[日蓮正宗の信仰]の記事一覧 | 顕正会員は日蓮正宗に帰伏するべし

日蓮正宗に帰依していた歴史上の人物

先日、家の近くにある伊勢亀山城を見に行ってきました。　江戸時代の伊勢亀山藩主の板倉勝澄（1719～1769）は、日蓮正宗の有力な檀家でした。　板倉勝澄の多大な功績の中で特筆すべきものが、富士大石寺の五重塔建立における御供養です。勝澄はこの御供養に、総工費の4分の1にあたる1000両を寄進しています。　このほか、日蓮正宗に帰依していた著名な歴史上の人物として、以下の人物を挙げることができます。　・貞明皇后（1884～1951）大正天皇の皇后で昭和天皇の母。　・天英院（1666～1741）江戸幕府6代将軍・徳川家宣の夫人。大石寺の三門を寄進。　・篤姫（1836～1883）天璋院。江戸幕府第13代将軍・徳川家定の夫人。島津斉彬の養女。　・島津斉彬（1809～1858）薩摩藩主で篤姫の養父。薩摩藩の富国強兵に成功した幕末の名君の一人。西郷隆盛などの明治維新に活躍する人材を育成。　・南部信順八戸藩主で島津斉彬の大叔父。　・敬台院（1592～1666）徳川家康・織田信長両人のひ孫で徳島藩主・蜂須賀至鎮の夫人。大石寺の御影堂を再建寄進するなど、日蓮正宗の発展に大きく貢献。　このように、大名や将軍家、さらには皇室にまで日蓮正宗に帰依した人物が実際にいたのです。将来、国主が日蓮正宗に帰依することも必ず起きることでしょう。　「国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」（『日蓮一期弘法付嘱書』）

2011年09月30日

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支部総登山

この前の日曜日､11月28日は支部総登山でした｡当日は天候も素晴らしく､大石寺の境内からは綺麗な富士山がくっきりと見ることができました｡明治時代の作家･大町桂月は､｢大石寺を見ずして寺を語ることなかれ｣と評したそうですが､大石寺は壮大な寺院であり､大きな富士山を背景とした境内の美しさはこの世の物とは思えないものがあります｡富士大石寺に実際行ってみると､大石寺こそ､『三大秘法抄』にある｢霊山浄土に似たらん最勝の地｣であることが実感をもって拝することができるでしょう｡午後からの布教講演で述べられていましたが､28日の支部総登山では富士大石寺に2万人を優に超える法華講員が参詣したとのことです｡これは支部総登山としては､過去最高の人数だったことが発表されました｡今回のご登山を糧にして､今後も信行に励んでいきたいと思います｡

2010年12月03日

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「仏弟子は横死せず」

昨年の1月23日に､ﾃﾃﾞｨさんという方から次のようなｺﾒﾝﾄを頂きました｡　｢ﾃﾃﾞｨありの様､こんばんは｡ありの様が日蓮正宗へ信仰の場を移された顛末､拝見させて頂きました｡ひとつ質問があるのですが､『仏弟子は横死せず』という御金言を耳にしたことが無いのですが､ありの様の勘違いではないのでしょうか？｣　このｺﾒﾝﾄは私がこのﾌﾞﾛｸﾞの最初のほうの日記で､｢『仏弟子は横死せず』と言うが､（仏弟子であるはずの）顕正会幹部が横死しているのはおかしい｣と書いたことに対する質問でした｡　そこで私はｺﾒﾝﾄ欄にて､以下の御金言を引用させて頂きました｡　『神国王御書』｢一生補処の菩薩は中夭なし､聖人は横死せずと申す｡｣（『平成新編御書』1299ﾍﾟｰｼﾞ）　しかし､その後､もっと直接的に｢仏弟子は横死せず｣という意味を表す御金言を知ることができました｡　それは『四条金吾釈迦仏供養事』の､　｢経文に不知恩の者は横死有りと見えぬ｡孝養の者は又横死有るべからず｡｣（『平成新編御書』995ﾍﾟｰｼﾞ）　という御金言でした｡　｢横死｣とは､思いがけない災難にあって､不慮の非業の死をとげることを言います｡世間の一般論では理解しにくいのですが､｢横死｣は｢正法誹謗｣という仏様が説かれる御指南によって理解できるのです｡　過去世において､仏様が説かれた正しい教えに対し非難中傷し､更にその教えを信じる人に対して迫害を加えた人が受ける難が｢横死｣なのです｡　また､顕正会のように､現世において日蓮正宗を信心する人に誹謗中傷し迫害を加えれば､｢横死｣の現証を目の当たりにすることがあります｡　まず､｢経文に不知恩の者は横死有りと見えぬ｣という御教示は､真実の仏様に恩を報じずに誹謗中傷し､仏様が説かれる正しい教えを信ずる人を誹謗すれば､｢横死｣に遭うことを仰せられたものです｡　次に､後半の｢孝養の者は又横死有るべからず｣とは､この罪を素直に改め､日蓮正宗の信心を行っていけば､転重軽受の御利益により｢正法誹謗｣の罪障は軽くなることを指しているのです｡　日蓮正宗を誹謗中傷する人は､急ぎ改心し｢正法誹謗｣の罪を懺悔すべきです｡特に｢正法誹謗｣の大罪を背負い、宗門を口汚く罵る顕正会員こそ､よくよくこの大聖人様の御教示を拝すべきなのです｡

