カンノキ山、鷹ノ巣山
西条ICから車で北へ、県央の森の駐車場に車を止めて登山口へ。昨日の強風のせいで、あちらこちらの木が根元からひっくり返っていました。「明治百年記念造林」の看板。昭和43年から44年にかけて、6.75ヘクタールの山に杉3,000本、桧20,000本、黒松3,600本の苗を植え付けたと記録してありました。この辺りでは珍しい桧の山です。カンノキ山(標高892m)登頂。眼下に県央の森を望む。前日の雨も上がって気持ちのいい天気です。隣の鷹ノ巣山に向かう山道、桧の林の中を重機でストレートに掘り進んだであろう実にわかりやすい道ですが、いくらなだらかな地形でも直登はきつく息が上がります。地形からして、雨の日には川と化すようで、前日の雨の影響でかなり滑りやすい状態になっていました。鷹ノ巣山(標高922m)からの眺望、お気に入りの山のひとつ白木山の遥か向こうに瀬戸内海が見えます。ちょうど宮島方面にあたります。南側の斜面でお弁当を食べて、しばしお昼寝しました。天気も良く、実に気持ちのいい山頂でした。ひと際大きくて立派な一等三角点があります。見晴らし台の付きの山小屋がありました。木箱の中に寄せ書き帳があったので拝見…この北側はどうも雲海が眺められるようです。今度はもっと朝早くに来てみたいものです。桧の枝打ちの跡、ちゃんと手入れしているようですが、樹齢40年を超すにしては少々小ぶりな気もします。間引きが十分でないのかも。県央の森の由来はこういうことだったんですね。県の東西南北の端っこを結んだ中央部に当たるようです。県央の地、広島県の中心地です。余談ですが・・・金曜日の夜のとあるパーティで憧れの三浦雄一郎氏と名刺交換させていただき、その力強い手で握手してもらいました。2/2に「年齢よりも意欲だろっ。」という彼のメッセージに共感して、ブログを書いて1ヵ月足らずのことで、その思いがけない出会いの実現に感激いたしました。三浦雄一郎氏は80歳でのエベレスト再挑戦に向けて今も挑戦し続けているそうです。51歳はまだまだ鼻タレ、勇気づけられる出会いとなりました。