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池谷さんの本は、好きで何冊か読んでいるけど
この本はその中でも、一番面白かった! 単純な脳、複雑な「私」 中でも、一番興味深かったのは 後半の、心の創発ダイナミズムに関するところ。 環境や自らの身体と脳との 相互のフィードバックにより創発された ダイナミズムこそが心であり だからこそ、それをモニタリングすることで フィードバック出来るならば 制御することも可能では、という話が面白かった。 それは、ヨガでいう「観る」ということや 心理学で言う「メタ認知」とも 同じような視点だと思うけど それを複雑系というシステムで捉えると、そう説明できるのか! と思った。 そして同時に感じたことは 創発を生む上で 「ゆらぎ」と「フィードバック」は無くてはならないという再認識。 単に一段高いところから客観視して 「ふむふむ」と納得しているだけでなく しっかり実際の行動にフィードバックしていくループと ちょっとした「適当さ」でもって トライアル&エラーしていくことが大切なんだなと思った。 それは同じ複雑系のダイナミズムである セラピーや自然農の畑もまた同じことなのだろう。 そんな気付きを頂いた本。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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