50代の転換期

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• 先手7七飛成

  歴史的妙手とも称された藤井七段の指し手。AIは悪手と判断した。AIに人間が勝てなくなってきた今、藤井君はAIを上回るのか。

  2018年06月06日

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• 痴漢撲滅ポスター撤去は妥当

  「あの人、逮捕されたらしいよ」が話題になった愛知県警の痴漢撲滅ポスター。ネットでは「逮捕イコール有罪なのか」という批判の声が挙がった。本物の痴漢は撲滅すべきだが、今までどれだけの冤罪があったのかも考えなければならない。

  2018年06月05日

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• ウナギのかば焼き、昨年2.7t廃棄

  販売側にどれだけの責任があるのだろうか。もちろんどこでも売り切る努力はしているはずだ。むしろ、美食である上、消費期限に異常にこだわる消費者の方に問題があると私は思う。

  2018年06月04日

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• レナの卒業式

  また２週間以上空いてしまったので三行詩。今日、レナの最終オリエンテーションがあった。帰るのは７月８日だが、中にはもう会えない友人もいる。交換学生達につられて大人も盛り上がり、私は「We are the world」を大声で歌ってきた。

  2018年06月03日

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  レナの染め物体験と「寿氷」

  今日は真岡木綿会館で染め物体験をしてきた。染め物といっても藍染めなどの本格的な作業ではなく、地元の苺を使った「苺染め」である。参加者はレナと女房を含めて8名だった。苺をミキサーでかき混ぜた後、そこに水と酢を加えて染色の素材とする。それをビニール袋に入れ、さらに白いシルクのハンカチを入れてひたすら揉み込む。5分間指で揉み続けると、白いハンカチに良い具合に色が付くのである。ただ、今回は指先が上品な人が多かったせいか、5分間では色が薄かった（笑）。そのため、3分間だけ延長してさらに苺の染料を揉み込むことになった。苺の染料が入った袋にハンカチを入れようとしているところ。揉み終えて余分な染料を洗い落としているところ。ほのかな苺色のハンカチの出来上がり。なかなか面白い体験だった。実際にこのハンカチを使うかどうかはわからないが（笑）いい思い出にはなったと思う。30分程度で終わってしまったため、昼食前にかき氷を食べようと考えた。昨年「マツコの知らない世界」で紹介され、今ではすっかり真岡の顔になってしまったかき氷店「寿氷」である。レナはもちろん初めてであり、我々にとっても4年降りに近い。全く様変わりしてない店舗がやや懐かしかった。レナが注文した「なつおとめ」に自家製シロップをかける店長。私は「南津海（なつみ）」という蜜柑のシロップを選んだ。これについているトッピングは単なる練乳ではなく、ヨーグルト練乳である。このトッピングソースとの相性がまた良く、素晴らしく美味しい。実はこの店長は以前からフランスに出店する夢を持っている。今年は間に合わなかったが、パリで行われる来年の「ジャパン・エクスポ」に出店する予定だという。レナに聞くと、「かき氷はフランス人にも好まれると思う。良い発想だ」と言っていた。その事を伝えると、当然ながら店長も喜んでくれた。相変わらず一人分ができるのに10～15分かかる。そのため、近くても覚悟を決めないとなかなか行けない店である。だが、久しぶりに自然な味に触れ、寿氷の存在価値を再確認することができた。これからは時間を作り、もっと頻繁に通いたいと思っている。

  2018年06月02日

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• 時短運動会

  時間を短縮して運動会を実施する小学校が増えているという。一番はっきりしている例は午前中で終わる運動会である。愛知県のある小学校では、昨年15種目あったプログラムが今年は7種目になったそうだ。理由は簡単で、まず第一に熱中症対策が挙げられる。これはときとして命に関わる問題だから、重要なポイントだ。次は保護者の負担軽減だという。単純に「お弁当を作らなくて済む」こともその理由らしい。さらには、保護者が会社勤めの場合、半日の欠勤で済むなどという理由も考えられるだろう。当然の反応だが、これに対しては賛否両論が浮上している。批判的な意見としてはまず、年に一度の運動会なのに「お弁当を作るのが大変」と感じる親の態度。私はすでに祖父に近い年齢だが、自分の娘や嫁がこう思っていたら幻滅するだろう。親として子に注ぐ愛情が足りないと感じてしまう。熱中症対策なら、すべての保護者に氷らせたペットボトルを用意させる、競技の間隔が空くときは冷房の効いた教室に児童を控えさせる、年少者の種目を少なめにするなど、いろいろと考案できそうな気がする。とにかく年に一度の大イベントなのだ。保護者も教員もこの日に向けては労力を惜しまず、子供たちが盛り上がり、家族との絆も深まるような立派な運動会をこれからも催してほしいと私は願う。

  2018年06月01日

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  真岡女子高校「荒城の月」に思う

  真岡女子高校では毎年3年生に「荒城の月」の集団演舞をさせる。今年で51回目になるそうだ。私の娘二人も真岡女子高校卒だから、それぞれ3年生の時に経験している。女房はどちらも見に行ったが、私は行かなかった（笑）。入学式や卒業式に参列する父親が増えているといっても、実際この「荒城の月」を見に来る父親は少ないようだ。だが、今年の我が家にはフランス人交換学生のレナがいる。フランス人が踊る「荒城の月」は、やはりある意味興味深い。義務感に狩られ（笑）、初めて見に行くことにした。レナのいる3年5組。演舞終了後、地元ケーブルテレビ収録のために「波」の再現中である。思いのほか感動した。単なる扇の舞だけでなく、途中には足軽隊の突撃シーンも含まれている。恥ずかしながら今まで「荒城の月」の歌詞を本気で考えたことがなかったので調べてみると、二番は次のように歌われている。◆秋陣営の霜の色　鳴きゆく雁の数見せて◆植うる剣に照り沿いし　昔の光今いずこ秋の月は陣営に降る霜の色、飛び行く数多の雁の影を映す。「植うる剣」は「勝ち鬨を上げる際に兵士が突き上げる剣」という解釈もあるようだが、私は「合戦の後、地面に突き刺さった剣」と感じる。それらを照らした月の光は、今はどこへ消えたのだろう。そして四番。◆天上影は変わらねど　栄枯は移る世の姿◆映さんとてか今も尚　ああ荒城の夜半の月「天上影」は神仏を表すという。神仏の絶対性は変わらないが、人の世の栄枯は限りなく移ろう。今もなおそれを我々に示そうというのか、荒城の夜の月よ。お読みの方々は「平家物語」の冒頭を思い出されるだろう。◆祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。◆沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。◆おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。◆たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 まさしく諸行無常、盛者必衰。「荒城の月」も、ただひたすらそれを伝える歌だったようだ。

