顕正会の功徳-2
顕正会では体験発表などを通じて、難病が治った、大金を得た、仕事で大成功したなどの派手な大功徳が強調されます。しかし、末法における功徳の現れ方は「冥益」が中心となるのです。 冥益とは、長年にわたり信心をしていって、振り返ってみたら、その人の人格が大きく向上していたとか、病弱だったけどいつの間にか健康になっていただとか、家庭不和が解消して和楽の状態になっていたというように、日々積み重ねた功徳がいつしか大きな変化をもたらしたという功徳の現れ方をいいます。 例えば、毎日自分の顔を鏡で見ていても、変化していることには気が付きませんが、何年も前の写真と現在の顔を見比べてみると、「ずいぶんと歳をとったな」と気が付くものです。 御本尊の功徳もそれと同じで、「今日は功徳が出たか?」などと、毎日のように確認してもほとんど気が付かないかもしれませんが、長年経った段階で振り返ると、明らかに大きな実証が現れているのです。 もちろん、「難病が治った」という功徳も時にはあります。だからといって、難病を抱える人の皆が皆、入信したら直ぐに難病が治るということではありません。 やはり、1年、3年、7年と功徳を積み重ねていって、「こんなにも自分の身体が良くなっていた」という状態になるのが、末法における功徳の現れ方の中心なのです。