テーマ:身をのり出す映画(35)
カテゴリ:映画逍遥
6時少し前に目覚め、新聞をとりに行くが来ていない。 ニュースを聞こうとベッドに戻った。 ラジオをつけるとすぐに6時のニュースが始まる。 聞きながら目を閉じる。 が、なぜか今朝は目を閉じても眠くならず、ニュースを少し聞いて起き上がる。 再び新聞をとりに行くと、こんどはちゃんときていた。 コーヒーを飲みながら新聞を読む。 中の見開きページ両面を使って、東電福島第1原発の1年間を伝える特集記事がある。 力のこもった内容でいい。 その後はパソコンを起動させ、しばらくSNS。 このごろFacebookにいる時間が長くなってきた。 昼めしには麻婆豆腐を食べた。 一緒に食べた大根の漬け物がとてもうまかった。 夕刻、キッチンに行くとかみさんが大鍋でキャベツを茹でている。 じつにいい匂いがする。 たくさんのキャベツが作り出す匂いだ。 そんな話をかみさんと交わす。 しばらく後、夕食のテーブルにかみさん・陽くん・ぼくと3人分のロールキャベツが並んだ。 これがまたいい匂いで、見つめてしまう。 どの皿も大きなロールキャベツと、溢れんはばかりにいっぱいのキャベツ。 ひと口食べ、思わず「うまい!」と叫ぶ。 ロールキャベツとしてはかなりでかいものだが、キャベツはキャベツの味がするし、くるまれた挽肉の塊はびしっと引き締まっているし、噛むと芳醇な味がしみ出てくる。 うまいうまいと喰い、おかわりをしたくなった。 まだ2個あるわよとかみさん。 しかし、そうするとご飯もおかわりすることになる。 腹具合のことを考えて、そこでやめた。 挽肉は合い挽きで、そこにわが家でつくったバジリコを混ぜ、ナツメグを入れ、コンソメを足したという。 キャベツの量が半端でなく、それが効いたうま味なのかもしれない。 金曜日の晩は見るべきテレビ番組がない。 で、また『CSIマイアミ』を見る。 溜まっている録画済みから2本、見た。 2本目はCSIメンバーがロシアン・マフィアに脅迫されるストーリーのもの。 緊迫感がいつもとはちょっと違い、相当はらはらするできばえだった。 夜、かみさんが寝た後で、映画『消されたフロントページ』(STATE OF PLAY 2009)を見た。 相変わらずタイトルさえ知らないままでいた映画だ。 番組表で目に入ったタイトルの感じだけで録画したのだが、録っておいてよかった。 おもしろくて片時も画面から目が離せない。 物語の展開ぶりがいちばんの功績。 けっこう複雑な話を、巧みに構成してある。 そのワザも含め、ストーリーの勝利だなと感じさせる映画だった。 監督はケヴィン・マクドナルド(Kevin Macdonald)。 脚本と製作総指揮、ポール・アボット(Paul Abbott)。 みごとな内容なのでこのひとたちの名は覚えておこうと思う。 インターネットが影響力を増し新聞の発行部数が減り続けるというメディアの現在、が物語の基盤に据えられている。 舞台となる新聞社、ワシントン・グローブ社は経営陣が交替したばかり、とにもかくにも新聞の売り上げを伸ばさなければならない。 主演はラッセル・クロウ(Russell Crowe)で、ヴェテラン記者のカル・マカフリーを演じている。 ミステリ小説に出てくるある種の代表像である「仕事一筋の知的労働者」。 服装に構わず、約束を守らず、常に頭脳を回転させており、ひらめきとか勘とかが推進力になっている。 要するにテレビシリーズで有名なフロスト警部を思い浮かべればぴったりのジャーナリストなのだ。 何というか、かなりパターン化されたスタイルで活躍するという設定で、ややもするとあまりの類型ぶりに鼻白むところだが、じつはこのラッセル・クロウがとてもいい。 ……もう少し続けたいが、用事ができた。 あとでまた書き足そう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.03 18:26:15
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