  2018年05月31日

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• 負けを叩くのはわかるが…

  西野ジャパンがガーナに２－０で敗れた。結果だけを見ると、確かに全日本はだらしない。ただ、その評価の仕方が私にはどうもしっくりとこない。「国内最後の壮行試合で課題噴出」「指揮官交代により混迷が増した印象」「拭いきれない不安感を残す完敗」中には「ほぼ見るところ無く」などという表現もあったが、ダイジェスト版を振り返ると、見るところは結構あったような気がする。もちろん、結果を出せなければ評価されないのは当然のことだ。この厳しい対応が逆に今後の良い成績につながることもありうる。だが、スポーツの結果というのは時の運によることも非常に多い。極めて卑近な例だが、私のゴルフのスコアも同様だ（笑）。私はゴルフを8年間休んでしまったので、実は今懸命に昔の状態に戻そうとしているところである。以前オフィシャルハンデが12まで行った近くにあるコースに最近は通い詰め、競技用のフルバックティーで22日のスコアが93、25日には86まできた。ところが、80台前半を出そうと思って臨んだ29日には寄せとパターが一向に決まらず、なんと98に逆戻りしてしまう（笑）。まあ、私の場合はまだまだ下手だから86がまぐれに近いのかもしれないが、それでも、良いスコアが出るときには出るのである。今日のサッカーも同じように考えられないだろうか。枠に飛ばなかったり、しっかり当たらなかったりした香川や柴崎が、次の試合では当たりまくるかもしれない。キーパーの正面に飛んだボールが、次はゴールの隅に決まるかもしれないのだ。「当たり外れがあるようでは予選リーグを通過できない」というのも正論だが、監督が替わったばかりの今は少し温かい目で見守ってやりたい。試合ごとに一喜一憂するのは日本人的感性にそぐわないと思う。周りが思い切り叩くのは、ワールドカップが始まり、グループリーグ全敗で彼らが日本に帰ってきてからでも遅くないのではなかろうか（笑）。

  2018年05月30日

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• 日大アメフト部の声明文

  日大アメフト部の部員がどのような思いを抱いているのかを綴った声明文が今日29日付けで発表された。引用の方が遥かに長くなってしまうが、彼らよりもおよそ40年長く生きている人間として感想を述べてみたいと思う。声明文は「お詫び」から始まっている。「ケガを負ったＱＢの選手とご家族の皆様」「関西学院大学アメリカンフットボール部関係者の皆様」「関東学生アメリカンフットボール連盟その他の関係者の皆様」に対するお詫びである。そしてさらに、「アメリカンフットボールを愛するすべての皆様、そして社会の皆様」に対しても詫びている。詫びなければならない理由はその後に続いていた。「私たちの大切な仲間であるチームメイトがとても追い詰められた状態になっていた　にもかかわらず、手助けすることができなかった私たちの責任はとても重い」「これまで、私たちは、監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従って…」「深く考えることも無く、それがチームの勝利のために必要なことと信じきって…」「監督・コーチとの間や選手間のコミュニケーションも十分ではありませんでした。」「そのような私たちのふがいない姿勢が、　今回の事態を招いてしまった一因であろうと深く反省しています。」極めて冷静で、謙虚な自己分析だと思う。「日大アメフト部の部員が声明文を出した」と聞くと、我々一般人の多くは、まず「監督やコーチを弾劾する文章だろう」と考える。ところが、実際にはそういう内容はほとんどない。いや、全く無いと言ってもいいかもしれない。監督やコーチに向けて書いたと思われる文は、唯一「それらの捜査・調査に際しては、関係者の皆様にも、　私たちが信じているチームメイトのように、誠実にありのまますべてをお話しして、　その責任をしっかり受け止めていただきたいと思っています。」だけである。「監督やコーチがスポーツマンシップに反する指示を出した」などと糾弾する文は一つも無いのだ。私にとっては、ここが一番心を動かされた点である。また、後半の部分で自分たちの決意を表明しているのも素晴らしい。「私たちは、日本大学アメリカンフットボール部全体が生まれ変わる必要があることを　自覚しています。」「絶対に必要だと今思っていることは、対戦相手やアメリカンフットボールに関わる　全ての人々に対する尊敬の念を忘れないこと、真の意味でのスポーツマンシップを　理解して実践すること、グラウンドではもちろんのこと、日常生活の中でも　恥ずかしくない責任ある行動を心がけるなど　常にフェアプレイ精神を持ち続けることを全員が徹底することです。」こういう文章が書ける時点で、彼らはすでに真のスポーツマンシップを充分理解していると言えるのではないだろうか。「そして、いつか、私たち日本大学アメリカンフットボール部が、　部の指導体制を含め生まれ変わったと皆様に認めていただいた時には、　私たちが心から愛するアメリカンフットボールを他のチームの仲間たちとともに　プレーできる機会を、お許しいただければ有難いと思っています。　また、そのときには、もし可能であれば、私たちのチームメートにも　再びチームに戻ってきてもらい、一緒にプレーできればと願っています。」歪んだ読み方をする大人達もいるのかもしれないが、私はこの文章は彼らの純粋な心から生まれたものであると信じる。純粋な心で悩み、苦しみ、考え抜いた末に完成したものであると思えるのだ。彼らには、今の気持ちを忘れず、常に前を向いて精進を続けてほしい。そして来年以降、スポーツマン精神にあふれるプレーを観衆に見せつけてほしいと思う。

  2018年05月29日

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• 中村愛媛県知事は悪人なのか

  これは政治カテゴリーではなく、事件のカテゴリーに入れるべきことなのかもしれない。愛媛県は、5月21日に参院予算委員会に文書を提出していた。そこには、◆2／25に理事長が首相と面談（15分程度）。◆理事長から、獣医師養成系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では、◆国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明。◆首相からは「そういう新しい獣医大学の考えはいいね。」とのコメントあり。と記されていた。ところが、このメモの内容について加計学園は、「実際には無かった面会を引き合いに出し、県と今治市に誤った情報を与えてしまったようだ」などと、面談を否定するコメントを発表した。これに対し、当然のことだが愛媛県の中村知事は憤慨する。そして記者会見で、「我々は公的機関。一般論として偽りなら謝罪、説明し、責任者が記者会見するのが世の中の常識」という内容のコメントをした。いま、ネットではこの中村知事の発言を攻撃する投稿が多い。Youtubeなどで、いわゆるネトウヨの中村攻撃が激しいのである（笑）。「いいかげんなメモを国会に提出するのがおかしい。　伝聞の伝聞を事実として伝えようとしている。」などといった意見が噴出している。「捏造」などという言葉も飛び出すのだから、まるで中村知事が悪意を持って安倍首相を攻撃しているとでも言いたげな勢いである。だが、どうだろう。どう考えても中村知事には悪意は無かったはずだ。でなければ、加計学園が「県と今治市に誤った情報を与えてしまった」などと言うはずがない。県と市には、明らかに「加計学園の理事長と安倍総理が会った」という情報が伝えられていたのである。さて、今の状況で、安倍総理・加計学園・愛媛県知事の3者中、誰が嘘をついている可能性が高いのか。これは中学生、いや小学生にもわかりそうなくらい簡単な問題だと私は思うが（笑）、お読みの皆さんはどうお感じだろうか。とにかく、良識ある大人が安倍擁護派の激しい言葉に惑わされないことを私は願っている。