2010年05月20日

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春季総登山会

しばらく忙しくて、なかなか更新ができませんでした。　3月28日の日曜日に富士大石寺で春季総登山会があり、私も参加してきました。春季総登山会のメイン行事として法華講連合会の総会があります。　総会には毎年３万人ほどの法華講員が、日本全国から富士大石寺に参詣し参加するとのことです。　私は春季総登山会の申し込み期間に体調を少し崩していたこともあり、翌日の仕事のことを考えると大石寺まで足を運ぶのにはちゅうちょしました。しかし、思い切って登山会に参加することにしました。　当日の法華講連合会の総会では、有り難くも日如上人猊下の御説法をお聞きすることができました。また、御隠尊の日顕上人のお元気そうなお姿がとても印象的でした。　そして、総会の後には御開扉を受けることも叶いました。　御開扉中に感じる不思議な安堵感や、富士大石寺の境内の清々しいたたずまいには、格別の感動が込み上げてきました。　大石寺からの帰りは、東名高速が大渋滞で家に着くのが遅くなってしまいました。しかし、私の心配とは裏腹にあまり疲れは感じず、次の日も元気に仕事に行くことができました。　また近いうちに御登山させていただきたいと思います。

2010年03月31日

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教学を学ぶ重要性について

毎年12月･1月は､顕正会員にとって教学を学ぶ貴重な時期ですが､そもそも教学を学ぶことはなぜ重要なのでしょうか？　宗門で出版されている『信心の原点（改訂版）』という冊子の14ﾍﾟｰｼﾞから16ﾍﾟｰｼﾞに､教学を学ぶ重要性がたいへん分かりやすく説かれているので紹介したいと思います｡　／／／／／／／／／／／　四､教学信･行･学の三番目にあたる教学は､大聖人が｢行学の二道をはげみ候べし､行学たへなば仏法はあるべからず…｣（諸法実相抄六六八頁）と仰せの様に大切な実践項目です｡　よく｢私は教学がないから｣とか､｢折伏に教学は必要ないから｣などという人が居りますが､大聖人様の御金言から拝すれば､自分自身の懈怠謗法や計我謗法をひれきしている事になります｡　教学は､正しい信心の方向性を誤らない為に､絶対に学ばなければなりません｡　その為に､朝夕の勤行の後で御聖訓の一節を拝読したり､一日に時間を決めて､御書を拝読する習慣をつける様にする事から始めます｡　｢此の経は相伝に有らざれば知り難し｣（一代聖教大意九二頁）と申されて居りますとおり､信心をあくまでも根本として､勉強会等で指導教師の御住職からきちんと筋道を立てて教えて頂く事が大切であり､｢信は学を求め学は信を深める｣と言われている様に､教学によって仏法の裏付けとなる道理がわかってきますと､何故信心せねばならないのか､何故信心をすると世間の人々から悪口を言われるのか等々､仏法に対する自らの疑問を解決することができ､自らの信心を支えていける様になります｡　また､独断･我見のない正しい信心の在り方や､折伏弘教に必要な知識もぐんぐん身についてきます｡　したがって､教学の必要性とは､信心を助け､支え補っていくところにこそあるといえましょう｡　教学のない信心は､浮薄な盲信となり､しばしば我見をさしはさんで信心の在り方を間違えたり､難にあったときには簡単に退転してしまいます｡　｢受くるはやすく､持つはかたし｣（四条金吾殿御返事七七五頁）と仰せのように､正しい仏法に対して無知で疑り深い､愚かな私達凡夫は､途中で仏道修行を怠ける心が起きたり､疑念や我見を抱いたりして､なかなか一生涯にわたって信心を持続する事は至難であります｡　教学が単なる世間の学問と違うのは､信の一字をもって学んでいくときに､ぐんぐんと奥深く正確に理解が進んでいく点にあります｡　そもそも｢仏法と申すは道理なり｣（四条金吾殿御返事一一七九頁）に貫かれた教えであり､且つ､｢一切は現証に如かず｣（教行証御書一一○六頁）といわれるほど実証を重んずる教えでありますから､疑いのための疑い､批判のための批判をいった､邪な姿勢を捨てて信をもってこれを学ぶならば､必ずや問題は氷解し､甚々の教義を会得していくことができるのです｡　／／／／／／／／／／／　※御書のﾍﾟｰｼﾞ数は､『平成新編御書』のﾍﾟｰｼﾞ数です｡

