「スマホ中毒の中高生」を救うただ1つの方法
というネット記事がありました。
ネット記事らしく、少しタイトルは盛ってるなあと言う気はしますが、解決策の一つとしては参考になると思います。
しかし記事にあるように、何か夢中になれるものを見つけたら、スマホをやめて即勉強に向かうかというと、それも少し違う気もします。
確かに、ダラダラはやらなくなるでしょう。
しかしもはやスマホはインフラに近いものです。
高校生位になると、連絡手段でもあります。
以前にも書きましたが、スマホは他社とのつながりの手段でもあります。
中高生位だと、友達関係がとっても重要です。
スマホはその関係性を維持するために、実にうまくマッチしている。
だからこそ、手放せないのです。必須アイテムなのです。
では夢中になれるものを見つけると、なにが減るのか?
多分スマホのゲームの時間は減ると思います。
恥ずかしながら自分もそうでしたが、どうして良いかわからないとき、エネルギーのはけ口がうまく求められないとき、ゲームに走りました。私の場合はファミコンでしたが(笑)。
本当にゲームが楽しくてやっているのもいると思いますが、鬱々とした気分の時に向き合ってしまうのも多いと思います。
(ただ、これも男子の方が多いですね、女子でゲーム漬けは余り聞かない)
スマホを以前のとは同列に扱えません。
単純に勉強の阻害要因としては扱えません。
もはやインフラですから、影響力は段違いです。
だからこそ、いかに当たり前のものとして付き合うのか?
さらに言えば、彼らの生活の中での比重を下げる。
少なくとも勉強中はスマホを遠ざける。
そういう視点が必要なんでしょう
以前にも書きましたが、塾に入ってくるときに、スマホ片手に来る生徒は、概して成績が低い傾向があります。自転車止めて、ひとしきりスマホいじって・・・ というのは、学校から帰宅した時も同じことをしているはずです。制服着替える前に、です。
常に気になって仕方ない。
当然勉強中も、意識の一部はそっちに向いてる。
(とはいえ、最近こういう生徒はめっきり減ってきました。
ほとんどいなくなりました。
良い傾向です。)
逆に言えば、全く無頓着な生徒もいる。
「あれ、スマホ持ってたんだ!」という生徒もいる。
とにかく、この比重を下げることが肝要です。
依存度を下げる。
じゃあどうするの?
結果的に何か楽しいことを見つける。
自信になることを見つける。
という記事に書いてあることが正しくなるんだと思います。
スマホをなくそうとか、使うな、というのは無理です。
しかし、その依存度を下げることは大事です。
そして、世の中には、あの小さな画面では決してわかり得ない、楽しいこと、興味深いことがたくさんあるのだと言うことを、周りの大人も教えてあげることでしょう。
もはや当たり前にあるものなんだけど、依存度は下げる。
そういう使い方を模索していく必要があるんだと思いますね。
平成30年2月15日(木)
大田区松栄塾