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2次元平面を歩くアリが、壁にぶつかって進めないとき、誰かがひょいとつまみあげて壁を越えさせてくれたら、アリは「知らない次元をワープした!」と狐につままれることでしょう。
先日UPした「神社に迷い込んでワープした」話も同じで、2次元の世界にいる僕にとっては「なんでこう来れたのか?意味わからん!」と狐につままれましたが、高層ビルの上から眺めている人にとっては、至極あたりまえに見えていたことと思います。 この2~3年、特にこの夏からはさらに、僕は深い混迷の中にいました。もうどうしていいのやら、どこに進むのやら、いろいろ思いついては試すものの、すぐにぶち当たってへこんで・・・を繰り返し、そんな自分にほとほと嫌気がさしていました。 周りから見れば、それなりにいろんなことやっているように、見えていたかもしれませんが、裏側ではバタバタもがいて、弱り切っていました「もういい加減、何とかしてくれぃ」って。 そんな時、神社でワープした記事をFBにあげたら、それに沖縄でお世話になっている具志さんがコメントを下さって「私も日々グルグルで、もうこうなったら、後ろ向きに前に進んじゃおうかしら・・・」と書いてあるのを見て、ズコ~ンと閃いちゃったんです! 「後ろ向きに前に進む」というのは、ミヒャエル・エンデのモモに出てくるエピソードです。主人公のモモが「時間の国」というすべてがアベコベの世界に向かおうとしたとき、いくらまっすぐ・前に・急いで進んでも辿りつけなかったのに、後ろ向きに・ゆっくり・進んだら辿りつけたというお話。 多分、ここで描かれている「すべてがアベコベな時間の国」というのは、無意識や集合的無意識の世界を表しているのでしょう。 モモ [ ミヒャエル・エンデ ] 鏡の中の世界が「アベコベ」で、夢の中の世界が「ハチャメチャ」であるように、僕たちの自覚している現実世界の奥底にある、無意識の世界は、まるで鏡の中や、夢の中のように「アベコベでハチャメチャ」なカオスです。 3次元の世界で、壁にぶち当たった時、その問題解決にはアインシュタインのいうように、いったん高い次元に昇る(深いカオスに潜る)必要があるのですが、そのためには「アベコベ」に進む必要がある! (同じようなモチーフが、古事記の中では「黄泉の国」と現実の国の間を通る時、レヴィーストロースの神話の研究、ミンデルのプロセスワークや、オットーシャーマーのU理論の中にも出てきます) U理論 [ C.オットー・シャーマー ] 長くなりましたが、現実社会で、壁にぶち当たっているとき「頑張って・目標を見据えて・一直線に前に進もう」と必死にもがけばもがくほど、ドツボにはまる・・・というのはここ数年自分が経験したことでした。 具志さんのコメントで、アベコベの世界に潜るためには「前にではなく、後ろに進むんだ!」と気づかせてもらったんです。(はよ気づけよ・・・オレ) それまで「新しい何かを創ろう」と必死になっていたのですが、そうではなく「後ろ向きに進む」つまり今まで学んだりやってきたことをもう一度見直してみることにほかなりません。 (これも自分で記事を書いていた! ブリコラージュ ありあわせのものでやっちゃうチカラ) それが、先日UPした「セラピストに向けた簡単なボディワークの会」です。 長くなったので続きはまた! ● 公式HP Body curiosity ● セラピスト向け解剖学セミナー/WS スケジュール ● ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール ● izuyoga クラス スケジュール ● 無料メルマガ登録 のみ友通信 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 10, 2016 11:10:18 PM
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