CSIマイアミ 6-1 「我が息子」
「Dangerous Son」新シーズンにはやはり胸が高鳴ってしまいます。しかし、第1話にしていきなり「8時間前は」は要らないでしょう。一体何回目なの?事前情報として、ホレイショの実の息子が突然出現するとさんざん言われてきたので、Valeraが「OMG、容疑者はあなたの息子よ」と言ってもちっとも驚きませんね。(爆)Predictableな展開でしたが、それぞれのキャラクターがちゃんとそれらしく動いて ソープ風のrelationshipもたっぷりあります。これでご飯が何膳も食べられそうなくらい。ほどほどの科学捜査と小気味の良いアクション、そしてシーズンプレミアお決まりのド派手な海上シーン。途中からマイアミバイスと入れ替えてもおかしくないくらい。そう、これが正統CSIマイアミだと大満足でした。オープニングクレジットは5シーズンと全く変わらなかったものの、メンバーそれぞれにはかなり変化がありました。まずFrankはSergeant(巡査部長)に昇格して制服組に戻り、現場を指揮しておりました。なぜかスキンヘッド?これは相当迫力がありますね。(笑)それもこれも、5シーズンから登場のジーパン刑事、Jakeを殺人課に入れたためでしょうね。"Good Morning, Officer Pretty?"と言われてうれしそうなCalleigh。もうフェロモン全開です。胸の谷間の見え方も半端じゃない。(爆)Jakeの方はクライムシーンであっても今にも抱きつきそうな具合。2人の絡みつく視線がたまりません。(汗)それを見てEricはジェラシーを燃やしている。「よく焼けたね。」「5日間、Antiguaへ行っていたの。久しぶりの休暇よ。」「Jakeも同じように焼けていたね。」当分はこの三角関係が続くのでしょうね。ちなみに、JakeはHoratioの次くらいにお気に入りのキャラ。演じるJohnny Whitworthもすごく気になりますぅ。Nataliaは銃の練習をしているようです。捜査官として定期的にテストを受けることになっているのに、めちゃくちゃ下手!そしてRyanが射撃場でアルバイトをしている。Stetlerと過去の捜査の見直しをしたのは終わったようですが、今は委員会が彼のギャンブル癖を監察中で、また行動も観察中。この先2年間に及ぶらしい。CSIに戻るのには時間がかかりそうですね。でも、ひげ面になってワイルドになりました。そういうRyanとNataliaは良い友達関係を続けているようで、最後は仮釈放担当官を撃った容疑者を白状させるために、ラボに顔を出しておりました。首からVisitorの札を下げる姿も板に付いてきましたね。「外部の人」にこだわっていた彼も少しずつ成長したのを感じます。保護観察官ベネットが撃たれ、2階から突き落とされる。彼は多くの仮釈放者を担当しているため、容疑者は数え切れないほどいる。何人かの疑わしい人間を調べていくうちに、事情を聞かれたのは16歳の保護観察中のブロンド少年、Kyle Harmon。アルコールを飲んでいたことが足首に着けたモニターで判ってしまう。このままではまた少年鑑別所に逆戻りとなる。この少年を見てパパは気づく。「もしかして。」もうこの切ない表情に胸がぐっと来ます。(泣)Horatioには一瞬にして判る心当たりがあるのですね。神業かと突っ込むところですが、「ペンサコーラ」と生年月日、そしてケイン家のトレードマーク赤毛。プライベートな事なので気心知れたYelinaに調べてくれと頼む。しかも2人だけで水辺で密会して。どう見ても、不倫カップルのように見えてしまいます。(笑)でも、この雰囲気が良いのです。はにかみながらうれしそうなH 。"I appreciate you're being here." "I haven't seen you while."2人とも一体何をニヤニヤしているのよ。「Horatio、調べるのはそれだけじゃないでしょ?」YelinaもHoratioの様子を見れば何か感じるのでしょうね。ブロンドの子供には因縁がありますから。それにしてもKyleは本当にかわいそうな子ですね。仮退院している間の里親は、金だけ取ってKyleを追い出し、全く身寄りもない状態。しかも、バイト先の同じく保護観察中のワルに使われて、また別の看守の妻を誘拐させられている。苦渋に満ちたHoratioの口から遂に語られる真実!それは16年前、HoratioがペンサコーラでSpecial Taskについていた頃、偽名で軍の看護士Julia Eberleという女性と付き合っていたという。彼女はHoratioの本名を知らず会って2ヶ月で消えてしまった。Yelinaが調べてきたJohn WaldenというのはHoratioのことだった。何を思ったかYelinaは、"I suppose if that's serious ?"(真剣だったの?)と尋ねる。 "It was for me." (俺にとっては。)「そして彼女が妊娠していたなんて知らなかったのね。」「ああ、今日まで(ため息)。」「あなただったら立派なお父さんになれるわ。」Yelinaの優しい慰めのまなざしに、力なく情けない表情を見せるHoratio。今度は隠し事は何もなしです。HoratioもYelinaだから何でも話せるのでしょう。しかしYelinaの表情も微妙。それもそのはず、10年前にはNYにいて、その前?その後?は爆弾処理班だというHoratioの経歴はいったい何なのでしょう。(爆)Yelinaと初めて会ったのも一体どの段階のことだったのか。そんな中、今度は看守の妻が誘拐される事件が発生。実行犯はカイル。追いつめられた息子は何もかも投げ出してDanziのボートで脱出し沿岸警備隊相手にデッドヒートをする。さすがにHoratioの息子はやることが派手です。一方、沿岸警備隊に必死で息子を撃たないでくれと頼むHoratioがこれまでの強面とはまたちょっと違います。捕まったカイルはやたらからんでくるHoratioを鬱陶しく思う。"Why didn't you care?"「なんで俺のこと放っておかないんだ。」"Because it's my job to care, son."「なぜなら気にかけるのが俺の仕事だからだ、坊主」"Hey I'm not your son, alright? Leave me alone !"「おい、親でもないのに放っておいてくれ!」せっかく助けた息子に名乗り出ることはなく、悪態突かれたHoratioは苦悩の表情を浮かべる。一体Horatioは実の息子にどうするつもりなのか、この先彼の人生に関わることができるのか。そして忽然と消えたというHoratioの元カノは今シーズン現れるのか、大変気になります。現れればYelinaとの関係に影響しそう。もしかしたら、このストーリーがHoratioの離婚歴ありという元々の設定を引き継いだのかも知れないですね。あー早く先が知りたいです。補足Horatioの口にした「son」というのは、必ずしも本当の息子だけでなく、親しみを込めて年長者が若者に声をかけることがよくあります。Horatioもついうっかり、その言葉を使ってそれにカイルが過剰に反応した、ということでしょう。だから、吹き替えの「親は子供を…」というのは意訳だと思います。この段階で、Horatioは親だと名乗り出てはいません。