  2018年05月28日

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• レフトゴロ併殺？

  27日の甲子園での阪神－巨人戦は珍プレーによる結末を迎えた。レフトゴロによる併殺で３アウトという終わり方である。９－０と阪神が大きくリードした９回表、巨人の攻撃は一死満塁の状況だった。６番長野の当たりはやや深めのレフトフライ。犠牲フライで１点は入るものの２アウトになるので、試合は終わりに近づくと誰もが感じただろう。ところが、一端捕球したと思われたレフトの中谷がボールを持ち替えるときに落球。三塁の塁審はセーフのジェスチャーをした。中谷はさほど間を置かずに三塁に送球し、三塁手の大山はサードベースを踏んで二塁へ送球する。ボールを受け取ったショートの熊谷もとりあえずベースを踏んだ。＜レフトゴロ併殺＞どうだろうか。やはり実況や解説の掛布が言うとおり、捕球した後の落球であるように見える。つまり三塁塁審の誤審ということになりそうだ。９回で９点差の試合だったからいいようなものの、これが１点差ゲームだったらどうなっていただろう。巨人ベンチは総出で三塁塁審に詰め寄ったに違いない。手を出した末、退場になる選手も出る可能性があったのではないだろうか。今のところ、落球か否かはビデオ判定のリクエスト項目にはないようだ。だが、この辺もビデオ判定の項目に加えるべきであるような気がする。いや、どうせビデオ判定を行うのなら、リクエストしたいときには自由にさせるよう定めてもいいのではないかと私は思う。野球で飯を食っているプロが必死でやっているプレーなのだから、誤審で試合を狂わされるようなことがあってはならない。人間に審判をさせる以上、あやゆる項目においてビデオ判定は必要だと思う。

  2018年05月27日

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• スロージョグ、やっと再開

  ２月までかかってやっと実現できた「還暦誕生日目標スロージョグ」。受験期の忙しさもあり、その後全く走れなかった。とりあえず1kmからだが、これから週２回程度、何とか続けたいと思う。

  2018年05月26日

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• 「高プロ」導入は悪か

  政治カテゴリーなのか経済カテゴリーなのか判断が難しいが、とにかく「高度プロフェッショナル制度」創設が含まれる「働き方改革」関連法案が今日衆院厚生労働委員会で可決された。年収1075万円以上の専門職社員に限って労働時間規制から外せるようにするのが高プロ制度である。要するに「働かせ放題」になる可能性、危険性があるわけだ。ただ、与党と日本維新の会などとの間で法案の修正合意がなされ、「対象社員が自らの意思で、高プロの適用を解除できる」という文言が盛り込まれた。社員の自主性を重視する条項が含まれたということである。「全国過労死を考える家族の会」はこの法案に対して猛反対をしている。「過労死が増えることは目に見えている。政府・与党は財界の意見しか聴いておらず、　遺族の声は届いていない」と痛烈に批判する。確かに彼らの気持ちはわかる。いくら高給取りといっても、自分が気付かぬうちに過労に陥り、命を落としてしまっては何にもならない。そういう悲劇はもう起こらないでほしいと願うのは当然である。だが、この「高プロ」制度の場合、過去の過労死と比べると根本的な違いがあると私は思う。年収1075万円以上のエリートであるという点である。「対象社員が自らの意思で、高プロの適用を解除できる」という文言が入っていて、さらにそれが「正常に機能する」という前提があるのなら、私は高プロの導入に賛成する。そもそも管理職でない社員で1075万円を超えるのは全体の1％未満だから、文字通り彼らは高度プロフェッショナルと言っていいだろう。そういう層の人間なら、「現状が過労なのかどうか」を自分で判断してほしい。さらに言えば、「苦しい」と感じながら「高給を維持するために」働き続け、結果的に倒れてしまったのなら、それは自己責任ということになる。だが、高プロ適用の解除を申し出た段階で解雇されたり、1100万円から600万円などと大幅に減給されたりするようなことがあっては話にならない。このような企業側の身勝手が起こらないよう、政府は目を光らせる必要がある。法案を通す以上、日本経済の将来を担う逸材を守るために行政は最大限の努力を払わなければならないのである。

  2018年05月25日

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• イニエスタが来る

  リーガ・エスパニョーラを代表する選手、アンドレス・イニエスタが日本に来る。ピークは過ぎているかもしれないが、紛れもなくスペインの英雄である。久々にやって来る超弩級のスターが日本のサッカーを変えてくれるだろうか。

  2018年05月24日

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• 日大アメフト部、監督とコーチの記者会見

  疑念が大いに残った、全く信じられない、などという感想はさして重要ではない。一番衝撃的だったのは、あの程度の日本語しか話せない男がコーチを務めているということ。あれでは、強権、支配、君臨といったイメージしか湧いてこないのである。

  2018年05月23日

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• あごに打球が直撃

  楽天・戸村健次投手があごに打球の直撃を受け、緊急降板した。ビデオを見ると確かに恐ろしい当たり方をしている。特にピッチャーは、常に大きな危険と隣り合わせの状況でプレーしているということである。

  2018年05月22日

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• 登山家の死

  エベレスト登山に挑戦中だった登山家・栗城史多氏が亡くなった。インタビューを受けたお父様は「バカ野郎とは言えない」と笑う。35歳の息子の死を父親が笑って受け入れられるのが登山というものなのだろう。

  2018年05月21日

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• 内閣支持率上昇？

  NNNの週末の世論調査で、安倍内閣の支持率は5.7％上昇して32.4％となった。前回の26.7％という数字は極めて危険な数値だから、一息ついたというところか。だが、調査主はNNN。「政権側のメディア」であることは有名である（笑）。

  2018年05月20日

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• テスラの苦悩

  小規模自動車メーカーから大手に移行しつつあるEV製作・販売専門企業テスラ。量産モデルを開発後、その量産ができずに躓いてしまった。自社の生産能力を大きく見誤っているようでは、お世辞にも大手とは言えない。

  2018年05月19日

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• 藤井聡太七段

  最年少での七段昇格、プロ入りからの年数も最短。あっと言う間に師匠の段位に追い着いてしまった。さすがに負けることもあるが、この少年に感じるのはやはり無限の可能性である。

  2018年05月18日

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  2600万円のSUV

  ランボルギーニ・ウルス。V8・4Lツインターボ・650ps・86.7kgm、2.2tもありながら0-100kmを3.6秒。税抜き2600万円のSUVが注文から納車まで3年とは…。う～ん、何も言えない（笑）

  2018年05月17日

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• シャープのテレビが好調

  シャープの液晶テレビ販売台数。2017年は16年のほぼ２倍に。国内で売れているテレビの３台に１台はシャープだそうな。鴻海の販売網を通じて海外でも伸びるシャープ、今年はさらに吠えるか。

  2018年05月16日

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• アメリカでスポーツ賭博解禁へ

  米連邦最高裁判所がスポーツの賭博の解禁を認める判断を示した。すでに年1500億ドル規模の非合法のスポーツ賭博市場が存在したらしい。もちろん経済効果はあるのだろうが、スポーツの持つ「清廉さ」は守れるのか。

