カテゴリ:陶磁器の画像
勝手にセト・ノベルティの定義を探求してまいりましたが、 まとめます。
まず、歴史が約100年。 瀬戸市及びその近辺で作られた、 人形、動物、花などの置物。 またはそれらの形態をしたウイスキーボトルなど。 成形方法は石膏の型での鋳込み成形がほとんどで、 まれに同じ石膏の型での圧力成形もある。 歴史的に多くはドイツの人形の模倣をして、 アメリカに輸出されたものが多い。 しかし戦後、独自の技術革新によって瀬戸のオリジナルも作られた。 現在は円高の影響もあって、輸出商品はほとんどなく、 日本国内向けの商品も、安価な外国製品におされ、 瀬戸のノベルティを含む陶磁器産業は縮小が止まらない。 と、余分なことも書いてしまいましたが、 自分だけ納得したようです。
いきなりですが、 多くの陶磁器を可憐に飾る上絵付け。 私の本来の専門は絵付けなので、 今日は上絵具についてちょっとだけ、説明させて下さい。
この写真は、私がサンプリングの時に使う、絵具の発色の皿です。 原色から、調合されたものを含めて現在だいたい200色くらいあります。
上絵の具とは、例外もありますが、 簡単に言っちゃうと、顔料(金属酸化物)に、 フラッキスという鉛が入った、 ガラスのような溶剤を混ぜ込んであるものと思ってください。 それを800度くらい(温度はいろいろですが)で焼くと、 そのフラッキスが溶けて、顔料も一緒に素地にくっついちゃうのです。 鉄は赤(弁柄)、クロムは緑、コバルトが黒と青などなど。 色数はすごく豊富なんです。
鉛は毒ですね。 管理が大変です。 (だけど現在は鉛の入ってない絵具もあります。)
思い出した! そろそろ、ストップしているエンジェルの絵付けを 始めないと・・・
セト・ノベルティとは、 約100年前から愛知県瀬戸市を中心にその近郊で作られた、
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最終更新日
2007.12.16 19:24:34
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