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一応の解決を見た、愛知県の、あの立てこもり事件
この間、スコミは大きく報道していたし、まだまだ数日は、このネタを引っ張るだろう。 こう言う報道だけを見ると、最近同じようなのが相次いだせいか、いよいよ日本でも銃による犯罪が・・・と危惧したくなる。 しかし幸いなことに日本は、まだまだ銃による犯罪は希有な部類に入る。銃によって、一般人が巻き添えになることは、天文学的な確率に過ぎない。 日本は、こと銃に関しては規制が相当厳しいので、まだまだ安心といえる。 それよりも一般の人にとっては、交通事故の方がよほど危険である。 減ったとはいえ、年間の死者は7000人位。一日20人ほどが犠牲になっている計算。 でも、いちいち事故が報道されることはあまりない。扱いも軽い。 実はもっと深刻なのは自殺者。年間30000人以上。これは近年横ばい状態である。 死因はいろいろだろうけど、なかでも鉄道自殺は相当な数だと思う。でもそれも、最近は交通情報の中で、○○線は人身事故により遅れが・・・程度しか扱われないのがほとんど。 逆説的かもしれないが、マスコミが声高に叫んでいるうちは、実は大丈夫だったりする・・・ むしろ問題なのは、マスコミにあまり取り上げられないことの方にある。交通事故対策の方が、よっぽど一般庶民にとっては重大な問題である。 つくづくマスコミも商売なのだと言うことを実感する とにかく、珍しいこと、耳目の引きそうなことを中心に持ってこようとする。 新聞だって売って部数を稼ぎたいし、テレビも視聴率を稼ぎたい とくに影響が大なのがテレビで、映像にならないとニュースとしての扱いが小さくなる。重要度の大小ではなく、耳目を引く映像があるか否かで扱いがかなり変わるのである。その典型がアメリカなどでよく起きる竜巻のニュース。昼のニュースの時間埋めなんだろうけど、あれに一体どれだけの意味があるのか?視聴者の99.999%がほぼ無関係なことである。 (さらに、不謹慎は承知の上だけど、今回の立てこもり事件で、上空か映した、警察官が倒れていた映像は、テレビ的にはかなりおいしかったはずである。) テレビばかりでは、本質が見えなくなるのは、まさに映像の罠なのである。映像は真実を映し出す「はず」なのだが、実は物事の本質を隠してしまうことがあるのである。テレビばかり見ていると馬鹿になると私は確信しているが、これもその一つかもしれない。 本当に何が大事なのか、マスコミの露出度や論調に惑わされることなく、自分の頭で考えることが必要なのだと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.19 16:32:30
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