2010年01月20日

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御会式

10月13日は大聖人が御入滅あそばされた日です。顕正会ではこの日、本部会館に限り「御大会式」が行われます。　では、日蓮正宗ではどうしているのでしょうか？富士大石寺では、11月20～21日に宗祖御大会が奉修されています。　また、宗門末寺では、総本山の御大会の意義に準じて、御会式（おえしき）が奉修されているのです。　『大白法』の平成21年10月16日号に、「御会式に参詣しましょう」という記事があるので、以下に転載します。　「十月と十一月は、皆さんが所属する寺院において『御会式』が奉修されます。御会式は、弘安五（一二八二）年十月十三日、日蓮大聖人様がお亡くなり（御入滅）あそばされ、御本仏としての御境界を示されたことをお祝いする儀式です。　（中略）　御会式では、『立正安国論』と御歴代上人の申状を、御住職をはじめ御僧侶方が捧読されます。　（中略）　申状とは、御歴代上人が幕府や朝廷に対して折伏するために認められた書状のことを言います。また、国の権力者や代表者を折伏することを国主諫暁と言います。　（中略）　この申状捧読の儀式は、五百年以上も前の第九世日有上人の代から行われています。この儀式は、私たちが大聖人様の立正安国の精神を持ち、折伏に邁進するためにあるのです。ですから、申状捧読の儀式の最中は、手を合わせて拝聴し、御本尊様に折伏実践を誓い、『広宣流布（立正安国の精神をもって、南無妙法蓮華経の正しい教えを世界中に弘めて安穏な社会を築くこと）』が実現するように御祈念してください。御会式は、一年で最も大切な行事です。ぜひ、家族と一緒に参詣しましょう。」　御会式は、一年で最も大切な行事であるゆえに、法華講では、「毎日364日欠かさずお寺に参詣しても､御会式のたった一日の参詣ができなければ､本宗の信者ではない」とも言われてきました。

