ザ・イヤー・オブ・1980(その32)
クリスティーヌのおかげで、ダーネスまでの足の心配はまったくなくなりました。さらに良かったことは、彼女がのんびりと景色を楽しみながら旅をしていたことです。そして私と同じように、美しい景色を撮影するのが趣味の女性でした。綺麗な景色が視界に入ってくるたびに、クリスティーヌは車を道端や駐車スペースに停めて、写真撮影タイムを作ってくれました。そのときの写真がこちらです。おそらくベティ・ヒルの辺りの海岸線だと思います。この日はハイランド地方では珍しく、晴れ渡っておりました。時々車を駐車して、海岸まで歩いてゆきます。クリスティーヌに撮ってもらった写真ですね。写っている影が彼女です。美しい海岸線が続きます。私たちは海岸線に沿うようにして、A836号線をゆっくりと西へと進みました。(続く)