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この項、4/15から続いてます。
さて、学習塾における質の向上の大半は、講師の質になると思います。 一般的に「良い講師」とは、生徒の成績が上げられる「良い授業」ができる講師でしょう。 では、その良い授業はどのようにできるのでしょうか? 大半の塾では、その講師の個性(資質、能力、熱意など)で決まってしまうと思うのです。 そうではなく、理論的にきちんと実証できる人は少数だと思うのです。 もしこれができる人は、経営が安定していると思うのです。 それが証拠に、私は核になっていた講師が辞めた途端に業績が悪くなってしまった教室をいくつも見てきました。 これは、優秀な講師を創り出すことのできない証拠です。 退職したらまたそういった講師を募集しよう、優秀なのが集まるのは運次第だから、願掛けをしよう・・・ まさかそんな棚ぼたを狙っている人はいないでしょうが、それに近い心境の人はいると思います。 さて、ズバリ言います。教室を永続的に発展させる良い講師の条件は、 「戦略を忠実に現場レベルで実行できる人」です 当然この戦略は、経営者が作らなければなりません。 ですから、業績が悪いのは講師の質だと考えて、講師の研修だけに力を入れるのは間違っているのです。 なお、戦略については機会を改めて述べます。 確かに「いわゆる優秀な人」がいると、局所的には業績が良くなります。しかし、大所的には変えられません。これは私の経験からも言えます。 というわけで、今までの考えで質の向上をしても、一時的には効果がありますが、永続性がありません。 当の優秀な講師もどうしてうまくいっているのか明確にはわかってません。 このようなあやふやな不確実な状況では、一過性にしか過ぎません。一部の生徒には良いですが、全体の底上げにはならないのです。 まあ、これだけが理由ではないですが、講師個々人の能力は戦術レベルにしか過ぎないのですから、戦術だけで経営を好転させるのは無理というものです。 というわけで、まずは量稽古を目指した方が、得策と言うことになります。 もちろんこのときに行う補習は、適切な料金を取ることが大切であることは言うまでもありません。生徒の本気度が断然違います。 一番まずいのが、無料で提供して上げて、さらに、肝心な講師のアルバイト料も削ってしまうことです。 喜んで応じてくれる講師もいるでしょうが、こんな浪花節的な経営を進んでやってはいけません。ましてや、他の人に得意げに紹介するのは間違っています。 さて、この質の向上にはまだ落とし穴がありますが、この点については次回以降に記します 一旦この項は終了でーーす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.04.20 18:32:45
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