2009年10月30日

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元顕正会幹部の法華講員の体験発表‐2

（前回からの続き）しかし､法華講員と対論をすると､いつも釈然としない気持ちが残るのです｡いくら一方的に顕正会の正当性を訴えても､客観性がなければ破折もできないと思い､今まで浅井会長を中心として法門を見ていましたが､初めてそのﾌｨﾙﾀｰを外して､客観的に見てみようと思いました｡ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ等を通じていろいろと調べたところ､御本尊の件や戒壇論も含め､顕正会の理論はもう破綻していると認めざるをえませんでした｡｢時間の無駄だから法論は回避せよ｣との幹部からの指示の理由が判り､それまでの疑問が氷解し､顕正会はただの新興宗教でしかないことが判明していきました｡そして､顕正会はもう日蓮正宗には戻れないだろうと思わざるをえませんでした｡　国立戒壇論と12年間やっていた固執により､なかなか踏ん切りがつきませんでしたが､法義上の誤りを知りながら支隊長として指揮を執ることに､ついに耐え切れなくなり､ようやく観念してＥさんに電話をしました｡今までの非礼を詫びて素直に話を聞こうと､妻と共に大宣寺に何度か連れて行ってもらいました｡お寺の方々の様子や､御住職･菅野日龍御尊能化､Ｏ副講頭からお話を伺う中､浅井会長に植え付けられてきた誤解や偏見がなくなりました｡そして､意を決して顕正会での役職の辞退を上長に申し出ましたが､｢役職を降ろしたら退転するのだろう｣と断られました｡ならば強行突破との思いで､一切の連絡を遮断しました｡非礼だとは思いましたが､独裁国家からの亡命にも似た気持ちでした｡　その中､私を心配して､支隊員であり班長だったＨさんとその班員のＭさんが訪ねてくれました｡私が顕正会の誤りを破折していくと､たちまちに動執生疑を起こし､その晩二人は眠れなかったそうです｡そして妻とＨさんとＭさんをお寺にお連れして､御住職様に折伏していただいたところ､素直に決心し､私を含めた全員で御授戒を受けることが叶いました｡ようやくの思いで正法に縁することができ､長年心を覆い尽くしていた雲が､一気に晴れる思いでした｡その後､上長と話しましたが法義上の話はほとんどできず､学会による宗門誹誘を踏襲しただけの浅井会長の受け売り宗門誹謗や､｢貴様は無間地獄へ堕ちる｣と連発され､情けなくなりました｡　そしてたった一本の電話により除名が告げられました｡上長から､これで貴様は無間地獄確定だと言われ､一方的に電話を切られました｡除名の理由は､｢広宣流布の暁に建立する御遺命の本門寺の戒壇に対して､義はともかくとして何故『国立戒壇』の名称の用否に拘（こだわ）る必要があるのか｣と私が述べ､｢国立戒壇｣という言葉の要否だけを論じたことに対して､なぜかそれが御遺命否定とみなされました｡これが顕正会の実態でした｡国家を救うなどと表では嘯（うそぶ）きながら､無慈悲な組織の実態を最後に見せてもらい､長かった顕正会の呪縛がようやく解けました｡このことを御住職様にご報告申し上げたところ､｢除名になったのか｡よかったじゃないか｣と喜んでくださいました｡　そして12年間､夢にまで見た登山が叶いました｡大石寺に足を踏み入れ､山内に一歩一歩足を進めると､ようやく正法にたどり着いた感激は､言葉に尽くせませんでした｡すばらしい山内を見学させていただいた後､御開扉を受け､本門戒壇の大御本尊様と御法主上人猊下を直に拝したときには､いろいろな思いが一気にこみ上げ､有り難さと申し訳なさで胸が一杯となりました｡そして帰りに書籍類をたくさん買い込みました｡比べるのも恐れ多いのですが､書籍類の内容の充実､深さ､判り易さは､顕正会のそれとは､当たり前ながら全く比較にならず､初歩的なことや基本的な事柄も､法華講に入って初めて知ったことが多々あります｡　今は､かつての苦悩に沈んだ生活から開放され､妻共々､正法に浴せる生活に感謝の思いで一杯です｡以前は､朝が来ることがとても重く苦しく､なかなか布団から出られませんでしたが､御授戒を受けてからは､平日は五時きっかりに起きることができ､御給仕を申し上げ､歓喜の中､五座の勤行を申し上げ､御書の数ﾍﾟｰｼﾞを拝読してから出勤しています｡以前は､朝は定時ｷﾞﾘｷﾞﾘに会社に駆け込み､｢朝は遅く､帰りは早い｣などと椰揄され､仕事上のﾐｽを連発していました｡しかし､今は30分前には出社し､落ち着いて意欲的に仕事に取り組めるようになりました｡そして､常にｲﾗｲﾗしっ放しだった気持ちも､驚く程､穏やかになった気がします｡回り道をしましたが､正法に巡り合えた感激は言葉に尽くせぬ有り難さです｡　また､肝心の折伏ですが､Ｈさんと共に顕正会時代の同志を折伏していたとき､今は私やＨさんと会うだけで､何らかの処分があると脅されていることを聞きました｡しかし､例え何年かかろうと正法に縁させるべく御祈念申し上げ､かつての同志を折伏しきらんと決意しています｡申し訳なくもたいへんな罪障を積んでしまいましたが､下種三宝様に心から懺悔申し上げ､自身の罪障消滅をかけて折伏の列に連なり､｢破邪顕正の年｣の決意とさせていただきます｡　（終わり）　※原文では、体験発表の作者や登場人物の名前が本名で書いてありますが、当ブログに転載するにあたって、個人名はイニシャルで記載させて頂きました。

