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一期一会(ぼくの読書日記)

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2010年10月27日
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カテゴリ:雑学

人の世に一定程度のバカがいるのは常識である。「浜の真砂はつきぬとも、世にバカの種はつきまじ」と。
しかし、そうは知りつつも、平成の世にわが日本に次々とバカが異常発生している驚くべき事態をいったいどう考えればいいのか。性別も年齢も、収入も地位も関係がない。
さらには有名人・無名人も問わない。なぜ、こうした事態がこの国に出現したのか?
「バカ」の生態と由来とその現状をあますところなく伝え、読む人に不思議なことに、生きる勇気が湧いてくる勢古浩爾氏の「当世バカ」生態図巻です。

自分の周りをみても、世の中を見渡してみても、感動的なことに正真正銘のバカはやはりいるものです。
本書では、有名バカと無名バカ、全身バカと部分バカ、大人のバカと子供のバカ、要するに世の中に存在する全てのバカ諸君たちが集まっています。

それでは登場している「バカの基準」とは何か。

その基準はただ一つ! 著者の一方的な決めつけです。
田嶋陽子、桝添要一、野坂昭如を三バカと断言し、相手が東大の教授であろうと、外務省の役人であろうと、著者が認定した場合はサッサとバカの仲間入り。

読んでいて気持ちが良いくらいバッサバッサと毒舌で斬りまくっているので、余計なお世話ですが著者が夜道で襲われてしまうのではないかと心配してしまいました。

「バカは隠そうとしても隠しと通せるものではない。バカは必ず目に見えて現れるのである。どんなに偉ぶろうと、口だけで立派な事を言おうとダメである、バカは当人のあらゆる細部に宿っていて、否応なく無意識のうちに現れてしまうのだ」そうです。

そして著者の基準である「全身バカ」の定義。
 1)とにかく自分のことだけしか考えていない
 2)恥を知らない
 3)自分の正しさを毫も疑わない
 4)悪いのはすべて他人である
 5)一見、もっともらしい言葉を口にする。
 6)欲望を我慢できない
 7)自分が助かるためには人を裏切る

どうですか?まんざら間違えてもいないと思いませんか?

ぼくの職場にもいますねぇ~、かなり一致している人が。

でも7)の「自分が助かるためには人を裏切る」という基準はぼくもにも当てはまります。
そりゃそうでしょ? そりゃそうですって。 なんて冗談です(笑)

ぼくの好きな著者の一人、日垣隆氏と著者には独特な共通点があるような気がします。
それは、圧倒的な知識を根拠とした絶対に相手には負けないという強さ。
言い換えれば、日垣氏の著書が嫌いな方はこの著書を読んでも面白いと思わないかもしれませんね。

【参考】新明解国語辞典より
バカとは・・・記憶力・理解力の鈍さが常識を超える様子。また、そうとしか言いようのない人。

オススメ度:★★★★☆(少しオススメ)ウィンク






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最終更新日  2010年10月27日 08時17分36秒
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