  2018年05月15日

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• 元市議の凶行

  なぜ市議になったのか、以前から疑問を持たれていた男。市議在職中も精神的に不安定だったという。息子が娘や孫を刺すという惨劇を知った母親の心は、察するに余り有る。

  2018年05月14日

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• 渡辺一馬君、JSBクラス初優勝！

  昨年は３位・４位・５位が３回ずつという恐ろしいほどの安定感を示した男。タイヤチョイスが見事に成功し、ついにJSB1000クラスで初優勝を果たす。讃えよ彼を、偉大なるライダーを！

  2018年05月13日

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• 悪質タックル問題

  アメリカンフットボールの試合における常軌を逸したタックル。もはやスポーツではなく事件のカテゴリーが正しいか。限りなく怪しい監督は、まずは雲隠れをした。

  2018年05月12日

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• 110キロ制限、高速事故増えず

  今の車にとって100km/hと110km/hのスピード差は無いに等しい。120km/hでやっと体感できるくらいか。車の売り上げを伸ばすためにも、前時代的な100km/h制限は早いうちに取り払うべきである。

  2018年05月11日

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• 「子は3人以上」はセクハラなのか

  「必ず3人以上」は、ジョークでないのならば確かにまずい。だが、日本の将来を憂う人の「産んでいただきたい」と思う気持ちは純粋である。女性は、子供を産める点において男性よりも優れているという事実を認識してほしい。

  2018年05月10日

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• イラン核合意離脱

  トランプにとって、最も大切な国はイスラエル。イランと仲の良い関係でいることはイスラエルを怒らせること。トランプはいっそのことイスラエルの大統領になって、ネタニヤフと一緒に働くべきである。

  2018年05月09日

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• 狂気

  線路に児童の遺体。殺害を隠すための工作。狂気と邪気を制御できない人間を、社会に野放しにしてはいけない。

  2018年05月08日

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• 国民民主

  希望と民進。未だに止まらない野党の分裂と改編。国民民主党に未来はあるのか。

  2018年05月07日

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• 31試合目で…

  楽天イーグルス、31試合目で自力V消滅。あまりの早さに開いた口がふさがらない。ここからどこまで這い上がれるか、プロ野球団の意地を見せてほしい。

  2018年05月06日

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• 開陽丸

  木古内から江差、かもめ島へ。その昔、榎本武揚と土方歳三が見守る中、悪天候のために開陽丸は沈没。沈みゆく船を見て、鷗たちは何を思ったろうか。

  2018年05月05日

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• 函館山

  昼に一度、夜に再度訪れた函館山絶景を前に激しい風雨の声己の日頃の行いの悪さを知る（笑）

  2018年05月04日

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• 三行詩シリーズに変更（笑）

  ちょっと日記を貯めすぎてしまった。現在の日付に追い着くまで、2週間分以上を三行詩で書いていこうと思う（笑）。タイトル：函館旅行1日目五稜郭。土方歳三終焉の地。遅い桜が幕軍の無念を美しく散らす。

  2018年05月03日

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• スポーツにおける暴力行為

  ジュビロ磐田と横浜Fマリノスの対戦において、実に不名誉なシーンがあった。後半、反則の判定を不服としたギレルメ選手に対し、審判がイエローカードを出した。今日2枚目のイエローだったため、ギレルメ選手は退場となる。そこまではよくあることだが、この後が問題だ。直後、ギレルメは横浜のMF喜田拓也に何かを言われたとジェスチャーで示しながら、左足で喜田の太もも裏を蹴り上げた。かなり気合いの入った蹴りである（笑）。そして、仲間に付き添われながらピッチを去る途中、抗議に出てきた横浜のスタッフに対して肘打ちを食らわすという暴挙に出る。サッカーの試合で2度に渡るはっきりとした暴力というのはあまり見たことが無い。結果としてスポーツマンシップにもとる行為として6試合の出場停止処分となった。もちろん蹴られた後倒れ込んで痛がったのは喜田の演技だし、肘打ちを食らったスタッフは逆に反撃に出ようという勢いだった。ギレルメが誰かにケガをさせたというわけではない。痛くもないのにオーバーなリアクションをするのはいいかげんやめてほしいというのも見ている者の正直な感想である。だが、根本的な問題は「気に入らないことがあったら暴力を振るう」という人間として最も恥ずかしい行為を、平然と行うスポーツマンがいることである。この点に関しては当然ながら厳しい罰を与えなければならない。6試合の出場停止が重いのか軽いのかはよくわからないが、仮に「今季出場停止」などという厳罰が下っていたとしても、私は納得したと思う。格闘技以外のスポーツには暴力は必要ないのである。

  2018年05月02日

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• 頭が悪すぎる

  水俣病は日本の四大公害病として中学生の教科書に載っている。確認はしていないが、小学生の教科書にも載っているのかもしれない。５月１日、水俣病の公式確認から62年を迎えた。水俣病犠牲者慰霊式が水俣市の「水俣病慰霊の碑」の前で営まれた。そこには原因となった企業「チッソ」の後藤舜吉社長が参列していたが、式が終わった後の取材で「救済の終了」について「異論はあるかもしれないが、私としては救済は終わっている」と述べた。実は、チッソは完全子会社である「JNC」という企業を持っている。2011年4月に操業を開始したようだが、実際にはJNCが年間250億円ほどの利益を上げ、そこから80億円ほどの配当金をチッソに支払っているようだ。それを資金として、チッソは水俣病の補償を行ってきた。水俣病被害者救済法（特措法）では、「市況の好転」と「救済の終了」によってチッソがJNCを売却することができると記されているらしい。当然ながらJNCの売却は「水俣病の補償の終了」を意味する。つまり、チッソがJNCを売ってしまったら水俣病の補償は完全に終わるわけだ。後藤社長は取材に対し、「救済とは特措法による救済という意味。可能な限り広く救済した」と答えた。特措法に基づく救済策の一環として、2014年に対象者の判定が終わっている。だが、水俣病の認定を望む人達は未だに存在し、訴訟は続いている。社長はその原告らに対し、「いろいろ紛争がありますけども、その広い範囲の救済にもかからなかった人たちですから」と述べた。自分の言葉が周りにどう受け止められるか。これが分からない人は本当に頭が悪い人だと思う。後藤社長が入社して（1957年）さほど経たない頃から水俣病はすでに認知され始め、1968年に政府が発病と工場廃水の因果関係を認めた。後藤氏は取締役以上の役員としてほぼ40年間水俣病と向き合ってきた人物である。40年間十字架を背負って戦い続けてきたと言ってもいいのかもしれない。だが、どれほどつらい人生を送ってきたとしても、氏は加害者側の人間である。加害者が「水俣病に便乗して金をせしめようとする人間は相手にするな」という意味のセリフを吐くのは実に聞き苦しい。「認定自体、非常に難しい作業です。今の段階では何とも言えませんが、　判決で患者として認定された方には、誠心誠意対応いたします。」と言うのが社長としての正しい言葉だと思う。社長・会長を退いて最高顧問になっていた後藤氏が昨年7年ぶりに社長に復帰したのは、決して患者を救済するためではなく、どうやら患者と再び戦うためだったようだ。

