カテゴリ:カテゴリ未分類
わが国で古くから多く食べられてきた果物に、リンゴ・モモ・ナシ・ブドウ・柿等の他ミカンがある。 普通にミカンと言えば、多くの人は温州ミカンを思い浮かべる。 ミカン類の原産地は、約3000年のインド・タイ・ミャンマー辺りの東南アジアとされている。 紀元前2200年頃中国で栽培が始まったとされ、日本でも日本書記や魏志倭人伝に橘の名前で記載されているほど歴史のある果物である。 温州みかんは15世紀の初め僧侶が中国の温州から柑橘を持ち帰り、鹿児島県に伝わったとされる。 出水市長島町でその木から偶然生じた変異種に、親の故郷の地名を付けたものだと言われ日本が原産のミカンである。 その後300年余り九州だけで栽培されていたが、明治以降他の地方に伝えられたことによりいろいろな優良系統が作られ量産されるようになってきたものである。 温州ミカンは日本でミカンと呼ばれるものの代表で、タネが無いかまたは少なく皮がむきやすいのが特徴である。 もともと暖かい地域の植物であるため、寒さが厳しい地域では冬を越すことはできない。 冬季の平均気温が5℃以上必要とされ、現在の露地栽培北限は佐渡の南部・茨城・比較的温暖な庄内地方とされている。 昭和30年頃までは東京都区部であっても、温州ミカンを植えている家庭を見ることは無かったのだが現在は都区部と比べて3℃近くも気温差のある郊外でもたわわに実ったミカンの木を普通に見ることができる。 園芸店やホームセンターの店頭には、何種類もの柑橘類の苗が売られている。 温暖化の進展なのか耐寒種が生まれたためなのかはっきりしないが、我が家の庭に植えた木になった実も11月下旬になって少しづつ色着いてきた。 4年前3千円程度で苗を購入する際品種を確認したのだが、「蜜柑」の表示と果実の写真しか添付してなかった。 大きさが優に温州ミカンの3倍ほどあり、マーコットの形に似ていて明らかに温州ミカンでは無い。 家内は熟すのを心待ちにしているが、はたしてどんな味がするのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月25日 11時39分52秒
|
|