2009年09月08日

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元顕正会幹部の法華講員の体験発表‐1

ネット上に、元顕正会幹部の法華講員の体験発表（『大白法』平成16年3月16日号に掲載）が転載されています。非常に優れた体験発表であるので、私のブログにも転載させて頂きました。　この体験発表を読めば、｢御遺命守護完結｣を宣言したのに宗門に復帰できない顕正会､御本尊や血脈の問題、『顕正新聞』の多重購読､ずさんな入信手続きなど、現在の顕正会の抱える様々な問題が実感を持って理解できると思います。／／／／／／／／／／／　体験発表『顕正会12年間の呪縛が解けて』大宣寺支部･Ｏさん私は､昨年の10月18日に御授戒を受けました｡それまでは､かって日蓮正宗の一法華講でありながら総本山から解散除名処分を受けた妙信講が､後に改称した顕正会に､12年間籍を置き､活動していました｡私の家では､祖父が昭和28年に日蓮正宗に入信し､昭和50年に他界するまで創価学会で活躍していたそうです｡両親は入信していたものの､あまり熱心ではなく､祖父の死を機に創価学会をやめ､日蓮正宗の信仰とは全く無縁の状態となりました｡そして平成3年4月に私は再び御本尊様と縁をすることとなりましたが､それは顕正会だったのです｡ 6年ぶりに会ったかつての同級生の熱心な勧めにより､日蓮大聖人の崇高なるお振る舞いと仏法の透徹した道理に感嘆し､また｢お金は一切かからない｡功徳の体験がなければいつやめてもよい｣という甘い言葉を信用して､素直に顕正会に入信してしまいました｡最初は違和感を覚えた会合や活動も､しばらくすると染まってくるもので､浅井会長のｱｼﾞ演説と先輩に後押しされ､21歳という多感な青年期と相侯って､顕正会こそ宗祖の御遺命を守る唯一正しい団体と信じ込み､活動に没頭するようになりました｡やがて､男子部の班長､支隊長､総支隊副長と役職を与えられ､広宣流布に戦うのは顕正会しかないとの誇りと使命感のもと､｢誓願｣と称する勧誘ﾉﾙﾏを見つめ､毎日のように深夜まで活動しました｡時には明け方まで及ぶこともあり､多くの人を巻き込んで､多大な迷惑をかけてしまいました｡そのような中､以前同僚だった大宣寺の法華講員･Ｅさんをしつこく勧誘し､入会させてしまったのでした｡しかし､幸いにもＥさんは､かの独裁国家を彷彿とさせる｢総幹部会｣という会合に嫌悪感を示し､顕正会の経文に諸天供養がないことや大幅に簡略化された顕正会式勤行に疑問を述べ､また､ﾉﾙﾏ本位の強引な布教方法に呆れ果てすぐさま､顕正会を辞めていきました｡このときの縁が､後に私を正法へ導く縁となったのでした｡そして平成10年､本門戒壇の大御本尊様が正本堂より奉安殿に御遷座されると､顕正会では｢御遺命守護完結｣として歓喜に沸きました｡ちなみに当初､｢御遺命守護完結｣とは､大御本尊御遷座の他､宗門に国立戒壇論が蘇り顕正会が宗門復帰することを意味し､晴れて御登山が叶うとされていました｡しかしこれら会員の夢だったことが反故にされたのは申すまでもなく､釈然としない気持ちが残りました｡そのようなときに､Ｅさんと再会しました｡Ｅさんは､元顕正会員で現在､法華講妙観講支部の渡辺雄二氏の著書『顕正会からの脱出』を元に､顕正会の誤りを破折してきたのですが､私は話を全く聞こうとせず猛反発し､顕正会の自説を一方的にまくしたて､勝ち鬨（どき）をあげるといった始末でした｡不可能だと思っていた大御本尊御遷座が本当になってしまうと､浅井会長は宗門復帰を全く口にしなくなり､もう宗門に望むものは何もないと言いながら､かえって宗門や御法主上人に対する誹謗は激しくなり､顕正会はますますおかしな方向に走っていきました｡さらに｢御遺命守護完結｣の暁には､今までただの管長呼ばわりしてきた御法主上人を｢『日達上人･日顕上人』とお呼びさせていただく｣と言っていた会長が､突如｢66･67代の御相承は断絶した｡しかし､血脈は断絶せず｣と意味不明な事を言い出し､66､7代は歴代上人から削除せよと､それまでの自説を翻しました｡そして､次々と会館が建設され､そこには元日蓮正宗僧侶から受け取ったとされる､まだ真新しく見える大幅の日布上人御書写の御形木本尊が安置されていきました｡