  2018年05月01日

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• 東播磨ちゃんはかわいそう…？

  ちょっと笑えるニュースがあった。◆兵庫県南部に位置する東播磨地域を擬人化し、◆控えめで目立たないアイドルメンバーに見立てた自虐的な観光PR動画が、◆明石市の抗議により公開停止となったことがわかった。◆ネットではこの一件を擁護し、同情する声が上がっている。明石市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町をまとめて「東播磨」と呼ぶらしい。2市3町もあるのだから面積はさぞかし広いのだろうと思いきや、5つ合わせても266㎢しかない。東隣の神戸市は552㎢、西隣の姫路市は534㎢もあるので、半分以下の大きさである。しかも、有名さでは圧倒的に両隣の2市に負けているので、東播磨地区は完全に日陰の存在になっているというのだ。◆兵庫県東播磨県民局は、「スターすぎる神戸ちゃんと姫路ちゃんに挟まれながらも、◆控えめで目立たない東播磨ちゃんが健気にがんばる姿を皆さんに知ってもらい、◆東播磨のファンになってもらいたい」と制作意図を述べていた。「自虐ネタPR」は個人的にはなかなか面白いと感じるのだが、当の明石市長にとっては面白くなかったようだ。抗議の話を聞いて明石の市長は70歳を超えたご老人かと思ったのだが、違っていた（笑）。東大卒の弁護士であり、過去には衆議院議員も務めた54歳。私より6学年も下である。60歳の私が理解できるユーモアを、なぜ54歳が理解できないのだろう（笑）。確かに、少なくとも明石市はマイナーな都市ではない。まず日本の標準時がこの市を通る東経135度の経線で決まっている。これは中学1年生で習うことだ。そして、かの有名な明石海峡大橋は中学2年生で勉強する。また、日本アルプスの1つである赤石山脈と比べて、山脈は「あかいし」、都市は「あかし」と覚えさせるのも定石だ。（赤石を「あかし」と読む説もあるようだが、教科書ではあくまでも「あかいし」である）だが、たとえ明石市がマイナーな都市ではないとしても、ここは抗議すべきところではなかったと思う。ゆったり構え、微笑みながら見ていればいいのだ。メディアから何か意見を求められたら「でも、実はですね。日本の標準時は…」とにこやかに説明すればいいのである。まあ結果としては、動画の公開停止によって東播磨がより話題に上ったと言えるだろう。もしも最初からそれを狙っていたとすればなかなかの作戦である（笑）。とはいうものの、なんでもかんでも炎上作戦というのもあまり知的なやり方ではない。秀才とも呼べる市長なのだから、暴力的なやり方で人気を稼ぐのではなく、もっとスマートなPR作戦を考え出してほしいものである。

  2018年04月30日

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• 体操界に新星出現

  29日、体操の全日本選手権が行われた。男子個人総合決勝では内村航平が11連覇を目指したが、３位に終わった。優勝したのは順天堂大学の谷川翔（19歳）である。「内村でなければ白井だろう」と誰もが思っていたはずだが、その白井健三は２位だった。内村は言う。「ちょっと予想外。急にドンってきた。健三が来るかと思ったんですけど。　健三には『なんで？』って言いました」白井は谷川の演技を見て、「ほれぼれするような美しい体操」と評した。その上、2位という結果に悔しさは全く無いという。「あんな美しい体操をされたらかなわない」と素直に感じたのだろう。谷川翔が小学生の頃、ランドセルをしたままバク転を繰り返す姿をテレビで紹介されていたようだ。体の操り方に関してはその頃から天才的だったとも言えそうだ。また、変更された新しい採点方法が谷川の体操に合っているという話もある。いずれにしろ、体操界に新星が登場したのは間違いない。これから彼は当然のように日本を飛び出すことだろう。世界を舞台にどれだけの活躍をするのか、非常に楽しみな逸材である。

  2018年04月29日

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• スプレー缶が破裂して客が負傷

  ちょっと驚くニュースだった。大型ディスカウントショップである「MEGAドン・キホーテ」の奈良県桜井市にある店で、出入り口付近の屋外の棚に陳列されていた殺虫剤のスプレー缶3本が突然破裂した。近くにいた26歳の女性客が破片などで顔や目に軽いけがを負ったという。軽傷で本当に良かった。目にも当たっているというのは非常に怖い。冷静に考えると、缶が破裂した場合は、鉄にしてもアルミにしても細かく粉砕されて破片が飛ぶ可能性は低いと思われる。恐らく当たった破片はノズルを覆うプラスチック部分か、ノズル自体ではないだろうか。ただプラスチックでも、猛烈なスピードで瞳を直撃すれば失明の可能性はある。そういう意味では、この女性は軽傷で済んでラッキーだったというべきかもしれない。売り場は店の西側で日光が直接当たる場所だったようだ。しかもこの日は晴天だったらしい。警察では、強い日差しでスプレー缶が熱せされたために膨張し、破裂した可能性があるとみて原因を調べている。誰かが悪質ないたずらをしたのでない限りは確かにこれは自然に起こった事故ということになるのだろう。そもそもスプレー缶には、「直射日光の当たる場所には置かないこと」という注意書きが記されているのだ。それを無視し、危険な場所に長時間置いた時点で今回の事故は明らかに人為的なミスが招いたものということになる。この店だけでなく、全国の販売店が今回の事故を真剣に受け止めなければならないだろう。

  2018年04月28日

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• ABBAが35年ぶりに新曲

  音楽カテゴリの話題が少ないのでたまには触れておこう。一時世界を股にかけて一世を風靡したスウェーデンのポップグループ「ABBA」が再結成されたという。ABBAと言えば、活躍した年代は主に1970年代で、Wikiに寄るとオリジナルアルバムの最新盤は1981年だったようだ。全8枚のアルバムのうち5枚までが全英で1位になっている。1979年の「ヴーレ・ヴー」は日本でも1位になった。ただ、全米ではさほど人気が出ず、トップテン入りしたアルバムは無い。私は1980年に大学を卒業していて、在学中はサンタナ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンなどを中心に聞いていたので、ABBAは守備範囲外だった（笑）。曲として思い出せるのは「Dancing Queen」と「Money, Money, Money」くらいで、オリコン洋楽チャートで11週連続1位に輝いたという「Gimme! Gimme! Gimme! 」は恥ずかしながら今日まで知らなかった。だが、いずれにしろ超が付く人気グループだったのは間違いない。35年ぶりにABBAが新曲を出すと聞けば、50代後半以上の人間は「おおっ！」と感じるはずだ。68歳が最年少で71歳が1人、72歳が2人という高齢グループではある（笑）。しかしながら、74歳のミック・ジャガーも未だに現役だ。ABBAの面々も、体力が続く限り歌い続けてほしいところである。

