呼ぶ恐怖のスパイラルを回避できます。そう、不安は「直すべき弱み」ではなく、「利用すべき強み」なのです。そう思えるようになるために、不安がもたらす具体的なメリットをいくつか紹介しましょう。 よりよい判断ができる いい判断ができるのは感情を抑えられているときだけという考えは間違いです。神経学者のAntonio Damasio氏は、感情を司る脳内の深い領域と前頭葉をつなぐ部分を切除した患者について報告しています。その患者は、『スタートレック』のミスタースポックのようにすべての判断を客観的に下せるようにはなりませんでした。むしろ、決断できずに何もできない状態に陥ったのです。 脳に損傷を受けて不安や恐怖を感じなくなった患者も、あまりいい結果ではありませんでした。彼らは衝動性、社会的無感覚、未来への無関心とともに行動しました。つまり、不安などの感情と論理的思考をミックスすることが、健全な意思決定につながると考えてよさそうです。 確かに、不安レベルが高いほど、意思決定におけるリスクを避けてしまうことを示す研究はたくさんあります。その一方で、不安のおかげで関連情報に注意を払うようになるという証拠もあるのです。 その実験は、2009年に、アイオワ・ギャンブリング課題と呼ばれる手法を用いて行なわれました。被験者は、報酬と罰則を含むカードの山からカードを選びます。「悪い山」は、「いい山」よりもお金をもらえるカードが含まれていて魅力的ですが、同時に厳しい罰則も含まれます。つまり、悪い山からカードを取り続けると、最終的には負けるようにできています。研究者のMartina KirschさんとSabine Windmanさんは、大人・子どもを問わず、不安の大きい人ほどこの課題で好成績を収めることを発見しました。つまり、不安があるほど、相対的な利益とリスクを考えやすくなるのです。 KirschさんとWindmanさんは、「忘れられがちだが、不安とは身を守るために行動を適応させるための動機であり、自分の選択と行動に好影響を与えるものである」と論文に記しています。 心理学者が「非現実的な楽観主義」と呼ぶ現象について考えてみましょう。未来を過度に期待してしまう現象は、多くの人が持っている傾向です。このような考え方が続くのは、ネガティブな情報を無視して都合のいいフィードバックだけを好むから。私たちはしばしば、自分に不都合な情報を非合理的に無視します。一方で、自分に利益をもたらす情報を入手すると、喜んで自分の考えを「アップデート」します。しかし、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのTali Sharot氏による最新研究(未発表)では、人を不安にさせる(たとえば急に人前で話をさせる)と、この「アップデートバイアス」が消え、よりよい意思決定が可能になることが示されました。 つまり、ある程度不安な気持ちでいる方が、状況を客観的に評価できるようです。たとえば、就職情報を収集しているとき、少しぐらい不安な方が、いいことばかりではなく、長所にも短所にも目を向けることができるようになります。 これは、政治科学にも当てはまります。不安がある投票者の方が、ニュースをしっかりと吟味するため、思考停止している人よりも堅実な投票ができると主張している学者もいます。 忍者のようになれる 抑えきれない不安に揺れていると、家にいてリラックスしているときでも、息が詰まるような感覚がしてきます。しかし、たとえば面接前や面接中などの適切な状況においては、不安を感じることで身体が自分を忍者モードにします。忍者モードでは、反射神経が研ぎ澄まされ、脅威に対する注意力が高まります。 2012年、この効果を知るための実験が行われ、被験者に(マイルドな)電気ショックを与えて不安にさせると、コンピュータ画面に表示されるターゲットを追う反射性眼球運動が速まることがわかりました。つまり、不安なときは直感への依存が速くなり、習得していない反応は遅くなることが示されたのです。練習と準備をすることで、直感的行動が有利になります。救急隊員が、想定されるさまざまなシチュエーションの訓練をしているのはそのため。また、業績の優秀な人は、ストレスにさらされると自動運転モードに切り替えて、必要な仕事をこなします。このようにして、「不安+訓練=最適なパフォーマンス」というシンプルな計算式が成り立つのです。 この忍者のようなメリットは、他人より不安がちな人にも適用できます。最新の研究では、人間関係に不安を持っている人ほど、嘘つきを見つけるのがうまく、また危険が存在するときに警戒心を高める傾向があることがわかりました。 この結果は、同研究を実施した研究者らが提唱する「不安な人=天然の監視員」であるという説と合致します。つまり、チームには冷静な頭の持ち主、楽天主義者、一発屋だけでなく、不安がちな人もいた方がいいということです。彼らはグループの危険を察知して、いち早く警告してくれるでしょう。 不安を感じるのは、知性があるから 大衆文化は、危険な場面でも笑顔を見せる『007』のジェームズ・ボンドのような、「クールガイ」を崇拝します。不安の多い人にとっては、このことが新たな心配事をもたらします。なぜ自分はもっと楽天的になれないのかと。 しかし、いざ現実世界に戻ってみると、ときどき不安に感じるのはきわめて一般的なことです。それは、あなたが注意深いこと、さらに言えばあなたに知性があることを示すサインですらあります。これまでに、少なくとも2本の論文において、そのような相関が示されています。不安が高い人ほど、知能テストのスコアが高いという結果が出ているのです。とりわけ、言語的知能に関しては違いが顕著でした。 これは、直感にも合致します。よく考える人ほど、将来のことをあれこれ考え、複数のシナリオを想定するものです。その中には、当然悪いシナリオも含まれます。そのような予測が、多大なる不安のもとであることは間違いありません(不安な人ほど致命的な事故が少ないことが証明されています。それはおそらく、常にリスクを先読みし、避けているからでしょう)。 心配性の人は、恐怖で自分の野望をムダにしてしまわないことが重要です。それから、現実から目をそらさないこと。それよりも、恐怖に基づいて行動しましょう。その際、何もわからずに恐怖に突っ込むのではなく、リサーチと入念な準備をして、用意周到で課題に臨んでください。それによって不安が解消されるだけでなく、パフォーマンスが向上します。 心理学者は、このような行動をとる不安がちな人のことを「健康な神経症」と呼びます。そのような人たちは誠実であり、恐怖を実践的なアクションに変えることができるのです(たとえば、健康上の恐怖に直面したとき、健康的な食生活と定期的な運動というアクションにつなげることができる)。 不安に圧倒されそうだったり、不安が人生に影を落としそうなら、それは深刻な問題です。セラピストなど、専門家の助けを借りましょう。でも、毎日感じている不安が、プレゼンテーションやインタビュー前の不安と同じ種類のものだったら、それを敵視する必要はありません。不安は、進化によって洗練された重要な感情であり、必要なときに忍者のようなパワフルなメリットを与えてくれます。常にある程度の不安を感じている人には、応援も必要です。あなたの神経過敏は、警戒のサイン。それに耳を澄ませ、それに応じて行動することで、そのナーバスさをメリットに変えてしまえばいいのです。 (出典:ライフハッカー) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/08/03 06:25:45 AM
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