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カテゴリ:経済
日立がクラリオンをフランスのフォルシアに売却することになった。
利益率が低い事業の見直しの一環だという。 クラリオンは2017年3月期の売上高が1948億円で、純利益が77億円だった。 純利益率はほぼ6%である。 しかしながら、今年の3月期は売上高こそ1831億円と6%減で収まったものの、 純利益は21億円と73%も減ってしまった。 売り上げ減のほかに、事業構造改革による関連費用25億円の計上が響いたようだ。 それでも、構造改革で展望が見えるのならばおそらく身売りはしない。 ところが、2018年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、 純利益が前年同期比65.1%減の3億5500万円と大きな落ち込みとなってしまった。 要するに、将来性も見込めないと見切りを付けたのだろう。 一時はカーナビシステムとオーディオで発展したメーカーだったが、 今は斜陽と言っていいのかもしれない。2017年のデータが見つからないので 2016年のシェアを見ると、トップ5には入っていなかった。 ちなみに1位がパナソニックで30.3%、2位がパイオニアで27.7%である。 それでも、フランスに買い手がいるのだから「お先真っ暗」というわけでもないのだろう。 経営母体がかわり、昔のように元気が出てくることを祈りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年10月29日 23時57分12秒
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