また自宅拠点に安置されていた､日達上人･日顕上人猊下御書写の本尊は､出所も真偽も不明の日寛上人の本尊に懸け替えられ､｢本当に正しい御本尊なのか｡なんで顕正会はこれほど御本尊を持っているのだ｣と大いに不安な気持ちになりました｡それから御書講義の回数がめっきり減り､教学誌は廃刊となり､近年中に発刊予定だった御書全集も一向に発刊されず､会長ばかりが賛嘆されるようになりました｡その後､Ｅさんには顕正新聞を送り続けていましたが､Ｅさんのほうも『大白法』を送ってくるようになり､宗門動向が知りたかったので､情報として『大白法』を活用しようと読んでいました｡読んで思ったことですが､浅井会長は､宗門や学会の動向について､発表の時期を遅らせたり､都合の悪い部分は知らせなかったりと､巧みに情報操作していることが判り､複雑な気持ちになりました｡しかも冷静な目で両紙を比べると､顕正新聞からは大聖人様の伝統法義は薄れ､会長の絶対化ばかりが強調されるような印象を覚え､『大白法』の紙面のほうが充実しているように見え､悔しいことにかなりｼｮｯｸを覚えました｡ちなみに顕正新聞は顕正会唯一の機関紙ですが､値段は『大白法』の倍の200円､郵送による1年間の定期購読をほぼ義務付けられています｡幹部には購読部数のﾉﾙﾏが課せられ､前年度の1割増しのﾉﾙﾏが設定されているのです｡しかし､どこも退転者だらけなのに目標は下がらないので､結果として幹部が自腹を切って目標部数の辻褄合わせをしていました｡入会歴の長い会員になると､1人で50部あるいは100部と､負担する部数が多く､年間1部8500円は結構な出費で､定期預金や保険を解約したり､ｻﾗ金に駆け込む人も珍しくありません｡私も､入信して1年経った頃､所属していた支隊が目標部数に届かなかったため10数部も負担することとなり､それ以来着実に負担部数が増え､部屋は顕正新聞で埋もれていきました｡顕正会の活動のことですが､多くの組織が､以前にも増して成果だけが目的とといった傾向に走り､その場だけ試しに勤行に参加した人も､｢入信報告書｣という書類に勝手に名前を記入され､入信者扱いされます｡入信者が育とうが育つまいが､あくまで成果第一主義でしたので､相手の納得など二の次で､｢とにかくやればわかる｣｢まず試してみろ｣｢やり方を覚えてみよう｣と一度でも勤行させることに執着します｡私の家は自宅拠点といって､顕正会の入信勤行を行う場になっていました｡私の家は､他の組織もよく利用していたため､いろいろな現場を目の当たりにしました｡｢これより入信勤行を始めます｣と言った瞬間､｢試そうと言われただけです｡なんで入信なんですか｣と困惑する人や､入信勤行が終わった途端数珠をつき返す人も少なくなく､また､玄関の表に｢お守り｣を置き､勤行が終わった途端に｢お守り｣を返してと言う人､強引に連れてこられたのか隙を見て逃げ出す人などなど､どこの組織もほとんどが､｢入信報告書｣を隠して入信勤行を行っていました｡顕正会は､死亡しても脱会のないｼｽﾃﾑなので､会員数に引き算がなく､実態のない会員が増え続けていきます｡成果に追われているため､深夜や明け方に｢入信勤行をやらせてください｣と頼まれることもありました｡活動している人の気持ちは痛いほど判るので断れず､日頃の勧誘活動と相侯って､慢性の睡眠不足に悩まされました｡会社に遅刻や突然の有休を取ったりと､やればやるほど経済的にも肉体的にも支障をきたしていきましたが､邪教の洗脳とは恐ろしいもので､これもすべて広宣流布のため､成仏のためなのだと耐えていました｡他の拠点責任者の中に､相次ぐ深夜の入信勤行の攻勢に夜逃げ同然に去ってしまった人が､私の知る限りでも3人程いました｡今思えば､どれも血脈の切れた本尊の害毒が原因だったと思います｡魔の入った本尊は､正常な感覚を失わせます｡勧誘のためならすべてを犠牲にし､無理な活動から組織ぐるみで借金を重ねる組織もありました｡このような状態でも､罰や無間地獄という呪縛に縛られ､生活はすべて顕正会一色とされ､会に対して疑問を抱けないようにﾏｲﾝﾄﾞｺﾝﾄﾛｰﾙされていきます｡（続く）

