The Blacklist 3 #45 The Troll Farmer (No. 38)
シーズンプレミア。どちらかというと、クリフハンガーで終わった前話のまとめで、新シーズンを始めるお膳立てをしたという感じですね。新たなキャラも登場したようで、そちらのストーリーも気になります。リズは殺人容疑で指名手配犯とされ、新たにリーダーとなったレスラーは直ちにDC全域に捜査網を敷き、市内から外に出さないよう命令する。レッドは協力者の手を借りて、車をすり替え、あらかじめ用意しておいた地下の隠れ家へ向かう。そこで、トロール・ファーマーと呼ばれるインターネットのエキスパートたちが情報錯乱の準備を整えるまで1週間ほど潜んでいるつもりだ。レッドはフルクラムの存在をマスコミに流し、暗殺を行う秘密結社があると知らせるが、国家機密局のピーター・コツィオパロス局長は自らマスコミに自分たちの存在を晒し、フルクラムの内容を否定する。レスラーは拘束中のクーパーから、リズに逃げろと言ったのだから自分は共犯だと言われる。クーパーは機密情報をリークしたとされる妻のシャーリーンの釈放を求める。隠れ家のバーのオーナーの身内から、潜伏がばらされてしまい、やむを得ず隠れ家を捨てる。コツィオパロスの前にマティアスという男が現れ、組織はすでにコツィオパロスを見限ったと告げる。マティアスはデンベの娘の家に行き、「お前の父親を寄こせ」と言い残し、デンベの孫娘を連れ去る。レッドはリズを伴い、トロール・ファーマー、ボー・チャンのアジトに向かう。彼らはソーシャルメディアに架空の情報や写真を流して、当局の捜査の攪乱をもくろむ。レッドは1週間かかるという作業を1時間でやれと要求し、リズを変装させる。ナヴァービは、クーパーがリズを逃がしたのではなく、レスラーが逃がしたのだろうと迫る。何か隠しているのなら、レスラーを信用できないという。トロール・ファーマーはリズの影武者の写真がDC内の復讐箇所で撮影されたとして、FBIの捜査を分散させることに成功する。レスラーは、クーパーにリズを逃がしたのは自分だと打ち明けて、クーパーを釈放する。そのことで、司法長官が死亡したのだから、これからは法に従って捜査を続けるという。リズとレッドは別の車に乗り込んで脱出を図るが、ソーシャルメディアの情報が仕込まれたと気づいたレスラーが、リズを追う。レッドはリズに逃げる先は自分で探せと告げると、レスラーに電話し、ブラックリストの悪人を引き渡すのでリズを身のがしてやって欲しいという。レスラー本人がリズははめられて、無実だと思っているのは判っているという。彼女が捕まると、レスラーは信念と向き合わねばならなくなる。レスラーは了承し、レッドを必ず逮捕してやると言い、ボー・チャンを逮捕に向かう。デンベはマティアスに会いに行き、孫を返してもらう代わりにマティアスの言うことを聞かなくてはならなくなった。孫は毒を飲まされており、解毒剤がなければ3週間以内に死んでしまう。デンベは自ら麻酔薬を吸入する。レスラーはリズの行き先を思い当たる。リズはレスラーたちの目の前で、ロシア領事館に飛び込み、自分はマーシャ・ロストヴァというスパイで外交特権を求めるという。レッドから「Man of Honor」と言われたレスラーが大活躍で、私としては大満足です。(笑)人質に取られたナヴァービにぼろかすに言われても、見事な射撃の腕を見せたところも良かったし、へなちょこリーダーのクーパーに、本当のリーダーは俺だと見せつけた大人っぽさも良かった。正義の人として、ぶれないレスラーがいるから、悪人のバリエーションみたいな登場人物の多い「ブラックリスト」がドラマの体をなすのだろうと思います。リズのブロンドに見とれるレッドは秀逸でしたね。リズのママはKGBのスパイで、レッドは何かしら感情を抱いていたのでしょうね。だが、突然姿を消した?その話もいずれ出てくるのでしょうが、ママはきっと生きていて、いずれ登場するのだろうと思います。デンベのストーリーは大変気になりますね。娘がいたとはね~マティアスは何者か判りませんが、とりあえず敵側ですから、今後デンベがレッドを裏切らなければならない状況も出てくるのですね。興味深いです。今週のリスト者は、とばっちりでしたね。(笑)