  2018年04月27日

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• 大川小訴訟、原告側勝訴

  東日本大震災の直後に発生した津波により、宮城県石巻市立大川小学校では74名の児童が亡くなった。当時の在学児童108名の3分の2にあたる数である。地震発生後、大津波警報のアナウンスが流れていた。児童や教職員は校庭に集まったが、どこへ避難すればよいかわからず、50分間もその場に留まったという。すぐ近くの裏山が適していると思われたが、子供たちの足では登れないだろうと反対する教員もいたようだ。迷いに迷った末、彼らが移動を開始したのは津波が到達する1分前だった。2016年10月、仙台地方裁判所は「地震後に津波は予見できた」として遺族の主張を認め、石巻市と宮城県に対し、14億円以上の損害賠償を求める判決を出した。ところが、「津波は予見できなかった」とする市と県は控訴。遺族側も控訴し、仙台高等裁判所で再度争われることになった。特にこの2審では、1審では問われなかった「学校側の津波への備え」が争点となる。そして4月26日、仙台高裁は東日本大震災の事前防災への責任を学校や市教委などの「組織」に求める画期的な判決を出した。高裁の裁判長らは昨年10月の現地視察の際に「バットの森」と呼ばれる場所を訪れており、低学年の足でも20分あれば移動できること、避難場所として適切であることを確認していた。そして判決でも、このバットの森を「最も有力な避難場所の候補」として、2010年度に作成した危機管理マニュアルに明記すべきだったと指摘している。東日本大震災は史上空前の天災である。天災による犠牲者に対し、我々周りの人間は同情はするものの、「仕方のない犠牲者」として諦めてしまうことが多いと思う。だが、空白の50分間の存在を聞かされると、非常に複雑な気持ちになる。もしかしたら、74人の児童の誰一人死なずに済んだのではないか。そして教職員10名も死なずに済んだのではないか。今回の仙台高裁の判決は日本全国の学校や自治体に衝撃を与えるものと言えるだろう。「防災マニュアルを、信頼できる、本当に使えるものにしておかないと責任を追及する」と裁判所が大々的にアピールしたのである。つまり、「子供たちの命を守るために本気になれ」ということだ。学校教員が忙しすぎるのは周知の事実だが、1つの学校で100％全教諭がブラック状態というわけでもないだろう。さほど多忙でない教員に防災関係の仕事を担当させ、定期的に「本気で」避難訓練をするよう心がければいざというときにも効果を発揮するはずだ。自治体と学校の意識改革に期待したいところである。

  2018年04月26日

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• アルコール依存症ではないと言うが…

  ジャニーズのユニット「TOKIO」のメンバー山口達也が書類送検された。もう46歳になるそうだ。女子高生を自宅に呼んで無理矢理キスをした疑いというが、おそらく山口はその子の父親と同年代だろう。記者会見やその他のニュースを部分的に聞いたところによると、山口は酒の飲み過ぎで1ヶ月近く入院治療していた。本人は「肝臓が疲れていたり、仕事が忙しかったので、家にいるよりは病院でちょっと休んだほうがいいよという会社の考えで、病院から仕事に向かうという形を取っていました。肝臓を休ませるための入院です」と言っている。アルコール依存症ではないようだが、実際の所はどうなのだろうか。しかもこの事件は、退院したその日に焼酎を1本空け、酩酊状態で女子高生を自宅に招いた結果起こったものである。自分で何をしたのかすら覚えていない状況で、警察から連絡があって初めて自分がやったことを知ったというのだ。依存症ではないとしても、酒乱と呼ばれても仕方がない有様である。いろいろと調べてみると、山口の酒癖の悪さと女癖の悪さは評判だったという話もある。あくまでも噂に過ぎないが、前のご夫人とは決して円満離婚ではなかった可能性もあるというのだ。酒癖の悪さが原因で離婚したかもしれない男が、酒のせいで1ヶ月近く入院し、退院直後に酒のせいで事件を起こす。これはもう、完全に人生の落伍者というイメージである。ジャニーズの人気ユニットの一員であり、それなりの名声と十分な金がありながら、酒のせいで人生を棒に振ろうとしている。私も酒は強くは無いものの嫌いではない。だが、酒に飲まれるような人間でもない。自分が依存症になるほどの「暴飲家」でなくて良かったと、今つくづく感じている。

  2018年04月25日

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• 衣笠祥雄

  普段は見ないのだが、24日の火曜日はなぜかNHKの「ごごナマ　おしゃべり日和」を見ていた。浅田舞と松元恵美がゲストで出演していた。番組の途中で臨時ニュースが入る。衣笠祥雄氏の訃報についてである。NHKのアナウンサーが丁寧に原稿を読み上げた。それを聞いたとき、NHKが臨時ニュースにするほどの出来事なのだということを改めて感じさせられた。現役生活23年。通算打率2割7分。本塁打504本。1448打点。通算安打2543本は歴代5位。年間のリーグ最多安打と打点王にも1度ずつ輝いている。だが、彼の記録で最も素晴らしいのは、何と言っても2215試合連続出場だろう。これは未だに日本記録であり、世界第2位の記録でもある。この記録によって、彼は「鉄人」と呼ばれた。現役時代の山本浩二と衣笠祥雄は体が引き締まっていて、なんともかっこよかった。気がつけば、当時は中軸打者でも今のように太めではなかったと思う。小学生の頃巨人ファンだった私は、広島戦で打順がYK砲に回ってくる度に不安になっていた。享年71歳。今の時代においては、まだまだ生きられる年齢である。死因は上行結腸癌、いわゆる大腸癌だ。日本では女性の癌の死亡率の1位、男性では3位だという。また癌によって巨星が落ちた。人間がこの病を克服するのはいつになるのだろうか。

  2018年04月24日

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• 勉強は万能だったかもしれないけど…

  実の母親がこういうセリフを吐くのは本当に悲しいことだ。4月18日、出会い系サイトで出会った女子大生に金銭を渡して交際していた事実を認め、辞意を表明した米山隆一新潟県知事は恐ろしいほどの努力家だった。かの有名な灘高から東京大学理科Ⅲ類に現役合格し、医師として放射線医学総合研究所に勤めながら、30歳の時になんと司法試験に合格。しかもその動機が「東大の寮にいたとき法学部のやつがすごく威張っていたため、むかっ腹を立てたこと」だとWikiには説明されている。現在衆議院議員である前知事の泉田裕彦氏も京大法学部卒のエリートだったが、米山氏はケタが違うと言えるだろう。今流に言えばまさしく神の領域である。今回の引退劇を見て、「生まれつき頭がいい奴はいいよなぁ」から「これだから頭でっかちの人間はダメなんだよ」という風評に変わっていきそうだが、どちらの表現も全く的外れである。灘高から東大理Ⅲというだけで想像を絶する努力量であることは間違いない。さらに、医者をやっていながら司法試験に合格するというのも凄まじい努力の結果である。私は常に「人間の価値は努力の量で決まる」と考えているから、女子大生に金を渡して性交渉をし始める前までは、この人は本当に神に近い、素晴らしい人物だったわけだ。本来は田中角栄のような政治家になることが目標だったという。御母堂は、「医師と弁護士は、政治家になるため、落選してもいいように取得していた」と語る。国会議員までは届いていないが、もう一息のところまで来ていたわけだ。「勉強では万能だったのかもしれませんが……。　残念ながら万能でない部分があったということです」万能でない部分が性欲の発散と制御。こんな形で有能な人材が政治生命を失うのは何とも悲しいことである。「これから社会に出る若者達、これから生まれてくる子供達の　新しい柔軟な力を借りなければ、新潟の未来を創る事はできません。　若者達、子供達の未来を創る事こそが、新潟の未来に繋がります。」辞任後、公式ホームページのブログに綴った本人の言葉が空しく響く。

