都立高校一般入試の志願倍率が出ました。
うちの近隣の大田、世田谷、目黒、品川の普通科は概ね予想通り。
相変わらず田園調布が人気。
しかしこの表を見ていて思ったのが
私の母校でもある三田高校の女子の倍率が、なんと3倍超えの3.31倍
男子も2.22倍
例年三田高は、2倍超えが当たり前の厳しい入試が続きますが、とうとう3倍超えですか・・・
もちろん差し替え前の倍率で、最終ではありません。
また男女別定員の緩和制度がありますので、合格者数はプラス10名ほどになり、若干の水増し合格も含めて、最終的には2.5~6倍程度になるとは予想しますが、それでも都内屈指の高倍率です。
なぜ人気なのか?
別に校舎はちっとも新しくありません
私がいた昭和の末期頃と違っているのは制服くらいで、耐震化補強されて梁がごっつくなったくらいで、校舎は古いままです。
おまけに1年生は1階から6階まで毎朝階段で上らされます(笑)
もう、四半世紀くらい前ですが、ちょっとした騒動があり(詳細は省略)、人気が下がった時期もありましたが、進学指導重点校、そして環境が閑静なところにあるので、近年は安定の人気です。
また、小山台高校が下がり気味ですので、そのあたりの受験生も流れてきたのかなとは推測してます。
かたや元々同じ学区の大森が0.5倍。
お隣の蒲田や八潮と同様、近年は1倍を切ることも珍しくなくなりました。
都立の場合、合格最低点がないので、低倍率は限りなく全入に近くなります。
その後の学校運営を考えると苦労は必至です。
いずれ再編があるのかもしれません。
またこの表にはありませんが、商業科や工業科などの専門学科も、低倍率傾向から抜け出せません。
学区が撤廃されて久しく、ここ数年は私立高校の助成制度が拡充されたので、本当に行きたいと思われる都立高校に受験する傾向が強くなっているのかもしれません。
中堅から上位校が激戦の入試
下位高は緩やかな入試
二極化の傾向は変わりません。
(ここからは、私見です)
となると、中堅から、ちょっと成績が足らないくらいの生徒は一体どうなるのか?
下位高に緩やかに流れていくのか?
頑張って、上位校を目指すのか?
目標は高く持っても、なかなか現実が追いつかないのが普通の公立中学生にはありがちです。
勉強に対する意識や態度を変えるのは、そうそう一朝一夕には行きません。
むしろ中3からでは遅いくらいかもしれません。
ならば専門学科というのも良い選択肢だと思うのですが、なかなか響かないのも現実です。
ただ、猫も杓子も大学進学一辺倒の高校のあり方も、そろそろ限界だとは思うのですが。
まとまりませんが。
令和3年2月10日(水)
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みんなが集中しているので、やり抜けると思います。
2月に入りましたので、募集を再開してます。
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更新は、午後8時頃の予定です