守ると攻める
来週“歌舞伎座”の“幕見”に初挑戦しようかとイロイロ調べごとしてて昨年の勘九郎さんの記者会見の記事を見つけた。「勘三郎を名のらせていただきますがこれからももっともっと自分のやりたいことをやって守りは守り、攻めは攻めという姿勢で勤めさせていただきます。(中村勘九郎改め、中村勘三郎)」伝統芸能における“襲名”という制度はなんとなく不思議なんだけど身が引き締まる感じがする。勘九郎さんのような“伝統”の閉塞感に風穴を開けまくるような斬新な企画を次々と実現してきた人が名前を継ぎ、守り、歴史を作る。しかし、いつもながらの“攻め”を忘れないこの人のチャレンジ精神はかなりカッコイイ。襲名披露興行のフライヤーとポスターを見て欲しい。篠山紀信撮影で“摩天楼”を背景にした裃姿の中村勘三郎の写真。こんなのありなんだ!ぶっ飛んでて最高だなぁと思う。博多座での襲名披露は今年六月です。楽しみ。寒くなったり暖かくなったり冷たい雨が降ったり熱い陽が差したりややこしい天気ですね。こういうの“三寒四温”というらしいんだけど昔の人はホントうまいこと言いますね。叔叔と仕事した雨の木曜日。