NCIS:ニューオーリンズ5 #103 Close to Home
最近、ニューオーリンズの観光を紹介するエピソードが少ないですね。代わりに、新しいキャラクターが活躍してドラマに躍動感を与えているように感じます。予備役将校訓練の教官、ケイト・ダン軍曹が訓練中に何者かに背後から刺されて死亡した。目撃者はなく、日頃厳しい訓練で生徒たちに接するため、コーリーとグレゴリオは学生たちに情報を求める。中米から一人でやってきたマテオ・ディアスという生徒が、人を殺したという噂があり、今週は学校を休んでいるという。成績優秀で課外活動も熱心なマテオは、プライドの弟ジミーが働くデザレーでバイトしていたということで、ラサールはプライドに連絡を取る。マテオは下宿からも姿を消しており、店主のアルマもジミーもNCISの聴取に何も知らないと言うばかり。今朝プライドはデザレーに立ち寄り、ギャング風の男がアルマに絡んでいたのを目撃していた。ジミーはその男がずっとマテオを探していたと言い、居場所に心当たりがあるという。プライドとラサールが自転車を乗り回すマテオを見つけ話を聞こうとすると、そこに地元警察のカーター巡査が現れ、マテオは情報提供者なのでNCISには引き渡せないと主張する。カーターによると、中米ギャングで残酷なことで知られているアステカ・キングスの情報をマテオに探らせていたという。カーターと一緒にマテオをNCISの支局に伴い事情を聞く。マテオはアステカの暴力から逃れるため家族が亡命させたが、仲間に入らないと両親を殺すと脅されていたという。アメリカで唯一親身になってくれたダン軍曹に相談したところ、カーターを紹介してくれた。実は情報提供者になったのはマテオ自身の考えで、ギャングを戦う気概を持っていた。しかし、アステカにはマテオの正体を知って探し回っており、見せしめのためにダン軍曹を殺したと見られる。保護するためにマテオの身柄をFBIに渡すと、前歴のためにグアテマラに送還されてしまうので、情報提供して司法取引するしかない。カーターは検事局にマテオを連れて行くことにする。ダン軍曹殺害については、遺体に残されたナイフに特徴があった。アステカ・キングスはSNSを使って、組織内の連絡をしているという。セバスチャンは各人の書き込みに使われる隠語や暗号を解析することにし、プライドはSNSの写真に、今朝見た男を見つける。組織のリーダー、レイエスで、プライドとコーリーが彼らの拠点へと向かう。レイエスはプライドの訪問に敵対的な態度を示し、さらに銃撃してきた。騒ぎの間にレイエスの部下たちは地域から姿を消してしまう。検事局に行ったはずのマテオがICEの拘置所に入られてたことがわかり、カーターとは連絡が取れなくなった。しかも、カーターがマテオを情報提供者として契約した記録もなく、カーターは嘘をついていた疑いが出てきた。すぐに拘置所に向かうが、マテオとして隔離されているのは別人だった。看守が買収された恐れがあり、拘置所には1000人もの勾留者がいてマテオの身が危険だ。警察ではアステカの関係者を逮捕しているが、重罪の証拠品が消えており、重い罪に問うことができない。証拠品の中にダン軍曹を刺した凶器と同じナイフがあり、それが保管庫から消えていることがわかる。カーターが盗んだのか。しかし、カーターが刺殺体で発見され、プライドは拘置所内で命を狙われそうになっているマテオを救い出す。プライドはジミーと共に、マテオを秘密の場所に保護することにし、ラサールは拘置所の看守を連行して聴取する。看守はアステカの罪に目をつぶって拘置所内の商売をさせていると認め、他にも買収されている者がいるという。その人物がプライドの行動をレイエスに流しており、身を隠しているマテオの居場所は筒抜けだ。プライドとは携帯が繋がらず、セバスチャンはアステカのSNSに情報が流れていると考えヒントを探す。プライドはカシアスが身を隠すために持っていた釣小屋にマテオを連れて行く。ここでジミーに対してはカシアスは親らしいことをしたという。その隠れ家にレイエスたちの追手が迫り、攻撃してきた。プライドはジミーとマテオを逃して応戦するが、弾薬も少ない。ジミーは追ってきたレイエスと果敢にも戦い、マテオはレイエスに銃を向ける。お前に俺が撃てるはずはないというレイエスをプライドが撃ち、追いついたラサールたちがレイエスを逮捕した。国防総省へのプレゼンをすっぽかしながらも、プライドの依頼を飲んだスティーブの取りなしで、マテオは永住権が認められそうだという。ロレッタはマテオのために里親を紹介するという。ジミーは良いキャラですよね。殺されなくて良かった!彼を通してカシアスの別の面が見えてくるし、「あなたたち兄弟なの?」と言われて、「俺たち異母兄弟だ」と答えるのがこれからも楽しみになりました。スティーブも良い味を出していますよね。やり手でプライドの尻を叩く立場ながら、プライドの無茶振りに付き合って、法律を曲げていないと答える。同じ部下でも面倒を見てやらなければならないラサールと違い、プライドと対等な物言いをする彼もNCISに入れば良いのにと思うほど。バクラさんは男性キャラクターとのケミストリーが良さそうな感じがしました。レイエス一人を捕らえたくらいで、組織を壊滅させたとは思えないののですが、マテオには頑張ってほそいいです。コーリーの過去についてまた少し情報があり、両親の仕事の関係で転校ばかりしていたという。外国語をいくつも話せる理由もそういうことだったのですね。