2009年09月07日

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大成功！「７万５千名大結集総会」

昨日､｢7万5千名大結集総会｣が富士大石寺で開催されました｡結集目標を大きく上回る7万8千名余りもの法華講員が参加し､大成功に終わりました｡顕正会の浅井会長は｢法華講員は実数わずか数万｣と発言し､法華講の組織が貧弱であるというｲﾒｰｼﾞを顕正会員に植え付けようとしていますが､今回の総会で法華講員が実際には少なくとも7万8千人はいることが証明されましたね｡一方､顕正会では3万人を超える大会は開催されていませんよね？この事実は､顕正会員の実数が3万人以下であることの何よりの証拠です｡単にたくさんの人を集めればいいというわけではないと思いますが､富士大石寺に法華講員が7万5千人も集まったということは､それはそれで大きな意義を持つと思います｡私は前日の25日の23時に出発し､7万5千大結集に向かいました｡ﾊﾞｽに乗り､翌日26日の早朝に富士大石寺に着きました｡私は病気持ちなので､車中泊は体力的にきついはずなのですが､今回の7万5千大結集はあまり疲れを感じませんでした｡疲れを感じるどころか､大石寺に着くと感動と力が体にみなぎってくるのを感じました｡大石寺に着いてからもあちこちに移動しかなり歩いたのですが､不思議と疲れはあまり感じませんでした｡私が今回の7万5千大結集で一番不安だったのが､翌日の体調でした｡案の定､自宅に帰ったのは夜12時ぐらいでしたが､今日の朝は気持ちよく目覚めることができ､疲れも残りませんでした｡今回の7万5千大結集は直前に体調を崩していたこともあり､不安を抱えての参加でしたが､大きな御守護を実感した登山となりました(^^)

2009年07月27日

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お講

／／／／／／／／／／　毎月、宗祖大聖人の御報恩講が全国の本宗寺院において行われています。　本宗においては、御本仏日蓮大聖人、一閻浮提総与の戒壇の大御本尊、そして、日興上人、日目上人以来代々の法主上人、すなわち、仏法僧の三宝を恭敬供養し、御報恩のためにお講が奉修されるのです。　総本山大石寺においては、古来この御報恩講が、毎月三回－日興上人の御命日の七日、大聖人の御命日の十三日、日目上人の御命日の十五日－法主上人大導師のもとに、全山の僧侶が御影堂に出仕して、営まれています。　末寺で行われているお講も、その根本精神は全く変わりがありません。まず、御本尊、日蓮大聖人、日興上人並びに日目上人等、歴代の法主上人にそれぞれ献膳申し上げ、懇ろに読経唱題した後、僧侶の説法があります。そして、このお講を通してお互いに信行学を深め、御報恩の道である正法広布の大願達成を誓い合うのです。　（中略）　私たちは、知恩報恩の一念をもって、欠かさずお講に参詣し、自己の信心をいっそう深めるよう心掛けるべきでしょう。そして、末法の三宝尊に感謝申し上げるとともに、真の御報恩の道たる正法広布に邁進することこそ肝要なのであります。　（『続日蓮正宗の行事』から抜粋）　／／／／／／／／／／　お寺から頂いたカレンダーに、「お講」のことが書いてあったので転載してみました。お講は毎月第二日曜日に行われています。顕正会員も早く日蓮正宗に帰伏し、大聖人への御報恩のため、お講に参詣しましょう。

