カテゴリ:鑑賞全般
普段より早く5時半に起きた。 6時のニュースを見る。 高井戸に行っていたころは毎朝このニュースの始まり部分を見ていたものだった。 今朝のトップは社会保障と税の一体改革大綱の閣議決定と政治資金規正法違反(虚偽記載)をめぐる小沢一郎被告の裁判。 毎朝見ていたころから朝6時のニュースではどうしても前日の目玉がトップ項目になる。 ほどなく日の出の時刻となった。 陽射し、あり。 6時前はまだ暗かった。 いま日の出が6時40分という。 高井戸に通っていたころ、出かけるときあたりの明るさから冬の終りを感ずる朝があったことを思い出す。 かみさんとトーストを食べる。 ボンヌママン製マーマレードがうまい。 食べながらTBSテレビ『サワコの朝』を見た。 何とかマツコさんという巨体のタレントがゲストだった。 阿川佐和子さんは阿川弘之さんそっくりになってきたなと思っていると、マツコさんの肩書きがエッセイストだと知らされた。 いまタレントと書いたのは思い込みというやつか。 中村うさぎさんの勧めでもの書きになったそうだ。 てっきりテレビタレントなのだろうと思ったものだが、これは間違いだった。 ぼくは芸能界の動きを知らないからなぁ。 仕事に向かうかみさんを見送り、いつものように「サンデーモーニング」を見る。 きょうは福島原発を扱う冒頭のコーナーだけ見て、テレビを消した。 パソコンを起動させ、メイルチェックなどに手を着ける。 ふだんやっているPC保全上のさまざまを、ゆうべは何もしなかったのだ。 夜、出かけていたわけではないのにパソコンを開かなかったのは、かみさんと『CSIマイアミ篇』を見ていたからでもあるが、何より眠くなってしまったからだ。 PC保全上のさまざまと書いたが、これといって特別なことをやるわけではない。 溜まったファイルをフラッシュメモリーに取り込んだり、PCで保管中の写真を整理したり、ま、どうってことはないけれど手間がかかるさまざまがあるわけである。 その後、録画しておいたETV特集『坂本龍一 フォレストシンフォニー 森の生命の交響曲』を見た。 描かれるのは、樹の音楽、森のシンフォニー。 坂本龍一の知性が放つ魅力。 この音楽家が、何年も前から、九州や東北の森に分け入り、森の保護活動とかかわり、森が自ら実際に行っている生体運動をそのまま音楽にしようというプロジェクトに取り組んでいるとは、ぼくはまったく知らなかった。 ETV特集『坂本龍一 フォレストシンフォニー 森の生命の交響曲』はそのようすを追う1時間半のドキュメンタリー作品なのだ。 番組紹介HPによると……「樹木が発する微弱な生体電位を採取し、そのデータをもとに作曲しようというもの。坂本は言う。『木は光合成によって太陽光をエネルギーに換える、つまり電磁波をとらえる天才。その周期性を音楽にしてみたい。』」 すぐれた企画のドキュメンタリーだ。 画面に見る音楽家のやわらかい身のこなしが印象に残る。 ぼくは、坂本龍一というひとと同じ時代に生きている幸せを感じた。 この感覚は、そうだな、大まかに10年に1回ほど実感することがある。 きょう、それを久しぶりに感じた。 終わってからシャワーを浴びる。 ついでに洗濯。 午後遅くになってから再びパソコンを開いた。 毎日新聞サイト「特集ワイド」欄を読む。 気になった記事について短文を添え、SNSに発信した。 「NHK対『原発推進』団体 浮上した『低線量被ばく』問題」という見出しの記事だ。 夕方、帰宅したかみさんはビールを飲み、ぼくはノンアルコール・ビールというものを初めて飲んだ。 銘柄はアサヒの「ドライゼロ」。 たしかにノンアルコールで、しかもビールふうののど越し。 妙なものだなと思いながら一気にコップ半分ほど飲んでみた。 ところがそれから先が進まない。 目の前には夕食用のホッケの開きと大根・高野豆腐の煮物がある。 つまんではドライゼロを飲んでみるが、ほんのひとナメで、あとがつづかない。 まずいからというのとは違う。 といって、うまいわけでは決してない。 どうにも妙なものなのだ。 やめてめしを食べ始めた。 食後はかみさんと一緒に『フロスト警部』を見る。 この2時間もののテレビ映画は探求本位の物語がじつに巧みに描かれ、もうれつにおもしろい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.22 23:01:24
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