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カテゴリ:マンガ
堀田きいち先生の“脱力系青春グラフィティ”『君と僕。』の最新刊です。
左があきらで、右がこーちゃん。こーちゃんは悠太達の高校の先生です。 1巻の左が悠太、右が祐希。2巻の左が千鶴、右が要。3巻が春と、帯に隠れちゃってるけど茉咲。 私のお気に入りは淡々と冷たい冗談を言う悠太君。 もうこのゆるさがたまりません!!。 要:秀才、お金持ちのおぼっちゃま 悠太:双子の兄、四人の中では大人 祐希:双子の弟、ゲームとアニメオタク、イケメンでモテモテ 春(しゅん):女の子にも間違えられる優しい男の子 この四人は幼稚園からの付き合い。 話が進むに連れ、 茉咲:四人の一つ後輩の女の子、春が好き、4巻では余り出番なし 千鶴:転校生、茉咲が好き が加わってのお話です。 表紙は連載開始当初の主人公、四人の幼稚園時代に職場体験に訪れたあきらと晃一です。 おまけに初期のような二人の4コママンガも入ってます。 4巻は、 “タッチ”と言うほぼ鬼ごっこの話、 食堂のお姉さんに祐希が興味を持つ話、 5人で幼稚園に職場体験に行く話、 千鶴が外人さんに自分の子供と間違えられちゃう話、 食堂のお姉さんがやめることに、祐希は?と言う話、です。 このマンガには熱い叫びも、涙もありません。 それと真反対に生きてる登場人物たちが、でも青春しているマンガです。 「若い者が熱く生きないでどうする」と言う方には絶対お薦めできません。(笑 これが笑えるんですよ。 セリフは淡々と“ポンッ”て感じで出されてるんですが。 幼稚園の先生体験から一つ。 五人は幼稚園に職場体験に行くわけですが、子供はパワフル。 で、双子はイケメン設定なので女の子に囲まれます。 「あたし、およめさんになってあげる~。」 「いや、いきなりお嫁さんはちょっと・・・ちゃんと段階ふみたいんで・・・。」(悠太) 「なんでお兄ちゃん達顔が一緒なのー?。」 「なんでもお揃いなんだよ。なかよしだから。」(祐希) ↑これがまたゆるゆるで出るセリフなんですね。 でも話は「良いなぁ。」って思えるラストになっている。 今回は祐希が食堂のお姉さんに興味を持つ。 でもお姉さんはやめちゃう。 たぶん恋なんだろうなぁ、でも本人は自覚はないんだろうなぁ、と言う淡さが良い。 “未満”と言う感じがするんです。 3巻では悠太がそんな感じでした。 この双子はとても仲が良いので、そんな兄弟の様子を唯一気が付いている。 悠太の時は、祐希が甘えて、それが慰めみたいになっている。 今回の祐希には、悠太は、祐希がいつも通りに机に突っ伏してグータラ寝てる姿に微笑む。 二人の関係、キャラの違いが良く出てるラストだと思いました。 隔月刊の雑誌に連載してるんですよね。 次の単行本は来年春、待ち遠しいわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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