太宰府・下地勇と山崎ハコ
5月最終日、本日も快晴。抜けのイイ空です。11時頃に仕事を終わらせ、西鉄電車で太宰府天満宮へ。文書館という畳敷きの空間にて、FM福岡主催の音楽イベントが行われた。ブッキングは、下地勇さんのライブですっかり顔馴染みになったとても素敵なおじさまである旧知のB社Bさん。この日は、文書館三度目の下地さんに加え、大分県日田市出身の“山崎ハコ”さんが登場。開演の15時半には、満席の文書館下地さんが登場し、宮古方言の歌を2曲歌う。「太宰府は三度目です。“ダザイイサム”と呼んでください(!?)。」と軽く笑いをとり久しぶりに日本語の曲「また夢でも見てみるか」に続き隠れた超名曲「一粒の種」で一気に感動モード。そこからは一気にSHOUTして、会場は激しく盛り上がる。ああ、いいなぁ、ご機嫌なライブだ。今日は下地さんのライブで出合う“沖縄県人会”の人たちは少なめ山崎ハコさん目当てらしい、ややご年配のお客様が多いようだ。だからこそ、この盛り上がりは嬉しい。初めてのお客様の心をわしづかみにするライブパフォーマンスに感心した。逆に、下地さんのライブには詳しいが山崎ハコさんを“伝説”でしか知らない僕らのような人間にとってさて“今”の山崎ハコはどんなだろうと興味津々。結論は“ぶったまげた”。山崎ハコ、バリバリ現役のシンガーでした。五木寛之“青春の門”の世界観を唄った「織江の唄」で一気に心を持っていかれた。中島みゆきみたいな狂おしい情念。ちっちゃくてかわいいその姿。アンニュイなトーク。そのギャップ。年をとったからこそ響く唄なんだろうな歌い手にとっても聴き手にとっても。なんという二時間だろう、この二人のディープな世界観を目の前で体感してしまった。やっぱりライブっていいな。終演後、勇さんと、マネージャーのOさんとがっちり握手を交す。彼らのスタンスにいつも教えられることが多い。大事なことを忘れないように、彼らの音楽活動をこれからも応援する。そして、新しい経験も広がる、山崎ハコという、古くて新しい歌い手を知った。B社Bさんが「これから、いろいろ仕掛けるからね」と言った瞬間の表情が、少年のように嬉しそう。。いい熱量をもらって5月を終えた。