カテゴリ:my routine
今朝は、バスが動き出してからも東のそらにまだ日の出はなく、地平線がやっと橙色に染まり始めたところだった。 いつも通り7時発の通勤快速に乗り、本を開く。 小林信彦著『ムーン・リヴァーの向こう側』を読み終える寸前である。東京論とも読める小説で興味が尽きない。ただ、おもしろいというのとはちょっと違う感覚がある。浅草橋界隈が重要な舞台として出てくるあたり、この本の前に読んだ平山寿三郎著『東京城残映』を思い出させ、そんなところも興味深い。 そう、どこかに書いた気もするが『東京城残映』と『ムーン・リヴァーの向こう側』をつづけて読むというのは小説上の「深川つながり」というおもしろ体験に繋がるのだった。 朝、高城さんがジャケットをほめてくれた。 青戸さんの自転車修理が完了したそうだ。 道で会う機会がなくなってしまい、残念。 ジャケットのこと、高城さんは夕方にも重ねてほめてくれ、うれしくなった。 ほんのひとときのやりとりを経て、別れる。 別れたあとでいつも思うのが「挨拶」ということだ。 高城英理さんと行き交った際の一瞬のことばは「挨拶」であることが多く、そこには心底からのあたたか味と「挨拶の重要性」を消化しきったニュアンスがある。 で、すてきなひとと出会えたものだと、思わずうしろを振り返るのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.02 11:22:48
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