『鶴亭日記』の漢詩 1
賞花於東村仏性院、将帰賦一絶 南枝尤狼藉 北枝花欲佳 翹々無由折 籬竹剪作了 〔『鶴亭日記』文政六年三月朔日〕花を東村仏性院に賞づ、将に帰らんとして一絶を賦す 南枝尤も狼藉なるも 北枝花佳ならんと欲す 翹々として折るに由無く 籬竹剪作し了ふ 【狼藉】ろうじゃく、ろうぜき。 【翹翹】たくさんの樹木が高く茂っているさま。 【籬竹】 竹のまがき。『鶴亭日記』は野阪完山の日記です(「Wikipedia」の記事参照)。これには俳句と並んで、多くの漢文・漢詩が載せてあります。この漢詩を読み下して、このブログの記事とします。誤読があればご指摘をお願いします。