  2018年04月23日

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• 22日のNHKスペシャル

  22日、NHKで「金正恩スペシャル」を見た。3回に渡って放送された「シリーズ　金正恩の野望」の第3集である。サブタイトルは「隠された真意」。番組全体が金正恩委員長に非核化の意志があることを「疑う」ものになっている。内容紹介の文章を一部引用してみよう。◆核・ミサイル開発を追求し、強硬姿勢で世界を揺さぶってきた金正恩委員長が、◆一転「対話」に向けて動き始めた。◆第３集は、外交戦略に乗り出した金正恩氏の胸の内にある“世界戦略”の謎に迫っていく。◆北朝鮮外交に関わってきた世界の第一人者、核・ミサイル開発の専門家と共に、◆金正恩が語る「非核化」の真意と、対話の先にある“ロードマップ”を徹底検証。内容紹介の文中には「非核化の意志は無い」というはっきりとした表現はないが、実際の放送は完全にそれを訴えていた。つまり、明らかに「金正恩には本当は非核化の意志など無いのだ」という印象を視聴者に植え付ける内容だったのである。最初から最後まで、私はNHKの番組構成による印象操作を感じていた。「いかにも平和に向かおうとしているように見える金正恩だが、　決してだまされてはいけない。本当は核兵器を作ろうとしているのだ」と番組が主張しているのだ。テレビを見ながら私と同様に感じた人も多いのではないだろうか。この番組の目的ははっきりしていると私は思う。番組の制作段階で、すでに森友問題や加計学園問題が国会でかなり話題に上っていたはずだ。さすがに財務省事務次官のセクハラ問題までは明るみに出ていなかったと思うが、内閣支持率はとうに下がっていたと思う。要するに、国民の目を少しでも「北朝鮮の恐怖」に向けさせようという狙いなのである。「北朝鮮という脅威が未だに目の前にあるのだ。　汚職がらみのスキャンダルで騒いでいる場合じゃない。　安倍政権が倒れたら誰が北朝鮮に対抗するのか」と、番組は言いたかったに違いない。いや、正確に言うと政府の中枢が言いたかったに違いない（笑）。そのため、政府がNHKに「そういう番組を作ってほしい」と要請した、と私にはどうしても感じられてしまうのである。以前にも「政治的なスキャンダルが明るみに出ると北朝鮮がミサイルを撃つ」という公式が成り立っているように感じることがあった。まるで、裏で日本政府が北朝鮮に依頼しているかのように（笑）。それと比べたら、NHKに圧力をかけることなどは朝飯前のはずだ。どうだろう。お読みの方々はこの見方を「歪みすぎ」と感じるだろうか。「妄想の暴走」とお感じだろうか（笑）。もちろん、これは極めていいかげんな私の憶測である。だが、金正恩が米国と話し合う余地があると言い、盛んに韓国にも歩み寄っている今、あえてNHKが「だまされるな」という内容の番組を作る意味が私には理解できない。また、それが正しい報道の在り方だとも思えない。さほど数は多くないと思うが、中学生や高校生も見ているのである。近隣国家の主導者が、たとえ嘘でも平和に向かおうという態度を示しているなら、それを疑うのではなく、あくまでも本心であるという仮定の下に、「東アジアにどんな平和が訪れる可能性があるのか」といったむしろ明るい方向を照らすような番組を作る方が正しい報道だと私は思うのだ。番組の最後に「金正恩の本心は未だわからないが、東アジアに安寧が訪れることを願う」などというナレーションを入れておけば、周りの国から笑われることも無いだろう。私の妄想が当たっているとすれば、日本は深い闇の中にいることになる。一党独裁の政治がもたらす闇は、恐ろしく深かったということになりそうだ。

  2018年04月22日

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  中国国産空母、初の試験公開

  軍事は政治の一環なので、こういう話題も政治カテゴリーでいいと思う。中国遼寧省の海事局が、大連港の沖合にあたる黄海北部から渤海にかけての一部海域において、20日夜から28日夜まですべての船舶の航行を禁止すると発表した。「軍事任務」をその理由としているため、大連港で就役準備が進んでいる中国初の国産空母が試験航海に臨むための措置、と周りには映ったようだ。艦名はまだわかっていないらしく、「001A型」と呼ばれている。旧ソ連製の「遼寧」と形はそっくりだが、遼寧を母体としながら、やや進化しているという。上が「001A」で、下が「遼寧」ロシアや中国の空母とアメリカ製空母の最大の違いは、前者にはカタパルト（航空機射出機）が無いことである。カタパルトが無いと、重い飛行機を短い滑走距離で飛ばすことができない。そのため写真の通り逆スキージャンプ台式の甲板となっているが、やはり離陸できる航空機の重さにはかなりの制限があるようだ。つまり、中国軍艦載機の攻撃力は米軍艦載機よりも劣ることになる。だが、その分空母自体の兵装（武器の装備）は充実しているらしい。空母単独での航行も考慮されているのかもしれない。逆にアメリカの空母にはさほどの兵装はなく、周りにミサイル巡洋艦や駆逐艦を引き連れて「空母打撃群」を形成する。空母に関しては今のところは圧倒的にアメリカが有利だが、中国の産業力も侮れない。現在カタパルト付き空母の建造を考案中のようだ。去年就航した米軍のジェラルド・R・フォードは建造費だけでも1兆4000億円に上る。艦載機などを含めると2兆円を超え、維持費を考えれば費用はさらに膨れ上がる。それだけの金をつぎ込み、将来アメリカのように10隻以上の空母を持つ国になるのか。中国の軍事力増強を想像すると、空恐ろしさを感じてしまう。

