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2018年10月24日
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カテゴリ:事件・事故・天災
ずいぶん大げさなタイトルを付けてしまったが、
それほどすごいことを書くつもりは無い。
素人がただの推測で書くことだから、
あまり期待しないで読んでいただきたいところである(笑)。

安田純平氏は2015年にヌスラ戦線に拘束された後、
別の過激派組織に渡されたと伝えられている。
その後、何度か動画が公開され、今年の「今すぐ助けて下さい」は有名になった。

私は普通の人と同様の考え方をするので(笑)、何十年も前から
戦場ジャーナリストは初めから命をかけて行くものだと思っている。
だから今回の拘束事件にも全く興味が無かった。
首を切られる映像などは見たくもないが、そんな結末もあるだろうと思っていた。
当然、「今すぐ助けて下さい」には「おいおい」という感想しか持てなかった。

ただ、3年以上も経ってから解放されるというのは、ちょっと珍しいことである。
まず、カタールとトルコの協力があったことが首相の口からも伝えられ、
さらにカタールが身代金3億円を支払ったというニュースが流れた。

このタイミングと解放劇について、安田氏の友人であり、
フリージャーナリストである常岡浩介氏は次のように語っている。

◆今までよりも積極的にカタールが動いたのでしょう。
◆7月末に安田君の動画が公開された時、菅房長官が解放に向けて全力を尽くすと
◆話しましたよね。ああいうコメントを出すということは
◆何かが動いたんだろうと想像はしていました。

◆また、カタールにとっても安田君を助けるのに良いタイミングだったと思っています。
◆去年、カタールはサウジアラビアやアラブ首長国連邦から断交されて、
◆経済制裁を受けた。食糧調達すら困難な状況でした。そこにサウジアラビアの
◆ジャマル・カショギ記者の事件が起き、主要国が一斉にサウジアラビアから
◆撤退してしまいました。カタールとしては撤退しようとしている企業がカタールに
◆戻ってきてくれれば、身代金を払ったとしても元が取れるとみたのではないでしょうか。

この後半部分の説明にはやや疑問符が付く。食糧調達すら困難な状況の国が、
「撤退しようとしている企業がカタールに戻ってきてくれれば」などという
曖昧な期待のもとに3億円を支払うという憶測はあまり説得力が無い。
「日本人の安田氏を救出すれば日本企業がカタールに戻る」というのも
なんとも純粋すぎる、子どものような希望的観測だ。
それよりも、やはり日本から金が流れたと考える方が自然だろう。

さらに、いちばん基本的なことを思い出せば、
「日本が金を出した」という仮定が非常にすんなりと納得できる。
安田氏が捉えられたのはシリアの反政府勢力、つまり反アサド勢力だということだ。

西アジア諸国を除けば、アサド政権を最も憎んでいるのはアメリカである。
これはもはや常識だと言ってもいいだろう。
反政府勢力のヌスラ戦線や自由シリア軍を吸収して膨れ上がったイスラム国を
ロシアとアサド政府軍は2年1ヶ月でほぼ制圧した。
ところがアメリカは1年半の間、6,700回に渡って空爆を続けながら、
彼らの勢力を意図的に弱体化させなかった。
むしろイスラム国を支援していたというのも、かなり大っぴらに語られている。

要するに、シリアの反政府勢力を利することはアメリカを喜ばせる材料になるのだ。
極めて個人的な、単なる根拠の無い推測に過ぎないが、私はおそらく
アメリカが身代金を支払うよう日本政府に働きかけたのではないかと思っている。
シリアの反政府勢力は以前よりもだいぶ弱まっているが、
彼らを未だに支援しているということがイスラエルに伝わるだけでもいいのだろう。
イスラエルを喜ばせることこそ、アメリカにとっての絶対命題なのだから。

こんな風に考えてくると、メディアが安田氏の家族との再会を
ドラマチックに描くのも解るような気がする。
あとで日本から金が流れたことがバレたとしても、
「人命救助優先」という感情論で政府への抗議を煙に巻こうとしているのかもしれない。

立場上、日本政府は身代金を渡したとは言えない。
それがアメリカからの指示だった場合は、口が裂けても真実は言えない。
そういう政府の本心を理解しているメディアが、忠実に政府を守ろうとしている。
日本がアメリカの「ポチ」なのは昔から有名だが、
政府を懸命に攻撃しているように見えるメディアが
重要な所では「政府のポチ」であるのを、知らない日本人が意外と多いような気がする。





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Last updated  2018年10月26日 18時55分32秒
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