2009年06月05日

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顕正会との訣別

晴れて顕正会員から法華講員になれた私でしたが、顕正会にどのタイミングで宗門に帰伏したと伝えるべきか？という問題がありました。　幸い御住職はしばらく宗門に帰伏したことを言わなくともよいとおっしゃって下さいました。私はその後の顕正会の会合等は体調不良を理由に全て欠席しました。　私が宗門に帰伏したことを顕正会側が察知する前に、自分が折伏して入信させた顕正会員に連絡を取り一連の経緯を説明しました。私が宗門に帰伏したと顕正会側が気付けば、私は組織から隔離され、顕正会員とは連絡が全く取れなくなるのは目に見えていたからです。　私が入信させてしまったある顕正会員に一連の経緯を説明すると次のように言われました。「まあでも、ありの君は顕正会に入信して結果的にはよかったんじゃない？顕正会に入ったおかげで宗門に行けたんだから」　私も実はその顕正会員の考えに深く同感します。顕正会に入信したからこそ、宗門のことを知り、宗門に帰伏が叶ったのですから。だから、私は顕正会に在籍していたことを決して後悔はしていません。　顕正会の幹部の一人一人は本気で国を救い、人を救おうとしています。顕正会の多くの幹部は純粋です。悪いのは、純粋な顕正会員を扇動し宗門を誹謗する浅井会長なのです。　私は意を決し、浅井会長の仏法違背を全顕正会員に知らしめるべく、筆を執り『顕正会員は宗門へ帰伏するべし』を書きました。　そしてこの書を浅井会長の自宅と浅井男子部長の自宅、顕正会の全国の会館・事務所、そして住所のわかる自宅拠点に送付しました。また、メールアドレスのわかる顕正会員にもメールで全員に送りました。　結果、中○男子第二部長からすぐに電話があり、除名処分を告げられました。しかし、私は顕正会の仏法違背を多少なりとも諌めることができ、清々しい気持ちになりました。

2008年07月18日

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日蓮正宗へ帰伏！

一週間ほど前にﾄﾁﾛ～さんと法論するべく富士大石寺に行きました｡そこで見聞きしたものは浅井会長の言うこととまるで違ったものでした｡私は顕正会と宗門のどちらが正しいかわからなくなり､後日宗門末寺を訪ねました｡ご住職より折伏を受け､ようやく愚かな私にも宗門だけが唯一正しい団体だとわかり御受戒（入信勤行）を受けました｡支隊長などに宗門に帰伏したと言うと､除名になり顕正会員とは全く連絡が取れなくなると思い､しばらくは支隊長にも何も言いませんでした｡（会合などは病気を理由に全て欠席）そして､意を決して『顕正会員は宗門に帰伏するべし』という文書を作り､全国の会館･事務所と住所のわかる自宅拠点に送付しました｡少しでも顕正会員が顕正会の誤りに気付いて欲しいとの想いからとった行動です｡今､信心ある顕正会員は続々と宗門へ帰伏しています｡この流れはこれからも加速していくことでしょう｡私のこの拙いﾌﾞﾛｸﾞをきっかけに顕正会の誤りに気付いて頂ければ幸いに存じますm(__)m

2008年06月30日

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日蓮正宗

日蓮正宗は日蓮大聖人の仏法を700年以上も正しく受け継いできた唯一正しい宗派です｡日蓮大聖人は御入滅に際して､第二祖日興上人に唯授一人の血脈を御相承あそばされました｡その日興上人が建立されたのが総本山･富士大石寺です｡現在､日蓮正宗の信徒数は約40万人です｡日蓮正宗の元信徒団体として､創価学会と顕正会があります｡また､日蓮正宗から別れた日蓮正宗正信会という元日蓮正宗の僧侶ｸﾞﾙｰﾌﾟもあります｡

2008年06月29日

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