一期一会（ぼくの読書日記）

どんどん高度化し、悪質化・凶暴化の一途を辿っている日本の犯罪について、元警官の著者（北芝健）が過激に持論をぶちまける本です。

なぜ「ぶちまける」のか？
テレビでおなじみの著者が、突然週刊誌でバッシングを受けた直後に執筆した本だからなのです。
ですので著者は少々怒っています（笑）

凶悪する少年犯罪にまったく対応していない、甘い甘い少年法に怒ってます。
いったい日本に何しに来てるのかわからない不良外国人が引き起こす外国人犯罪に怒ってます。
殺人という究極の犯罪を犯しながら、数年後にはシャーシャーと娑婆を闊歩している鬼畜犯罪者に怒ってます。
まだまだ色々な事を取り上げて怒ってますが・・・

しかし、それでいてここまで理路整然と読みやすくまとめ上げているということは、著者の知識が豊富なのは当然ですが、頭が切れまくっちゃう人なんでしょうね。
確かにクイズ番組に出演していた時に「この人、頭が良いねぇ～」と感じた様な気がします。

ちょっと話は逸れましたが、著者の言いたかった最終結論は、誰が体を張って貴方を守ることができるのか？ということでした。
貴方は誰が守ってくれますか？

オススメ度：★★★★★（かなりオススメ）



ニッポン犯罪狂時代