シンデレラシンドローム
シンデレラシンドローム(シンデレラコンプレックス)とは、グリム童話の「シンデレラ」のようにハッピーエンドしたいという一部の女の子の気持ちを言う。「不遇な人生でも、シンデレラのように世界一の王子様が迎えに来てくれるかもしれない」という憧れを抱いている人をシンデレラ症候群なんて言ったりするのだ。米国の女流作家コレット・ダウリングが記した表現は、「“白馬を駆る素敵な王子様がどこからか現れて、迷える女の子である自分を救ってくれる”という幻想に取り付かれていること。」これは1980年ごろに提唱されたが、なんと日本では未だに根強いブームだ。30年前の女の子も今の女の子も、一部の女の子は王子様が迎えに来てくれるのを待っている。ところが現実は厳しくて、実際に王子様の迎えが有った人も居るには居るが5,000人に1人位の割合であって、あとの4,999人はあえなく敗退している。王子様はそんなに沢山居ないのだ。「思いは成る」という引き寄せの法則に反するような現実に感じるかもしれない。夜な夜な「明日は王子様が迎えに来るかなぁ!?」とイメージしていても、毎日毎日王子は現れず、ふと気付くと光陰矢のごとし、嗚呼無常。何故ダメかというと、引き寄せるものが間違っているからだ。王子様を引き寄せていてもイメージしていても、シンデレラには成れないのだ。何故ならシンデレラが引き寄せたのは王子ではなく、魔女に扮した神だったからだ。シンデレラは魔女に認められたからこそ、舞踏会に参加することが出来たのだ。パリス・ヒルトンのような大金持ちの家系に産まれた方以外がチャンスを得るにはチャンス・メーカーに認められないとチャンスを得られない。王子様と出会える事の手前に、チャンス・メーカーに認められる事がポイントだ。「シンデレラ」の童話では、何故に魔女がシンデレラにチャンスを与えたのだろうか。“シンデレラが可哀相な境遇だったから”←これは間違い。不遇な少女は世界中に五万と居る。“シンデレラは王子様に惚れられる位、カワイイから”←これはもっと間違い。魔女はもっと見掛けの可愛い娘を知っているから。正解は何だろうか。何故に魔女はシンデレラにチャンスを与えたのだろうか。分からない人は、図書館に行って、もう一度シンデレラを読んでみてほしい。何故、魔女が彼女を認めたのか発見してほしい。横尾けいすけ Yokoo Keisukemail to cayman450s@yahoo.co.jp