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2018.02.24
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カテゴリ:ひとり言
若い人達の間で
マツエクというものが流行っている
ということくらいは知っていたけれど
50過ぎのオバサンには無関係だと思ったから
どういうものかさえよくわかっていなかった

ところが
いつの間にやら若い娘になっていた娘が
ある日、マツエクなるものを装着して帰宅

うわ!不自然なまつげ
人形みたいじゃん

と憎まれ口を叩いたけど
確かに目元がはっきりして見えるため
いつもよりは可愛く見える

ママもマツエクやりなよ
オバサンだってお洒落な人はみんなやってるよ

と娘に言われ
急にやりたくてたまらなくなり
早速、翌日に予約

マツエクって何すんのかと思ったら
まつげに接着剤でつけまつげをつけるんだね

やり過ぎになるのは怖いので
とりあえずは少なめの80本にチャレンジ

出来栄えは至って自然
目元が少しだけはっきりする程度
マスカラもいらないし
これはこれで便利かも
化粧落としが少々面倒だけどね

となると次はもうちょっと増やしたくなる
最初のマツエクが取れた3週間後には
100本にチャレンジ
が、これもそんなに不自然じゃない

調子に乗り、更に3週間後のマツエクは120本
ここまでくるとかなり目元がパッチリした感じ

ここいらが限界だろうとは思ったものの
次のマツエクでは、束のものを勧められ
じゃ、それいってみよう
とチャレンジしたところ、出来栄えを見てギョッ

まつげおばけ

そんなあだ名がとっさに浮かぶ

しかし
施術してくれた店員さんは
自分の仕事に満足しているようで
ニコニコしながら私の顔を見ている

きっと見慣れてマヒしてるんだろうね
まつげおばけにさ

やっちゃったものは仕方ない
お金を払って帰宅すると
夫は私の顔を見るなり困った顔になり

お前、なんだよ、その顔
いい加減にしとけよ
もう50だろ

と言われ、悔し紛れに

違うよ、50じゃない
52だよ

などと言い返しはしたものの
確かにちょっとやり過ぎたかも…
と少々後悔したりもしていたのだが
困惑して鏡ばかり見ていたところ
不思議なことに見慣れてきてしまい
これはこれで悪くないと思えてきたりもした

そこへ娘が帰宅し

いいじゃん、全然変じゃないよ

などと言われると
もともと自分はこうしたかったんだよ!
とまで思えてきた

翌日、まつげおばけは堂々と出社したけど
誰にも何も言われなかったし
(思ったとしてもいう人もいないだろうけど)
今では結構気に入っている状態に突入している

マツエク、自分がするようになって
周囲の人を気にするようになったけど
確かに年配の人もやってたりする

娘がいなければ
こんなことやらなかっただろうけどね

ババアの顔なんて誰も気にしちゃいない
こんなのただの自己満足なんだけど
その自己満足さえ放棄したら
それこそババアまっしぐらなんだろうなぁ

悪あがきだと百も承知の上で
自己投資するのも必要なことなのかもね

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Last updated  2018.02.24 08:45:13
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