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先日、うちの生徒が受けた会場模試で、採点に不明点があったので問い合わせてみた。答えとは少し違うが、内容は合っているのに×となっていたので、その点を聞いてみた。
結論から言うと、題意と外れているから×とのことだった。 少し厳しすぎるとも思ったが、これがその生徒を知っている人の視点と、全く知らない人との視点の違いだと思った。 どんな問題にも必ず採点基準があり、そこと厳密に照らし合わせて採点する。基準から外れれば減点の対象となる。 これは、採点の妥当性から考えれば納得である。 採点者はその生徒のことを全く知らない。 また知る必要もない。 向き合うのは、目の前にある答案用紙だけである。 採点の妥当性を保つためには、基準と厳密に照らし合わせる必要がある。 人によって加味は許されない。 これは、採点者を守るためでも、そのテスト会社を守るためでもある。 翻って、生徒のことを知っている先生の場合、このあとの教育のことも考えて、多少の加味は許される。 高校受験が初めての子は、自分を全く知らない他人が採点することの意味を、なかなか実感できない。 とにかく、答案用紙だけしか、評価する手段がないのである。 だから、字が薄いとか乱暴とか、一見して読みにくいものは下手すると、採点の前にはねつけられる可能性すらある、と言うことをよくわかるべきである。 答案用紙を通じて、採点者とのコミュニケーションなのである。 判読できない字は、その関係を自ら絶つ行為ですらある。 甘えは許されないのだ。 とにかく、まず字は濃く丁寧に。 そして問題文をしっかり読んで、問題が要求していることだけにしっかりと答える。 これから受験が近くなる あらためて、こう言うこともきちんと指導していきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.11.04 11:22:54
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