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seichan0217

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August 9, 2009
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カテゴリ:生活
奥矢谷渓谷のキャンプ場のメインイベントの
ウォータースライダーのその上には深い滝壺がある。
深さは約2M以上あるらしく、水はものすごく冷たい。

その滝壺より1.5Mくらい上から勇気ある者だけが
滝壺に向かって飛び降りていた。


untitled.jpg

眺めてるとそうでもないがそこから飛び降りようとすると
恐怖だった。

だけど怖いもの見たさでそこから飛び降りたい気持ちもあった。
飛んだら何か変わりそうな気がして。
(そんなはずはない)

飛び降りる場所は二つあった。
そのどちらかから交互に飛んでいる。

思い切ってそこに立つと
ああ、高い。やはり高い。

岩からのぞく滝壺は青く緑がかっていて
深そうだった。
ここに立つ度にいろんな想像力が私を襲った。
もしここから飛んで足がつって泳げなかったらとか
コンタクトレンズがショックで飛んでしんまったらとか
飛び込んでそのまま沈んでしまったらとか・・・

いろんな思いがあったが思い切って飛んだ。
ザッブーン、コンタクトをしているので水の中では目を開けなかったが
なにさま足がつかない深さなので慌てて水面上に出る。
でも、気持ち良かった。
何か吹っ切れた感じ、達成感というか。

たくさんの子供や若者が飛び降りる中
飛び下りているオバサンは私一人だった。

周りを見渡すとママ達はみな服を着て
カメラを持って木陰で休んでいた。
私だけ?


旦那も飛び降りた。
あわてて泳いで陸にあがろうとしていたが
平泳ぎが苦手な夫は
クロールで陸まで泳いだが
最近肩を壊しているため無茶な泳ぎ方だった。
溺れるかと焦った。


「博士」は滝壺まではこなかった。
彼はいつも三段階あるウォータースライダーの
中くらいのところで一人遊んでいた。

博士とは前回の記事に書いた通り
10歳くらいのぽちゃりとした男の子で
私に声をかけてきた子のこと。


「それ水着なの?」博士は私のTシャツを掴みながら訪ねた。
「そうだよ」
「ふーん。ねえどっちが早いか競争しようよ。」

彼は何度も私と競争したがった。
男の子なので頭から滑ったりする。
何度も滑ってるうちに太ももから滑ると
かなりのスピードが出ることがわかった。

セイイチロウはひとりで嬉しそうに滑ったり、
パパと遊んだりしているので私は
「博士」と遊んだ。

博士は物知りで少し変わっていた。
「世界で一番早い車のエンジンは何か知ってる?」とか
「もうひとつのタイタニックって知ってる?」とか
「赤い炎と黄色い炎の違い」など
私が知らない話ばかり聞いてくる。


聞くと博士は東京の子で夏休みに祖母の家に
ひとりで預けられるらしい。
そして親は預けたまま東京に戻るそうだ。

彼は小学1年生の頃から本ばかり読んでいるという。
だから雑学の知識が半端でない。
そりゃ同級生とは遊びたがらないだろう。

というか相手にされないのかもしれない。
ちょっと可哀そうに感じた。

私が一番上のスライダーに行こうとすると
博士は理由をつけて行きたがらない。
はちが飛んでくるから嫌だとか。
理由は分からないが中段から
下のスライダーしか滑りたがらなかった。

博士と競争しようとすると
博士は「話をしようよ」といい
大人顔負けで知識自慢話を永遠とするのだった。
将来はどんな大物になっているであろう。
あまりにも話がわからないので旦那を捕まえ
話をふると博士の大人顔負けのマニアックさに
旦那は驚き苦笑していた。

寒くなってきたのでまだ遊びたそうな博士に別れをつげ
私たちはテントに戻った。








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Last updated  August 28, 2009 12:42:37 AM
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