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盲目のピアニストがコンクールで優勝した。そのこと自体はすごいことである。賞賛である。
ただ、根が天の邪鬼の自分としては、これを変に教育的に使われなければいいなと思っている。 それは、 「盲目の子でも一生懸命がんばればこれだけのことができるのだ。だからおまえもガンバレ!」 ということ。 たぶんほとんどの子供はこう言われて一応聞くとは思うが、発憤材料になることはないだろう。現実味がないのが実体だ。 今回の件は、ピアノの才能があり、努力できる才能もあり、それを後押ししてくれる環境にある子が、たまたま盲目だった というのが正しい認識だと思う。 決して、ハンデをバネにがんばったからできた訳ではないのだ。 世界のトップにたつのは、努力だけではないのだ。 ハンデにめげずがんばったから賞が取れたのでは、賞に対しても失礼である。 実力があったからこそなのである。 今回の件を変に教育的に利用しようとするとおかしくなる。 こういう人もいる でも、自分は自分。 そう思って正解だろう。 焦ることもないし、他人との比較など必要もない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.11 15:31:25
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