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一期一会(ぼくの読書日記)

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2010年01月04日
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遭難者の90%が3日以内に死んでしまうと言われている海難事故から、奇跡の生還をとげたヨットマン(スティーヴン・キャラハン氏)が綴る極限の手記です。

通常、人間が漂流に耐えられる期間は3日だそうです。
そんな状況で76日間の孤独と恐怖に耐え、たった一人で生き延びた著者の強靱な精神力は並大抵のものではないことがわかります。

海のど真ん中で、サメの大群に囲まれ、波に襲われ救命イカダもろともひっくり返る、釣ったシーラを干して食べるが、今度は喉が渇く。
そして唯一の居場所である救命イカダまでもが壊れてしまう。
そんな日々の状況を、著者自筆のイラストを交えながらとても細かく描かれています。

著者の乗っていたイカダは三角屋根のゴム製ボートだったため、下がへこんで立つことができないのです。
想像してみて下さい、常に揺れ続けるゴム製ボートの上に76日間も座っている自分を。
何も襲ってこなくても辛いと思いませんか?

読んでいる途中で、自分の体もなんだか痛くなってくるように感じてしまいます。

オススメ度:★★★★★(かなりオススメ)大笑い



大西洋漂流76日間





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最終更新日  2010年01月04日 08時36分25秒
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