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テーマ:フィギュアスケート(3630)
カテゴリ:安藤美姫
プロローグ
「アンドウミキ」その名を知ったのは、いつだかはっきり覚えていない。 とにかく、美少女アスリートがまた一人増えて、スポーツニュースを見る楽しみがまたひとつ増えたとアイドル感覚で注目したのが始めだ。 そのうち何かのきっかけで美姫chanの亡き父親にまつわるネックレスの話を聞き、こんな可愛い娘の胸の谷間にいつもいられるこの父親は最高に幸せな父親だなと羨ましく思うと同時に、父親の威厳が無くなる世の中でいまどきなんてやさしい娘なんだろう感心し、一気にファンとして応援しはじめた。 もちろんその頃、美姫chanの心の中で色々な葛藤が渦巻きはじめたことなど全く知ることも無く・・・ しかし05年秋から自分の美姫chanに対する見方が変わっていく。 全くの無謀な挑戦、それをそれなりに形にしてこなす彼女、そしてその原動力が高校生にとって非情なまでに耐えがい悲劇が生んだ必然な力であったこと。 この選手はいつの日か、必ずとんでもないソウルを表現できる最高の演技者になれる、一戦、一戦、それが確信に近づくウインターウイーク、まさに眼前にはアイドルではなく最高の演技者として開花を始めた美姫chanがいた。 全日本選手権、そしてトリノ五輪、成績上ではこれ以上もない惨敗、しかし彼女の心の中ではこの二戦で惨敗の汚名など簡単に撥ね退けるだけの武器を手に入れたに違いない。 なぜならトリノの演技後の彼女のMAX笑顔の中には、勝者の不完全燃焼感以上の挑戦者の完全燃焼感の輝きがあったから。 勝負の後の常、勝者に防衛というイバラの道が生まれ、敗者に再生という希望の道が開ける。 これから美姫chanがこの武器を高校生の武器から、大人の武器にどれだけ改良できるかの挑戦が始まる。 エピローグそして新たな美姫chanの本当の自分が見せるスケートへの愛の舞 美姫chanがトリノオリンピックまでの色々な苦難を乗り越えて今年の大会ごとに自己ベストを更新するほどの活躍は本当に嬉しいことです。 (怪我と過密スケジュールさえなければ去年でもこれに近い活躍ができたような気もしますが?!) 「I Believe」自分やニコライ・モロゾフ門奈裕子両コーチを信じぬく美姫chanは素敵しいし、SP(ショートプログラム)のリムスキー=コルサコフのシェエラザードの笑顔というか快心の表情を見れただけでも一ファンとして美姫chanを信じつづけて良かったなと思いました。 但し、今年のFS(フリースケーティング)のフェリックス・メンデルスゾーンのコンチェルトのバイオリン協奏曲ホ短調からはまだ私が好きな美姫chanらしさが余り見られなくて個人的には少し残念な気持ちもありますがしかし、昨シーズンの振付け師デビットウィルソンが言った「僕はただ振り付けをするだけ、あとはmikiの気持ちからすべるんでしょ」という言葉を忘れなければ誰が振付け師でもどんな曲でも時間差はあっても美姫chanの持ち味は必ず発揮されて最高の演技が生まれるんではないかなと思うので毎大会ごとに思い入れが深まるメンコンに期待しています。 私は課題曲の投げかける心を自分のスケートへの想いと重ね合わせて、曲とスケーティングが一体となったスケート愛いっぱいの美姫chanの滑りが大好きです。まさに本当の美姫chanが曲の中にいるようなスケートへの想いを語りかけてくる舞!!!今後の芸術点の伸び、つまり芸術点の自己ベストの更新に期待しています。 だから美姫chanには、本番であろうが練習であろうが、地元であろうが地球の裏側にあるリンクであろうが、ただ目の前にあるリンクにその日その日のスケートへの素直で精一杯の想いを心のままに刻み続けてほしいし、たとえスケートに失恋しそうになったとしてもその手に届かない切なさ、悲しさを刻みつづけてほしい、そして昨日より今日、今日より明日、よりスケートを愛している安藤美姫でいてほしいしそんな美姫chanをみんなに見せつづけてほしいと思っています。 ただトリノ五輪以降美姫chanが成績と代表であることを意識しすぎるのが気になりますね。 社会人として、五輪を目指すアスリートとして結果責任の非情さを感じて大変だとは思いますがそれは大人はみんな同じ。 まあ、トヨタ自動車の社員としての立場もあるのでコメントに気をつかうのは社会人として当然ですが、もし本音ならもう少し肩の力を抜いて良いと思います。 フィギュアはスポーツでもあるけど独創的な表現力が問われる芸術でもあるのだから絢香の「I Believe」でもあるように人に流されずどんな色にも染まらない美姫色であることが大切だと思うので、ジャンプなどの前向きな失敗も含めて多少は世間に批判される言動がある位のほうがいいのかもしれません。 少なくても私にとっては前向きな失敗は美しいし、代表という責任より創作を楽しむ自然な心のほうがより良い芸術作品を創れるはずです。 だから周りの声に惑わされないで結果を出す為、出し続ける為にも愛し(輝き)、楽しみ(笑顔)、信じてを忘れずがんばってほしいです。 ファンはみんな、美姫chanと裕子先生がつないだ両手の上から心の手を重ねて応援しています。 ~ stay gold and I believe ~ PS.短期間で書き上げるつもりの美姫chanのトリノオリンピック奮戦、観戦記が半年以上かかってGPシリーズさえ終わってしまいました。 理工系で鍵盤も慣れ親しんだ私にとって、なぜかタイピングだけはどうも苦手で熱く長文になるほど中断していました。 また今の美姫chanの方向性が私の予想しなかった向きなので上手くまとめきれませんでした。すいません。 しかし今までの観戦記からこの人は美姫chanをこうゆう風に見ているんだなとこんな見方もあるんだなと感じていただければ幸いです。 これからは頻繁に美姫chanの応援記を乗せていこうと思いますのでよろしくお願い致します。 安藤は4回転を着氷 27日全日本フィギュア(共同通信) - goo ニュース お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.26 23:22:10
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