  2018年04月21日

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  沖縄旅行４日目

  ４日目と言っても帰途に就くだけである。にっぽん丸は朝9時前後に那覇港に着いてしまうので、朝6：00に起きて少しでも長く船上生活を楽しもうと頑張った（笑）。今さらながらプールやジムへ行く。いよいよ船は那覇港へ。予定通りにっぽん丸は９時前に那覇港に到着し、我々は9：20に下船できた。あとは買い物をして帰りの飛行機に乗るだけである。今回の旅行で１つだけ不可解なことがあった。１日目の乗船前と２日目の久米島のレンタカーは予約しておいたのだが、当初は与那国島では車を借りるつもりは無かった。午後、オプションで海底遺跡の探検ツアーを申し込んでいたからである。だが、午前中の時間がもったいないので、やはり早めに上陸することにし、空いていればレンタカーを借りることにした。ところが、当日の朝８：００過ぎに船内から電話をかけると、与那国島にあるレンタカー会社は３社とも満車で、タクシーも１台しか無いと聞かされた。タクシーは予約できないから上陸してから電話してほしいと言われる。そこで、沖に停泊中のにっぽん丸から島まで渡る連絡ボートの中で再度電話したが、タクシーは先客に取られていて、レンタカーのキャンセルも出ていなかった。あとはレンタサイクルしかない。電動機付き自転車もある程度は用意されているようなので、それにかけることにした。ところが、上陸してからレンタカー・タクシー・レンタサイクル全てを扱う会社に３度目の電話すると、初めて社長らしき人が出て、自転車はあと2台しか無いと言われた。こちらは夫婦とレナで合計3人である。「あと2台…」と、がっかりした声で私が言い、「歩き」を覚悟した瞬間、突然その社長らしき人物が言い出した。社長：大きい車ならありますよ。8人乗りの。私　：えっ？　それ普通免許で運転できるんですか？社長：はい、できます。１万円ですけど、いいですか？私　：あ、はい、もちろんいいです。よろしくお願いします！レンタカーは到底無理と思っていた我々は狂喜した（笑）。レンタサイクルが借りられたとしても、女房は帽子を忘れている。おまけに小さな島だから坂道も多い。一体どれだけの距離を自転車で走れるか、全く自信が無かったのである。一転、ウキウキした心でレンタカー会社まで10分ほど歩く。「8人乗りの大きな車」とは何なのか興味津々だったが、店に着いてみたら何のことはない、ステップワゴンだった（笑）。この店の奥さんには朝から2度電話しているが、2度ともレンタカーは満車と言っていた。これはキャンセルされた車ではない。だとすれば、なぜ最初から「ステップワゴンならある」と言ってくれなかったのか。喧嘩を売るように思われるのが嫌だったので、直接は聞かなかった。いや、車に乗れるという嬉しさがそんな気持ちを吹き飛ばしていたというのが正直なところだと思う。だが、しばらくの間不可解な気持ちが若干心に残っていたのも否定できない。つまるところ、このステップワゴンを出し惜しみしたのは、１万円という高額な料金設定だったからなのだろう。喉から手が出るほど借りたいと思っているお客さんにだけ提案する車だということだ。これも1つの商法なのである。レンタカーを借りていた時間は正味３時間半で、オプションを付けたために支払金額は1万1500円になったから、確かに安くはない。だが、本土でレンタカーを借りたことがある人だったら、1日1万円という料金設定はさほど高いとは感じないのではないだろうか。私は岡山や大分のサーキットへ行くとき空港近くの店で必ずレンタカーを借りるが、プリウスクラスで6時間超、オプション付きだとやはり1万円を上回ってしまう。どちらの場合もサーキットの駐車場に車を置いておく時間の方が遥かに長く、実際に乗っているのは往復で2時間～2時間半だ。それでも1万円は仕方ない料金だと思っている。一度アクアを借りたとき、やはり車格の低さを感じてしまったので、やや贅沢だが最低でもプリウスクラスには乗りたいと感じた。また、アクアでも8,000円はかかってしまうから、それほどの割安感は無いのだ。そんなわけで、「1万円ですけど、いいですか？」には全く迷わず「はい」と言った。本土から旅行に来ている人で、この状況だったら誰でもそう言っただろう。だが沖縄では、特に与那国島では、1日1万円でレンタカーを借りるというのはもしかしたらかなりの贅沢なのかもしれない。だから店の社長や奥さんは、普段から駆け引きをしているのだろう。2017年の都道府県別年収ランキングでは、栃木県は全国12位で478.5万円である。それに比べ、沖縄県は45位で366.2万円。平均年収で112万円の開きがある。決して沖縄を見下しているわけではなく、金の重み、金の遣い方の違いの話である。私の遣い方を見て、社長は「困った客はいくらでも出す」と感じたのではないだろうか。午後1時近く、店の目の前のスタンドでガソリンを入れて車を返却したとき、社長の奥さんは極めて丁寧に「どうもありがとうございました」と頭を下げた。その表情には、感謝よりも「申し訳なさ」が表れているように私は感じた。本土の常識で島の常識を推し量ることはできないのだと思う。与那国では、「３時間半で１万円」はあまりにも贅沢な金の遣い方なのかもしれない。

  2018年04月20日

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  沖縄旅行３日目

  ３日目は与那国島の観光である。与那国島と言えば、まずは日本最西端の地が有名だろう。我々も初めにそこへ行ってきた。最西端から島を眺める。次は知る人ぞ知る「Dr.コトー診療所」の撮影セット跡。私はリアルタイムでは見られなかったのだが、Youtubeなどで全ての回を見ていた。その撮影セットが未だに残っていることも知っていた。だが、それが与那国島だということを忘れていたので、観光案内のパンフレットでそれを見つけたとき、少々興奮した（笑）。続いて「立神岩」。下の写真の角度から見るとあまりよろしくないイメージがあるが、私の調べたとことでは子孫繁栄の道祖神とは全く関係無いようだ。午後は海底遺跡の探検の予定だが、港に13：10集合なので昼食を挟む。食堂のマスターはサービス満点で、最近獲れた巨大ヤシガニや、昨日舞い込んできたという世界最大の蛾「ヨナグニサン」を見せてくれた。そしていよいよ海底遺跡探検へ。1986年に発見されたようだが、科学者の研究ではつまるところ自然の造形らしい。だが、若干ながら人間が手を加えた可能性もあるという。探検には、船底に窓が並んでいる「半潜水艇」を使う。下の写真などを見ると明らかに人工的な造形と感じられるのだが、階段のように見える部分は実際には１メートルずつの高さがある。そのため、与那国島巨人伝説なども考え出されたようだ（笑）。神秘的な海の底を堪能して島に帰る。帰りの船の中、ウミガメを見られた人がいると聞いて非常に羨ましかった（笑）。

  2018年04月19日

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  沖縄旅行２日目

  ２日目は久米島で終日の自由行動だった。出発前あまりに忙しく、前々日ではあったが、何とかレンタカーを予約していた。もしも車を手配していなかったら、久米島では何もできなかったろう。総勢十名ちょっとだったが、出迎えてくれる人達がいた。まずはミーフガー手前にある具志川城跡へ。ミーフガー。安産祈願の岩。レナのお父様はFacebookの写真を見てexplicit rocks（露骨な岩）とコメントした。やや大きめのモーターボートで久米島最大の観光スポット「はての浜」へ。海の緑と青、白い砂浜。それ以外には何も無い。だが、本当に美しい場所である。ひたすら島の美しさを堪能した２日目だった。

  2018年04月18日

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