カテゴリ:夜の夜
ひゃあ、傘を持って満員電車かぁ、困るなぁ。 雨はきらいではないし傘もきらいではない。 大混雑汗まみれの満員電車で傘をもち処理に困るのがイヤなのだ。 だからこのごろはもっぱら折り畳み傘をつかう。 以前はまず決して使わなかった折り畳み傘だが、朝夕の満員電車を利用するようになってからはもっぱらこれだ。 持ち歩きには便利だが、今朝のような強い雨にはいかにも不足。この間は大粒の豪雨を折り畳み傘でしのぎ、傘をもつ手の逆側の手から方から背中まで。鞄も靴もぐしょ濡れになった。 6時半に家を出、バス停へ向かう。 ありがたいことにそのころに雨は小降りになっていた。 ほっとして傘を広げないまま歩いた。 小降りといっても高井戸駅からは20分の道のりだ、傘をさした。 iPodでDavid Bowie『I'm not loosing sleep』を聞きながら歩く。 雨の道で聞くボゥイはわるくない。 独特の音の澄みかたが耳に残る。 オフィスでは青戸さんが「今夜は大丈夫ですか」と聞いてくれ、もちろん大丈夫ですと答える。今夜、明大前である飲み会の話である。 菊池・上見両くんの送別会をかねた飲み会だという。 話はいきなりその夕方まで飛ぶが、明大前に着いたのが早かったので眼鏡店のパリ・ミキへ入っていった。 耳にかかるつるの蝶番がゆるんできたのでねじを締め直してもらいたいのだ。 そういったら店の女のひとがにこにこと応じてくれた。 ねじを締めるだけなのでどこでも料金はとらない。いつも申し訳ないような気になってしまうが、眼鏡店で締めてもらうとじつにしっかりとまって安心なのだ。 ここはひとつ、にこにこ顔に甘えることにした(ま、いつものことだが)。 まだ時間があるので駅ビル・フレンテ2階の本屋で本を探すことにした。この何日か、本屋があるとイアン・ランキンのハヤカワ文庫版『黒と青』(上下)を探しているのだ。 ところが、ない。 念のために在庫を聞くが、ない。 この本は八王子の本屋でも見つからないし新宿の三省堂でもなかった。 まったく、あんなみごとな傑作ミステリを置いてない本屋って、何だ? 飲み会は松原祐邦さんの音頭取りで定時の午後7時から始まった。青戸さん始め井口さんや斉藤さんも参加し賑やかだった。 津田千晶さんが登場したのにはびっくりし、うれしかった。ほぼ1年ぶりの再会ではなかろうか。岩永さんや高城さんや佐々木さんのうわさ話が盛り上がる。 ところで、ぼくが酒をやめてまる3ヶ月経った。 ウーロン茶だのそば茶だのを飲みながらの宴会にはまだ慣れないが、酒を呑まないぶん、帰り途での息の上がりかたが随分ラクになっているのは事実。 歩くだけで呼吸が乱れるのに、酒が入ると息ができなくなるくらい苦しいことがあった。 酔った昂揚感をもてないのがさびしいけれど、ま、酒を呑まないことで少しでも呼吸がラクなほうがよい、とこのごろは思えてきたよ。 9時の締めで、解散。 あんがい早く帰ってこられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.28 10:31:45
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